梅前佐紀子の作品一覧

「梅前佐紀子」の「皓月」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 皓月
    4.5
    1~3巻990~1,881円 (税込)
    倭国を激しい地震が襲った。犠牲になった人々を慰めるため、推古天皇と蘇我馬子は、幼い宝姫王を齊王に任じた。一心に神に仕え成長した宝は、厩戸皇子の高い理想を胸に隋に向かう若き留学生、高向黒麻呂に出会う。互いに強く惹かれ合いながら、黒麻呂は旅立ち、宝は黒麻呂との約束を胸に一人待ち続ける。十五年が経ち、ようやく倭国に戻った黒麻呂だが、新羅の質として再び倭国を離れることになる。その前夜、ついに二人は一夜をともにするが……。

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ユーザーレビュー

  • 皓月

    Posted by ブクログ

    日本史の授業では必ず出てくる女王様の話☆
    この時代なので史実全てが明らかではなく作り話の部分も多いかと思いますが、主人公の姫として生まれた運命と、周りの野心剥き出しの豪族達の思惑と陰謀に振り回されながらも、一途な燃えるような恋をして輝き、そしてまた心底苦しむ姿が生き生きと描写されておりとても面白いです!脇役達もまた魅力的です。第一部ということで、次巻以降これからまた彼女の運命と、日本が国として動き出す話を早く読みたいです。

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    2012年08月09日
  • 皓月3 皇極・斉明天皇物語 第三部

    Posted by ブクログ

    面白いです。「筆力がある」というのでしょうか、文章も迫力があって、どんどん読ませます。
    一寸残念だったのは、前の巻と同様、やはり男女の愛憎主体の物語で、政治や国造りへの思いの表現が少ないことでした。

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    2015年09月17日
  • 皓月

    Posted by ブクログ

    (第1部と第2部合わせての感想です)
    非常に面白いです! でも一寸残念なところがありました。
    日本書紀をしっかり読み込んで、登場人物の関係図や、その後の出来事を頭に入れて、しっかり書いているように思いました。
    そして古代史ファンとしては、フムフム、こういう風に解釈したのか、あれへの伏線だなと思いながら読む楽しみがありました。
    また、場面、場面での筆力も素晴らしいです。
    一寸残念に思ったは、あまりに歴史を男女の愛憎でばかり書いていること、都合の良いようにその時々のストーリーを書いている傾向があることです。

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    2014年08月15日
  • 皓月2 皇極・斉明天皇物語 第二部

    Posted by ブクログ

    (第1部と第2部合わせての感想です)
    非常に面白いです! でも一寸残念なところがありました。
    日本書紀をしっかり読み込んで、登場人物の関係図や、その後の出来事を頭に入れて、しっかり書いているように思いました。
    そして古代史ファンとしては、フムフム、こういう風に解釈したのか、あれへの伏線だなと思いながら読む楽しみがありました。
    また、場面、場面での筆力も素晴らしいです。
    一寸残念に思ったは、あまりに歴史を男女の愛憎でばかり書いていること、都合の良いようにその時々のストーリーを書いている傾向があることです。

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    2014年08月15日
  • 皓月3 皇極・斉明天皇物語 第三部

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1巻未読。2巻既読。
    すっかり内容を忘れていたのだが、読んでいるうちに思い出した。
    3巻は大化の改新後~白村江の戦いへ。+後日談として壬申の乱ちょこっと。
    葛城と間人、小足媛と鎌足と鏡姫王の関係の解釈は面白いなぁと。
    ただ釈然としなかったのが後日談でいきなり大田皇女の密通と有間への思いが出てきたこと。
    墓の成り立ちから考えられたものかもしれないけれど、唐突過ぎてびっくりした。
    1巻未読のためかもしれないが、前半わりと葛城の視点が多かったのに、ラストへ向けて駆け足でアヤになっていったのが微妙でした。難波からの明日香戻りとか、理由付けが面白い展開だったのだけれど、孝徳崩御あたりから通史をなぞるだけ

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    2015年04月15日

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