作品一覧

  • ドキュメント 異次元緩和 10年間の全記録
    4.4
    1巻1,056円 (税込)
    世界的に例を見ない政策の舞台裏を徹底検証.黒田東彦日銀総裁の誕生秘話,「二並び」の背景,リフレ派の暗躍,知られざるドル危機の真実,唐突な政策修正の謎,YCC終結をめぐる攻防,初の学者総裁選出の経緯など.初めて開示される事実の数々から,当局者たちの思惑や動向,苦渋の決断に至る様が生々しく浮かび上がる.

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  • ドキュメント 日銀漂流 試練と苦悩の四半世紀
    4.4
    1巻2,750円 (税込)
    ゼロ金利,量的緩和,インフレ目標,政府との共同声明,異次元緩和――.異例の金融政策の背後で,いかなる議論や駆け引きが行われていたのか.日銀法改正から菅政権発足まで.日銀に密かに眠るオーラルヒストリーを基に,悲願の「独立性」を追い求めて後退戦を余儀なくされてきた新日銀歴代総裁の苦闘の歴史を白日の下に晒す.

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  • ドキュメント 通貨失政 戦後最悪のインフレはなぜ起きたか
    4.0
    1巻2,750円 (税込)
    ニクソン・ショックを端緒に,狂乱物価,円安,貿易赤字の「三重苦」に見舞われた日本経済.時の為政者や大蔵省や日銀のエリートはなぜ大混乱を防げなかったのか.当局者たちが残した膨大なオーラルヒストリーや私信,メモ等をもとに,近代経済史に残る一大事件の舞台裏を精緻に検証する.我々は半世紀前の失敗から何を学べるのか.

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  • 平成金融史 バブル崩壊からアベノミクスまで
    4.4
    1巻1,012円 (税込)
    昭和末期に拡大したバブル経済は、平成の幕開きとともに崩壊した。不良債権問題で多くの金融機関が行き詰まり、一九九七~九八年には北海道拓殖銀行、山一証券などが経営破綻。金融システムは壊滅寸前に至った。その後も混乱は続き、二〇〇八年にはリーマン危機に直面するなど、日本経済は長期停滞にあえぐ。金融当局は当時どう考え、何を見誤ったのか。キーパーソンによる貴重な証言を交え、金融失政の三〇年を検証する。

ユーザーレビュー

  • ドキュメント 異次元緩和 10年間の全記録

    Posted by ブクログ

    無機質な金融政策というテーマに対して、筆者の高度な取材力にもとづく、関係者の実名ありで展開される紆余曲折は、この10年に何があったのかを非常に手触り感のある形で読者に紹介してくれる良書。

    0
    2025年01月19日
  • ドキュメント 異次元緩和 10年間の全記録

    Posted by ブクログ

     あらゆるツテを頼りに、渾身のルポを書き上げ、経済に疎い素人でも読めるように、かなり分かりやすく解説している。安倍政権の、人事権を掌握して官僚達を言いなりにさせる手法は、ここでも有効に行われたわけだ。日本人は今地獄からの出口を探っている状態にいるようだ。安倍一強を生み出した国民が、巨大な負債を背負っていかなければならないのだという思いを新たにした。

    0
    2024年12月13日
  • ドキュメント 異次元緩和 10年間の全記録

    Posted by ブクログ

    多分、世の中の95%の人は、それほど楽しめない本だと思うが、、、
    20年、円金利を生業にしている私にとっては「よくぞここまで!」とうなるくらいの、深い取材に基づくドキュメント

    登場するすべての人を知っていて、あの時のこの発言の裏には、こんなやりとりがあったのかと、改めて確認できたり、、、

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    2024年10月16日
  • ドキュメント 異次元緩和 10年間の全記録

    Posted by ブクログ

    これが経済小説だったらどんなに面白いエンターテインメントだったろう。しかし残念ながらこれはドキュメントだ。こんな無謀な社会実験に日本国民を巻き込んで、結果トヨタを始めとする輸出産業と、海外に生産子会社を持つグローバル企業、そしてインバウンドに関わるごく小さな業界を為替誘導で潤しただけ。おまけにトリクルダウンも起こらないから、アベや黒田が待ちに待ったインフレや円安が逆に多くの国民を困窮に追い込んでいる。これで実験成功という認識なら政治家、政策責任者として失格と言わざるを得ない。
    この十年の異次元緩和で得た最大の成果は、デフレはインフレと違って貨幣現象ではなく、所詮は日銀が操作できるものではなかっ

    0
    2024年06月02日
  • ドキュメント 異次元緩和 10年間の全記録

    Posted by ブクログ

    臨場感がすごいです。「へえ、こんなことがあったんだ。こういう話だったんだ。」と答え合わせができる感覚。もちろん、真実というより事実として。国の舵取りや金融政策の判断等、重い責任を背負って、よく頑張るなと思いました。テレビを通すと政治や行政は腐敗している印象を持たされてしまいますが、やっぱり頑張っているよね、と安心します。
    壮大な実験がこれからも続きますが、「先進国」なんだから後続の国が参考とするような鮮やかな「成功」 となるよう期待しています。

    0
    2024年05月05日

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