作品一覧

  • 旅して学ぶ台湾

    旅して学ぶ台湾

    ビジネス・実用

    4.7
    1巻1,034円 (税込)
    近年は旅行先としても人気が高く,ジェンダー平等や人権教育の先進性,半導体産業などさまざまな面で注目される台湾.先史時代から現代までのその通史を研究者がわかりやすく解説し,学びに役立つ関連スポットや旅のおすすめコース,年表を掲載.修学旅行の事前・事後学習や,旅をして学びを深めたい人に最適の1冊.

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  • もっとアジアを学ぼう 研究留学という生き方

    もっとアジアを学ぼう 研究留学という生き方

    ビジネス・実用

    -
    1巻770円 (税込)
    ひとつの地域に住み込み、フィールドワークや資料収集に没頭する生活。単なる学生生活や海外赴任では見えない、ディープな体験とは。 もっとアジアを学ぼう。学ぶためには留学に出かけよう。「留学」と一口に言っても、この語の意味するところは様々である。夏休みや春休みを使っての語学留学もあれば、正規の学生として海外の学校に学び、幾年もかけて学位を得るという留学もある。この本が皆さんにお勧めしようとするのは、そのどちらでもない。大学院生やポストドクターなどが自分で計画を立て、その計画を実現するために渡航先へ赴き、現地の大学や研究所などに、訪問研究者や外国人研究生の資格でお世話になる。そうして、一年や二年という期間を区切ってフィールドワークや資料収集に没頭するという、いわば「研究のための留学」である。時には現地で学会発表をしたり、論文を世に問うたりする機会もあるだろう。以下、この本の中で「留学」という言葉を断りなく用いる際には、この種の留学を指すものと思っていただきたい。(本文より抜粋) 【目次】 はじめに(水口拓寿) 一 留学を通して出会ったもの 1 新たな研究手法との出会い(岩城考信) 2 葬儀が教えてくれたこと (胎中千鶴) 3 ベトナム留学を通して出会ったもの(俵寛司) 二 留学先との繋がりは続く 1 住宅に刻まれる一九世紀後半から二一世紀後半に至る家族の歴史(岩城考信) 2 台北孔子廟と私の一〇年 (水口拓寿) 三 留学成果を活かす 1 永遠の「観察者」としての「調査者」(岸保行) 2 大地震と台湾社会 (胎中千鶴) おわりに(水口拓寿) 【著者】 水口拓寿 武蔵大学人文学部准教授。 2000年度松下アジアスカラシップにより台湾の中央研究院民族学研究所に留学。本シリーズではこれまでに『風水思想を儒学する』(2007年)を執筆。 胎中千鶴 目白大学外国語学部教授。 1998年度松下アジアスカラシップにより台湾の中央研究院歴史語言研究所に留学。本シリーズではこれまでに『植民地台湾を語るということ―八田與一の「物語」を読み解く』(2007年)を執筆。 俵寛司 考古学者。 2001年度松下アジアスカラシップによりベトナムのベトナム国家大学ハノイ校ベトナム研究・文化交流センターに留学。本シリーズではこれまでに『境界の考古学―対馬を掘ればアジアが見える』(2008年)を執筆。 岩城考信 呉工業高等専門学校建築学科准教授。 2004年度松下アジアスカラシップによりタイのチュラーロンコーン大学社会調査研究所に留学。本シリーズではこれまでに『バンコクの高床式住宅―住宅に刻まれた歴史と環境』(2008年)を執筆。 岸保行 新潟大学経済学部准教授。2005年度松下アジアスカラシップにより中国の香港大学日本研究学系に留学。本シリーズではこれまでに『社員力は「文化能力」―台湾人幹部が語る日系企業の人材育成』(2009年)を執筆。
  • 葬儀の植民地社会史 帝国日本と台湾の〈近代〉

