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  • ヒトラー演説 熱狂の真実
    4.1
    1巻968円 (税込)
    ナチスが権力を掌握するにあたっては、ヒトラーの演説力が大きな役割を果たした。ヒトラーの演説といえば、声を張り上げ、大きな身振りで聴衆を煽り立てるイメージが強いが、実際はどうだったのか。聴衆は演説にいつも熱狂したのか。本書では、ヒトラーの政界登場からドイツ敗戦までの二五年間、一五〇万語に及ぶ演説データを分析。レトリックや表現などの面から煽動政治家の実像を明らかにする。

ユーザーレビュー

  • ヒトラー演説 熱狂の真実

    Posted by ブクログ

    ヒトラーの演説にスポットを当てているが簡単な年表を示してくれたり、ヒトラーの心情が演説に与えた影響にも触れてくれたりと、非常に読みやすかったです。
    特にオペラ歌手の手ほどきで発生からジェスチャーまで研究していたというところは面白かった。
    結局、ヒトラーには演説しか力を発揮できるところはなく、政治や軍事に関してはほとんどセンスがなかったのだなぁと思いました。演説というヒトラーの持つ唯一の力を発揮できなくなる状況において、みるみるうちに没落していく様には哀れさを感じました。

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    2025年11月13日
  • ヒトラー演説 熱狂の真実

    Posted by ブクログ

    ・歴史的背景や世界情勢と共に、ヒットラーの残した演説から150万語分(速記されてたり、映像、音声で残っているもののみ)を、ナチスが与党になる前と与党になった後で分けて分析している
    ・どのような演説がされて、ヨーロッパを戦禍に巻き込んだのかが描かれていた
    ・ナチスが独裁していた頃も選挙結果だけ見れば、国民に望まれてたように見える。しかしナチスの資料には、党員ではない国民には「距離を置かれていた」又は「嫌われてた」ことが書かれていた
    ・ナチスの蛮行は全く支持できず、悪魔だと思う
    ・ヒットラーも独裁者として人間性は最悪だった
    ・しかし、演説家としてみると、群集心理学を学び、弁論術を学び、オペラ俳優か

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    2022年10月08日
  • ヒトラー演説 熱狂の真実

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ヒトラー演説 - 熱狂の真実 (中公新書) 新書 – 2014/6/24

    2015年8月24日記述

    高田博行氏による著作。
    アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)の演説データを集め分析を加えた上で
    ナチ運動期、ナチス政権の勃興から終わりまでの変化を読み解いていく。

    自分の知らないヒトラーの側面を知った思いがする。
    私たちの抱くヒトラーのイメージは当時のナチスの狙い通りのイメージのままだ。
    (ある意味ナチスのプロパガンダは優秀だったということだろう)

    飛行機をチャーターし全国を遊説しまわった選挙活動というのは凄い。
    今の時代でもある程度参考になりそうだ。
    (当時は野党でありラジオ

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    2021年12月09日
  • ヒトラー演説 熱狂の真実

    Posted by ブクログ

    結局、最後に勝つのはラジオでもネットワーク配信なのでもなく、目の前にいる人間とラウドスピーカーなのであるという現実。

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    2019年06月07日
  • ヒトラー演説 熱狂の真実

    Posted by ブクログ

    ヒトラーの演説を、6つの期に分けて分析。
    私たちが最もよく知るヒトラーの映像は、彼が最も勢いを持っていた時代のもの。
    その後、政権を掌握し、政情が悪化するころには、聴衆の熱気は失われ、ヒトラー自身も演説の意欲を失っていたという。

    歴史の舞台裏を見て驚愕する、一冊。

    これを、歴史書ではなく、自分の仕事(スピーチやセミナーで人を動かす仕事)にしようと思ったので、「ビジネス実務」としました。

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    2018年04月25日

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