国で定めた再生可能エネルギーは7つ。太陽光、風力、水力、地熱、太陽熱、自然界の熱、バイオマス(動植物由来の有機物)。
日本の電気は海外から輸入した化石燃料を燃やしてつくっている。つまり日本人はエネルギーを買うのに、実は大手資本経由で海外に支払っている。その額数兆円。これは増税するより多い額を海外に
...続きを読む流していることになる。
一方で日本の自然に存在する太陽光や森や水は、特に地方で得やすい。
自分たちのお金を海外の産油国に支払うのではなく、自分たちの地域で回すこと。これらを実践している国内6カ所の地方の取材をされている。
設備投資数億円も2年で回収できるほどの売電収入と数億円規模の雇用等の地元還元事例など。
近年の大型台風による豪雨、洪水はここ100年で1.24℃温暖化によって空気中に含む牛分が7%くらい増加していること、海面の温度が上昇して日本の周囲に大気の川が成長していることなど、京都大学の先生の取材情報が盛り込まれています。
日本国の地方の活性化、我々の豊かな生活の在り方、地球規模での温暖化と再生エネルギーとの関係について考えるきっかけになる一冊かと思います。