    葬儀の植民地社会史 帝国日本と台湾の〈近代〉

    ビジネス・実用

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    1巻4,400円 (税込)
    葬儀は、その社会の価値体系が集約的に示され、最も重んじられる儀礼である。植民地支配の中で葬儀がどのように日本化されていったのか、受容・抵抗・やり過ごしを通し、支配・被支配双方の「近代」を見つめ直す。 本書のテーマとして取り上げたのは、「植民地期の葬儀の変容」である。どの時代や地域においても葬儀は、その社会の価値体系が集約された儀礼であり、日常の暮らしのなかで人びとが重視し、その形式を維持継承しようとするものである。漢族の地方文化圏として、すでに一つの成熟期を迎えつつあった清末台湾漢族社会においても、それは伝統的価値体系を端的に示す事象だった。 しかし一八九五年から開始された日本の台湾統治は、まさに「近代」と表裏一体であり、「近代化」の名のもとに現地社会ではさまざまな伝統的価値観が否定されていった。その「植民地近代化」の過程で、葬儀という伝統的な儀式が、どのように変容したのか、あるいはしなかったのか。これらを歴史学の手法で分析・検証することは、支配者と被支配者の心情が複雑に絡み合う植民地社会の実相に、日常の視点から迫る手だてとなろう。(本文より抜粋) 【目次】 はじめに 序章 一章 伝統社会の葬儀と死体 第一節 伝統社会の葬儀 第二節 伝統社会と死体 二章 衛生と死体──統治期初期の死体と火葬をめぐる状況 第一節 植民地統治と死体 第二節 密葬と火葬 三章 植民地支配と葬儀──一九一〇~二〇年代を中心に 第一節 「旧慣」としての葬儀 第二節 郷紳層と葬儀 第三節 民族運動と葬儀 四章 台南墓地移転問題 第一節 都市と墓地 第二節 住民と墓地 小結──移転問題の結末 五章 皇民化政策と葬儀 第一節 戦時下の葬儀のゆくえ 第二節 改善葬儀の周辺 第三節 文学作品のなかの「葬儀改善」 六章 植民地の日本仏教──臨済宗妙心寺派の活動を中心に 第一節 台湾における臨済宗妙心寺派の活動 第二節 日本仏教と寺廟整理運動 第三節 日本仏教化する葬儀 終章 あとがき 主な参考文献・略年表・索引 【著者】 胎中千鶴 立教大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。 現在、目白大学、立教女学院短期大学非常勤講師。 主な著書論文に『植民地台湾を語るということ:八田與一の「物語」を読み解く』(2007年、風響社)、「日本統治期台湾の齊教に関する一視点」(『史苑』第60巻第2号)などがある。
  • 叱られ、愛され、大相撲! 「国技」と「興行」の一〇〇年史

    叱られ、愛され、大相撲! 「国技」と「興行」の一〇〇年史

    ビジネス・実用

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    1巻1,925円 (税込)
    日本の伝統文化にして「国技」とされる大相撲は、一方で八百長疑惑や「横綱の品格」をめぐって、世間から叱られ続けている。この「叱られ体質」は、いつから、何に由来するのだろうか。大相撲100年の「叱られ、愛された歴史」を、「スー女」を自認する著者が丹念に掘り起こした意欲作。明治42年(1909年)、落成したばかりの相撲常設館、その名も「国技館」の「玉座」で、8歳の少年が相撲を観戦した。この少年――明治天皇の皇孫、のちの昭和天皇に愛されたことが、大相撲の黄金時代と深い苦悩の始まりだった。「国技」とは一体何か。「初っ切り」や「相撲甚句」「化粧まわし」は、「国技たる武道」の堕落ではないのか? 本書には、それぞれの「相撲道」を模索した人々が登場する。植民地台湾に力士100人を招いた任侠の親分。東京の相撲界に反旗を翻し、大阪で「角力」を興した異端児。「相撲体操」を考案し、台湾や満洲で相撲教育に邁進した熱血教師。勃興したスポーツジャーナリズムの中で、独自の相撲論を展開するインテリ力士。戦地慰問に疲労困憊しながら連勝記録を樹立した大横綱。そして1945年11月、焼け野原の東京、損壊甚だしい国技館に満場の観客を集めて、戦後初の本場所が開催される。「国技」と「興行」のジレンマに悩みながら、いつも愛され、そこにあった大相撲の近代史。

