作品一覧

  • ニュー・ダッド ──あたらしい時代のあたらしいおっさん
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    「おっさん=古いもの、いまの社会の悪しき土台を作ったもの」とみなされる今日この頃。それならいま「おっさん」はどこへ行くべきなのか? 国内外のポップカルチャーをヒントに、「あたらしいおっさん=ニュー・ダッド」たちの姿を見つめるエッセイ。ドラマ『ストレンジャー・シングス』、 映画『20センチュリー・ウーマン』、ブルース・スプリングスティーンやボン・イヴェールといったミュージシャン、 ゲーム『Detroit: Become Human』、漫画『クッキングパパ』といったカルチャーの中のニュー・ダッドたちから、一般人のパパ系インスタグラマー、プリキュア好きのオタクまで。

ユーザーレビュー

  • ニュー・ダッド ──あたらしい時代のあたらしいおっさん

    Posted by ブクログ

    さいきんモヤモヤと考えていたことに対して、解決の糸口を与えてくれるような本だった。取り上げられる作品もいちいち面白そうで、どれも見てみたくなる。(特に『ボージャック・ホースマン』…!)パートナーや親友のUくん、彼のお姉さんなど、周りのひとのあたたかさにグッとくる。

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    2022年10月16日
  • ニュー・ダッド ──あたらしい時代のあたらしいおっさん

    Posted by ブクログ

    映画・音楽批評家であり、「おっさん」好きのゲイである著者が、近年、鼻つまみ者になりがちな「おっさん」という存在を、海外や国内、3次元や2次元の様々な「おっさん」たちを通して語り、捉え直すエッセイ集。
    “知性”、“他者へのいたわり”、“自他の尊厳”や“多様性”。そういった堅苦しかったり、小難しかったりすることが、イケてる「おっさん」たちに託されて軽やかに、ユーモアたっぷりに語られている。

    あとがきで「いい男列伝」と書かれているように、本書に出てくるのは基本的にパーフェクトな中年男性なのだけれど、何度か紹介される作者の彼氏についてのエピソードは、対照的に毎回完璧ではなくて笑いを誘う。
    それだけで

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    2022年08月01日
  • ニュー・ダッド ──あたらしい時代のあたらしいおっさん

    Posted by ブクログ

    最高〜

    木津さんは確かにゲイのおっさんで、そういう視点で選んでいる(ヒゲでしっかりした体みたいな)とも言えるのだが、ストレートのひとでも、魅力を感じるのではというおっさんが紹介される

    本当の意味での男女平等は、女性自身の権利の主張だけでは達成され得ないと思うけど、こういう魅力的なおじさんたちは、その一翼を担うんじゃないかな(自分もそうなりたい)

    最後のbon iverと、友だちとのBBQパーティの話はすごくよかった
    これぐらい本当に好きなモノ、ヒトがあるっていうことって、すごく幸福感を高めてくれるだろうし、そういう存在がいたら、なれたらと思う

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    2023年08月19日
  • ニュー・ダッド ──あたらしい時代のあたらしいおっさん

    Posted by ブクログ

    StrangerThingsでの最高なイケオジに心を射抜かれた身としては頷きまくりな内容でした。木津さんのおじさんへの愛も溢れてて、素敵。

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    2023年02月23日
  • ニュー・ダッド ──あたらしい時代のあたらしいおっさん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    p9
    ハラスメントはセクシュアリティやジェンダーによらず問題であるし、ゲイ表象におけるハラスメントが笑いに転化するのはホモフォビックとすら言える。

    p147
     トキシック・マスキュリニティは便宜上「有害な男性性」と訳されることが多いが、本来「トキシック」には「有毒な」という意味合いがあり、つまり、当の男にとっても毒のようにじわじわ効いてくるものである。

    p210
    セクシュアリティと関係なく、男性が男性の優しさや思いやりにときめくのは自然なことだし、それがきっかけで悩みが和らいだり気持ちが楽になったりすることもたくさんあると思うからだ。


    映画や音楽のライターをされている著者の新しい「おっ

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    2022年09月18日

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