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  • アート・オブ・フリーダム 稀代のクライマー、ヴォイテク・クルティカの登攀と人生
    4.7
    クルティカは僕にとってまさに理想のクライマーだ ―― 山野井泰史 ポーランドが生んだ偉大な登山家、ヴォイテク・クルティカは、 ヒマラヤの難峰を厳しいラインから、アルパインスタイルで攻略してきたクライマー。 その大胆な発想、先進的なラインは、世界中のクライマーを魅了し続けてきた。 本書は、その登攀と人生を丹念にたどる一冊。 チャンガバン南壁(1978)、ダウラギリ東壁(1980)、ブロード・ピーク縦走(1984)、 ガッシャブルムⅣ峰西壁(1985)、トランゴ・タワー東壁(1988)、チョ・オユー南西壁(1990)……。 アルピニズムの歴史に衝撃を与えた登攀を振り返る合間に、その登山哲学が明らかにされる。 クルティカにとり、山は単なる冒険ではなかった。 人生の本質を見いだすための旅、それはすなわち「山の道」だった。 2017年にアメリカで刊行後、すでに6カ国で翻訳出版された、待望の日本版。

ユーザーレビュー

  • アート・オブ・フリーダム 稀代のクライマー、ヴォイテク・クルティカの登攀と人生

    Posted by ブクログ

    クライマーとは何かという問いに対して、一つの解であることをはっきりと感じられる良書です。
    フリーという言葉にすら縛られず、自由にそして賢く生きる姿がとても印象的でした。

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    2021年12月01日
  • アート・オブ・フリーダム 稀代のクライマー、ヴォイテク・クルティカの登攀と人生

    Posted by ブクログ

    大切なのは、生きて帰ること。

    自分が生きていることの尊厳を証明するために、目標はとにかく高く。ただし標高は問題ではなく、ひたすらルートの美しさをひたすらに求める。

    彼らにとってクライミングは日常であり「なぜ登るのか?」は、もはや意味をなさない。とにかく「どうすれば美しく登れるのか?」という問いだけが、彼らには重要。

    だが、いったん命の危険が迫った時は、法を犯そうが、家庭を壊そうが、仲間が断固進むを言い張ろうが、とにかく直感が働いた時は、退く、かわす、逃げる。

    ポーランドの登山家、ヴォイテク・クルティカは、間違いなくヒマラヤに数々の偉大な足跡を残した登山家だが、時に入山許可を得るために堂

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    2020年03月29日
  • アート・オブ・フリーダム 稀代のクライマー、ヴォイテク・クルティカの登攀と人生

    Posted by ブクログ

    山井泰史さんの「垂直の記憶」もぐいぐい来たけど、この本で対象となるポーランドのアルペンスタイルのクライマー、ヴォイテク・クルティカも同じ匂いを感じた。頂上よりも過程を重視する、難しい壁を楽しんだ後の退屈な頂上へのアプローチはマストではなく不要という考え方は、求道的でありながら、傲慢さはあまり感じられないのがこのクルティカという人の特異さと感じられた。たぶん二回離婚しているから、家族から見たら傲慢というか、自分に正直だったのだろうと思うけど、そのシンプルさは魅力的。クライミングの描写も本人が書いていないからこその客観的な視点が好ましい。

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    2020年01月26日

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