作品一覧

  • 神々の明治維新 神仏分離と廃仏毀釈
    4.2
    1巻1,012円 (税込)
    維新政権が打ちだした神仏分離の政策と、仏教や民俗信仰などに対して全国に猛威をふるった熱狂的な排斥運動は、変革期にありがちな一時的な逸脱にすぎないように見える。が、その過程を経て日本人の精神史的伝統は一大転換をとげた。日本人の精神構造を深く規定している明治初年の国家と宗教をめぐる問題状況を克明に描き出す。

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ユーザーレビュー

  • 神々の明治維新 神仏分離と廃仏毀釈

    Posted by ブクログ

    新たに体制を作るということは色々な犠牲を強いるものなのだなと。
    奈良の興福寺の話や神田神社の話など、興味深い。
    例えば、るろうに剣心における維新政府の見方なども、こういう所から来ているのだろうと思ったり。
    現代の真宗は今の時代をどう捉えているのだろう。もう戦うことはないのか、知らないところでやはり戦っているのか。
    色んなところにある神社を見る目が変わりました。もしかしたら、と思って見ると、やはり!となります。

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    2025年09月23日
  • 神々の明治維新 神仏分離と廃仏毀釈

    Posted by ブクログ

    神仏分離と廃仏毀釈のことは今までなんとなく知っているつもりになっていたが、思っているのとは全く違った。
    神仏分離と廃仏毀釈のほか、国家神道の成り立ち、キリスト教の扱い、日本的信教の自由の成立までが勉強できる。

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    2020年10月27日
  • 神々の明治維新 神仏分離と廃仏毀釈

    Posted by ブクログ

    名著であると思う。明治維新期の日本における諸宗教の動向と国家神道への道筋が分かりやすく論じられている。それらの動きを担う日本社会の諸階層、集団の意識と行動を丹念に実証しながら、大変動期の日本宗教の動きをトータルに描いている。1979年発行の岩波新書だが、今日では硬すぎて出版困難だったかもしれない。

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    2018年04月12日
  • 神々の明治維新 神仏分離と廃仏毀釈

    Posted by ブクログ

    幕末、新政府によって「国体神学」がその思想の中心に据えられると、それまでの日本人の信仰の姿は一変。この人為的な信仰の再編成のために行われた「権威のある神々」以外の排斥はこんなにも凄まじいものだったのかと、現在の信仰のかたちにさえ疑問を抱くことになる一冊。

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    2019年04月10日
  • 神々の明治維新 神仏分離と廃仏毀釈

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    織田信長,豊臣秀吉,徳川家康の宗教政策を前史とし、明治維新とともに起きた神仏分離と廃仏毀釈について、深く,広く紹介している。

    いろいろな場所に行き資料を拝見したり,いろいろな人にお会いしお話しをお聞きすると、腹に落ちて納得できることも多そう。

    あちこちに行きたくなる本です。

    参考文献も多く,時間をかけて勉強してみたい。
    天皇制を考える際の基礎資料となるかもしれない。

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    2012年10月07日

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