おとなのずかん改訂版 1

イトイ圭

彼は愛する男ではなく初対面の女と結婚する

亡くなった男友達・ハルキから
渡された一枚のメモに書かれていたのは、
自身の子ども・キキを“あげる”という
驚きの言葉だった。

「ただハルキって人間が好きだった。」
そう思うほど大切に想い、
彼と家族になりたかった男・クドーは、
キキと“本当”の家族になるため
その日出会ったばかりの女・布紗子に
結婚を申し込むが…！？

男友達と家族になりたかった男と人助けをしたい女が結婚したら…？
新たな大人のあり方を問う、“家族”の物語。

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 青年マンガ
• 出版社: 小学館
• 掲載誌・レーベル: ビッグコミックスピリッツ
• シリーズ: おとなのずかんシリーズ
• 電子版発売日: 2022年04月28日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 51MB

[ブクログ · ★★★★☆]

人の心のすれ違いを、可能な限りさりげなく、言葉少なに、でも絵は緻密に、というスタイルの作者が連載、というのは無理がある。100mダッシュを繰り返しながらマラソンするようなもので、それはそれで面白い。作者もうまくペース配分してるようだが、ところどころに深い穴が見え隠れする。

[カフェ · ★★★★☆]

キキの一見おませさんのようで実に愛らしい言動にキュンとします。この塩梅が素晴らしすぎて天才かって思いました。「しるべーぬ」たらふく食べさせたい。

[ブクログ · ★★★★☆]

それぞれが他人同士の家族もの。有名な作品では「SPY×FAMILY」だが、それに近いと言えば近い。ただあれほどビジネス？政略？ではないかも。

「男友達と家族になりたかった男と人助けしたい女が結婚したら…？」（帯より）。

主人公は、亡くなった友人の子を引き取る。その友人に似た女性を見かけて突然結婚を持ちかけ女性はそれを受ける。
男と友人との間に何かあったわけではない。ただの友人関係のエピソードばかり。友人の子、女の子の顔は、たしかに友人と呼ばれる人に似ている。それくらいで、男が友人のことを好きだったことが納得できるかというと、どうもよくわからない。また女性はなぜ人助けをしたいのか。これから少しずつわかってくるのかな。そしてこの後この3人の関係がどう変わっていくのか。楽しみです。