作品一覧

  • 花と頬
    完結
    4.9
    全1巻1,210円 (税込)
    稀代の新鋭が描く高校生男女とその家族のひと夏の物語。ガールミーツボーイを主軸に人々の過去と現在が交差する航跡のその先に「未来」への確かな手応えが心に残る全1巻。
  • あなたとは眠れない 1巻
    完結
    4.0
    全1巻990円 (税込)
    「花と頬」で注目の新鋭による8本の読み切り連作シリーズ+「花と頬」の人気キャラ・モグちゃんの青春時代を描いた「雪も積もらない」三連作も収録。静かな余韻が長く続く読後感は唯一無二です。
  • おとなのずかん改訂版 1
    4.0
    1~3巻693円 (税込)
    彼は愛する男ではなく初対面の女と結婚する 亡くなった男友達・ハルキから 渡された一枚のメモに書かれていたのは、 自身の子ども・キキを“あげる”という 驚きの言葉だった。 「ただハルキって人間が好きだった。」 そう思うほど大切に想い、 彼と家族になりたかった男・クドーは、 キキと“本当”の家族になるため その日出会ったばかりの女・布紗子に 結婚を申し込むが…!? 男友達と家族になりたかった男と人助けをしたい女が結婚したら…? 新たな大人のあり方を問う、“家族”の物語。
  • おとなのずかん改訂版 【単話】 1
    3.0
    1~21巻89~217円 (税込)
    男友達と家族になりたかった男と、 人助けをしたい女が結婚したら・・・? 一人の子どもが繋ぐ赤の他人の同居譚。 亡くなった男友達・ハルキから 渡された一枚のメモに書かれていたのは、 自身の子ども・キキを“あげる”という 驚きの言葉だった。 「ただハルキって人間が好きだった。」 そう思うほど大切に想い、 彼と家族になりたかった男・クドーは、 キキと“本当”の家族になるため その日出会ったばかりの女・布紗子に 結婚を申し込むが…!? 新たな大人のあり方を問う、“家族”の物語。

ユーザーレビュー

  • 花と頬

    Posted by ブクログ

    分かりやすい要素がない。そう編集者に評されたとされるこの作品だけれど、じっさい人生にわかりやすい盛り上がりも展開なんてものもない。他人のこと以上にわからない自分のことで手一杯で、だからこそ傷つきながら、迷いながら、傷付けながら手探りで進んでゆく。生きるのは痛いこと。誰もが痛みを抱えている。すぱりと切れ味のよい薄い紙のように切り付けて、血が出てしまう。そんな作品である。

    0
    2022年06月14日
  • 花と頬

    Posted by ブクログ

    本当に、切れ味鋭いナイフのような。勢いよくではなく、静かに刃先が引かれてそっと血が出るような作品。
    それはそれは静かに痛く、これまでの漫画の在り方をひっくり返す天才的な作品じゃなかろうか。

    面白いか?
    ー痛い。

    もう一度読みたいか?
    ー痛い。

    あとがきがまた興味深く、「作品として成り立ってない」なんて言ったのは、どこのどいつだ出てこいよ と真っ向から談判したい念に駆られる。
    この作品を世に出してくれたことに感謝したい。
    最近見ないレベルの骨太で気骨ある作品です。

    0
    2020年10月20日
  • 花と頬

    Posted by ブクログ

    あとがきの言葉を読んで、「わかりやすい要素がない」ことこそがこの漫画の魅力なのだと気づいた。
    大仰な喜怒哀楽、ドラマチックな過去なんかは確かに作品のインパクトにはつながるけれど、そのぶんキャラクター自身を殺してしまう場合もあるんじゃないかな。

    『花と頬』に出てくる、頬子や八尋くんを始めとするキャラクターたちは、ちゃんと「生きている」のが伝わってくる。ほんとうにこの世界のどこかで、この物語はいまも進行しているのではないかと思わせてくれる。
    これは「わかりやすい要素がある」作品では絶対に描けないことなのだと思う。

    小説を読んでいてこういう感動をおぼえることは何度かあったのだけど、漫画ではこれが

    0
    2020年08月21日
  • 花と頬

    Posted by ブクログ

    本を閉じてから、はぁぁ〜ってなんとも言えない溜息が出た。
    あとがきにも、「わかりやすい要素がない」なんてあったけど…なんてことない会話ややり取りが非常に丁寧で、とても大切なものなんだなぁって伝わってきた。
    温度とか、空気の質感、匂いとかこんな感じなんだろうなぁ〜と容易に想像できる作品が基本好きなのですが、久しぶりに出会えて嬉しいです。
    作品の、彼らのその先が見える終わり方で、終始爽やかなとても良い作品です。

    0
    2020年06月12日
  • 花と頬

    Posted by ブクログ

    なんてヘヴンリーな漫画だろう。ちょうどいい距離感で話してくれる。私はその低い声を聞きながら窓の向こうでゆれる木々を見ている。愛することは近くにいることだけじゃないんだね。

    0
    2020年02月11日

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