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蘇我本宗家滅亡後、宝姫王たち大王家は様々な困難に見舞われていた。 葛城皇子と間人皇女兄妹の密通の発覚に続き、軽皇子(孝徳天皇)の暴政もあり、国内には不穏な空気が漂っていた。 一方で、韓半島の大きな動乱が今にも倭国をのみ込もうとしていた。 この倭国の危機を救うため、宝の最愛の人、高向黒麻呂が唐へ出発し、宝は再び大王に即位することになった。 だが、大王家に新たな火種が生じ、白村江の戦い、壬申の乱とさらなる苦境に陥っていく――。 長編古代史ロマン三部作、ついに完結!
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Posted by ブクログ
面白いです。「筆力がある」というのでしょうか、文章も迫力があって、どんどん読ませます。 一寸残念だったのは、前の巻と同様、やはり男女の愛憎主体の物語で、政治や国造りへの思いの表現が少ないことでした。
1巻未読。2巻既読。 すっかり内容を忘れていたのだが、読んでいるうちに思い出した。 3巻は大化の改新後~白村江の戦いへ。+後日談として壬申の乱ちょこっと。 葛城と間人、小足媛と鎌足と鏡姫王の関係の解釈は面白いなぁと。 ただ釈然としなかったのが後日談でいきなり大田皇女の密通と有間への思いが出てきたこと...続きを読む。 墓の成り立ちから考えられたものかもしれないけれど、唐突過ぎてびっくりした。 1巻未読のためかもしれないが、前半わりと葛城の視点が多かったのに、ラストへ向けて駆け足でアヤになっていったのが微妙でした。難波からの明日香戻りとか、理由付けが面白い展開だったのだけれど、孝徳崩御あたりから通史をなぞるだけのようになってしまったのが残念。
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皓月
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梅前佐紀子
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