作品一覧

  • 女性のいない民主主義
    4.2
    1巻1,034円 (税込)
    日本では男性に政治権力が集中している。何が女性を政治から締め出してきたのか。そもそも女性が極端に少ない日本の政治は、民主主義と呼べるのか。客観性や中立性をうたってきた政治学は、実は男性にとって重要な問題を扱う「男性の政治学」に過ぎなかったのではないか。気鋭の政治学者が、男性支配からの脱却を模索する。

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ユーザーレビュー

  • 女性のいない民主主義

    Posted by ブクログ

    私がいた欧州の大学では、政治学の講義においてリアリズム、リベラリズ厶に次いでフェミニズムとコロニアリズムの視点が用いられるのが一般的であった。
    この本は、そのようなジェンダーの視点で、日本の政治を丁寧に論じている本。
    全国民におすすめしたい。

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    2023年07月01日
  • 女性のいない民主主義

    Posted by ブクログ

    まず、政治過程論の導入書として非常に素晴らしい。一つの政治イシューがどのような経路を辿ってある政策に結びついていくのか、政治の力学を学びたい人にはオススメ。
    その上で、ジェンダーがどのように社会に、政治に影響を与えているのか、深い考察がなされている。
    東大教授の本ながら、新書として読みやすく、それでいて深みがある。
    興味を持った方は是非手に取ってみてほしい。(T.I)

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    2022年11月07日
  • 女性のいない民主主義

    Posted by ブクログ

    今まで読んできた政治学の本の中でトップレベルに読みやすく、そして新たな視点に気づかせてくれる新書でした。
    高校中学の社会の授業でやった方がいいんじゃないかな。
    今の日本は男性のための民主主義。女性活躍社会と名は打っても、実はそれは男性が働きやすい、または男性を助けるための政策でしかないということに気付きました。いやー、ほんと日本社会に絶望するわ

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    2022年04月13日
  • 女性のいない民主主義

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私たちが暮らしているのは人口の半分が不当に虐げられる社会である。はっきりとそれがわかる本でした。女性と男性の対立を生むことがフェミニズムなのではなくて、女性に不当な役割が与えられている社会構造の変革を求めるのがフェミニズムだと、この考えが男女共に広がればいいなと思いました。個人的に男性や周囲の環境にぶつけて来た怒りが対社会、公的な怒りになればよりよい社会もできてくるのかなぁと考えるきっかけにもなった。
    また、政治について全く知識のない(中学の基礎的な政治についても危うい)私でも用語の解説が入っていたり、段落ごとに話す内容が整理されていたりして理読みやすい本でした!

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    2021年01月01日
  • 女性のいない民主主義

    Posted by ブクログ

    有斐閣に勧められて
    今年読んだ本の中で1番響いた
    女性のもやもやの大部分が説明できると思う
    その分他の文献でも読んで比較しないといけない。
    この本を読むとやる気が出て気持ちが飛び出してしまうけど、冷静にならないと

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    2020年09月04日

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