黒田小暑の作品一覧
「黒田小暑」の「ぼくはなにいろ」「まったく、青くない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「黒田小暑」の「ぼくはなにいろ」「まったく、青くない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
小説・文芸
Posted by ブクログ
黒田小暑『ぼくはなにいろ』小学館文庫。
初読み作家。
すらすらと読めるのだが、何とも息苦しく、少し辛い読書体験だった。
様々な事情を抱え、自分の殻にこもり、自分の価値を見失った人びとが少しずつ殻を打ち破ろうとする話だった。ストーリーも息苦しいのだが、背景に描かれた新型コロナウイルス感染禍が追い討ちをかける。
自分には余り共感出来なかったが、強く共感する読者も多いだろう。人それぞれ考え方が違うのだから当然だ。
交通事故で父親を失い、自らも身体に傷を負って以来、その傷を知られたくないという思いから、ひたすら人目を避けるようにに生きてきた祥司は、行きつけの居酒屋で一人の女性に出会う。
千尋という名のその女性は祥司には眩しいほど快活に見えていたのだが、彼女もまた過去のトラウマを抱えていた。
一方、スクラッチの宝くじを削ることだけを生きがいに父親の文具店を手伝う孝志朗は、その文具店に毎日のように訪れて、試し書きノートで絵を描き続ける不登校の絵美と知り合う。
本体価格850円
★★★★
Posted by ブクログ
何とも言えない、この人間関係やそれぞれの抱えているものや出来事が人それぞれあったり、依存したりすることが誰しもある。そして、始まったときには、終り始め、そして忘れていく、、
感想どう書けばいいかわかんないや笑
ランジの過去には共感したし、兄の言葉も刺さったなー、サミンの過去には、ものすごく読んでて良かった。ハルの秘密はそんな驚かなったなー、わりとそのままのハルが出ていたから。ギンマの甘えや逃げには、そこまで自分は逃げてはないが、少なからず、自分自身もある部分だと思った。
世の中でもこの人たちのような、人生を歩んでる人は少なからずいるんだろうなと思った。
最後の解説には、驚いた。そんなことあるんだなと。誰かが何かを起こそうとする際、多くの人は根拠もなく無理だと決めつけるものだ。という言葉に確かにそうだと思った。自分はギンマのように、作者さんのように、やりたいことに向かって全力で歩くことができていない。そして、自分も無理だと決めてしまいがちだ。けれど、全力で何か頑張れるようなことを見つけれたら、頑張って無理してでも全力を尽くしてみたいな、
by大学四年生
Posted by ブクログ
「You Tuber絶賛!新世代の小説家爆誕」というキャッチコピーに惹かれ、この本を手に取りました。
主な登場人物は同じ大学に通う4人の大学生たち。歌手としてメジャーデビューを目指すギンマの声に他の3人が引き寄せられた形で、4人は一緒にシェアハウスに住むことになります。差出人不明の白い封筒をきっかけに、4人の関係性、それぞれが持つ壮絶な過去、抱えている秘密が明らかになっていきます。
ギンマは、4人の中で最も非凡な才能を持っているにも関わらず、実は一番平凡な人生を送ってきたことに「この声さえなければ」と悩み、苦しみます。「何者にもなれない自分」を、ギンマはいろいろな人を巻き込みながら、受け入れていくのです。
登場人物たちが経験するいじめや貧困、親からの虐待など、読むのが苦しい場面もありますが、それぞれが自分の問題と向き合い、過去と折り合いをつけていく姿は、清々しく、そして少し寂しくなるほど後味が軽くて読みやすいです。
彼らにとっては「青くない」、でもやはり「青い」青春が描かれています。