ユーザーレビュー

  • 旅して学ぶ台湾

    Posted by ブクログ

    赤松美和子、洪郁如、胎内千鶴、山崎直也、劉彦甫「旅して学ぶ台湾」(岩波ジュニア新書)
    台湾の歴史を記述しつつ台湾への修学旅行のガイドにもなるようにと企画された本だそうだ。ただ歴史の本として読んでも充実している。
    1. 先史時代からオランダ時代:長く台湾はオーストロネシア系の人たちが多くの民族に分かれて住んでいた。16世紀には倭寇が、17世紀にはポルトガル人やオランダ人がやってきた。特にオランダ人は南部に城を築き貿易の拠点とした。またオランダ人は労働力として漢人を呼び寄せ土地の開墾を行った。
    2. 17世紀半ば、大陸で明が滅び清が興ると明能力遺臣の鄭成功がオランダ人を追い出し台湾に鄭氏政権を作る。その後、清が鄭氏を滅ぼし台湾統治を始めた。初期には本土からの移民を抑制したが後期には福建系、客家系の移民がどんどん入ってくるようになった。19世紀後半になると欧米諸国との貿易が始まり、また開国した日本が軍を進出させるなど事態が流動化した。
    3. 日清戦争後1895年には台湾が日本に割譲された。ただし現地人の抵抗により実際に全土を統治するには時間がかかった。日本は初めての植民地としてインフラ整備、法律も制定、教育や医療・衛生の充実に努めた。ただし明確な差別構造もあったし、先住民族の反乱や陰惨な掃討もおこなわれた。
    4. 日本の敗戦後、中華民国政府軍が台湾に進駐した。当初は中華民国に大きな期待があったが近代化が進んでいた台湾現地の人にとって本土からの人による統治に違和感を持つ人が増えた。1947年に大規模な暴動と暴力的な鎮圧が起きた(2.28事件)。その後、1949年には中国本土で国民党は共産党に敗れ、蒋介石は台湾に中華民国政府を移転した。この過程で本土から台湾には100万人以上が移動した。蒋介石は台湾にある中華民国政府が中国を代表すると主張したが次第に虚構的なものとなった。内乱を理由に戒厳令が敷かれ、国民党一党による権威主義的統治が続いた。その中で経済的には1960年代以降高度成長が続いた。
    5. 蒋介石と息子の蒋経国が死去した後、台湾生まれ能力李登輝が総裁となると民主化が始まった。議会も中国全土から選出されたまま終身任期となっていた議員を引退させ台湾内の選挙で議員を選出するようになり、1994年には総統も国民の直接選挙で選ぶようになった。その後2000年には民進党の陳水扁が総統になった。2008年には国民党の馬英九が国民党政権を奪回、中国との融和政策を進めたが中国依存度が高まることへの警戒もあり「ひまわり学生運動」が起きた。2016年には民進党の蔡英文が総統となった。
    各章の末尾にはその時代を代表する史跡も紹介されている。

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    2026年10月03日
  • 旅して学ぶ台湾

    Posted by ブクログ

    来月末から台湾へ旅行に行くので、それまでに台湾の歴史を知っておきたいと思っていたところにちょうど良い一冊が発売されたと聞き、ジュンク堂で購入。
    旧石器時代から現在までという長い歴史を通して、地理的要因から様々な外部からの影響や人を受け入れてきたことが分かった。それゆえの『台湾人』としてのアイデンティティに苦しんでいるとあったが、この様々な人が混ざり合っているからこそ固定概念が壊されやすく、人権の面では議員の女性比率が高かったり、アジア初の同性婚法制化が実現したりするのではと感じた。

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    2026年09月06日
  • 旅して学ぶ台湾

    Posted by ブクログ

    近々台湾旅行を計画していて、少しでも台湾について知りたかったので、歴史や政治・文化を1冊で学べる読みやすい本を探して辿り着いたのがこの本です。

    とてもよくできた一冊です。ジュニア新書なので若い方向けではありますが、大人だって十分学ぶことができます。

    各章で学んだことを現地で体験できるよう、関連スポットの紹介とおすすめの見学コースが紹介されているのも観光客にはありがたいです。

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    2026年09月01日
  • 旅して学ぶ台湾

    Posted by ブクログ

    台湾の地をオランダが統治していた時代があったとは、初めて知った。その後、鄭氏、清朝、日本、中国の国民党による統治が行われてきた帰趨からして、多様である意味、複雑な歴史を辿ってきたことが分かった。
    章別に著者が分かれているが、私には第5章「民主社会の実現と続く葛藤」がもっとも読み応えがあった。

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    2026年08月16日
  • 旅して学ぶ台湾

    Posted by ブクログ

    【旅して学ぶ台湾】 赤松 美和子ほか 著

     「これ、本当に『ジュニア版』ですか?」と言いたくなるほど、しっかりした内容です。修学旅行や個人旅行の際の参考にとのことですが、平易な文章で台湾の歴史とお薦めスポットが紹介されています。

     つい400年前まで文字がなく、台湾の「古代史」については謎が多いようですが、それ以降から現代までの台湾の通史が理解できる入門書と言えます。何となく、「国民党が台湾に逃れて…」程度しか知らなかったのですが、地理的に微妙な位置にある上、多くの先住民がいて、統治や民主化についての多くの事件が発生。それが故に、日本よりも進んだジェンダーやマイノリティへの配慮が行き届いている実態もわかりました。各パートでは、関連した「お薦めスポット」が紹介され、これ1冊持っていけば、台湾の歴史と共に観光がばっちり楽しめる工夫がなされています。

     台湾には1度しか行ったことがなく、当面、予定もないのですが、台湾の中華料理はガチ美味しいと聞いており、その際には必携したい1冊です。

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    2026年08月04日

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