ジャック・フットレルの作品一覧
「ジャック・フットレル」の「思考機械の事件簿」「思考機械の事件簿」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ジャック・フットレル」の「思考機械の事件簿」「思考機械の事件簿」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ホームズのライバルとして描かれたアメリカ発のミステリ。とても読みやすい短編集で、思考機械と呼ばれる男と新聞記者がバディとなって難事件を解決していく。ホームズにおけるバディのワトソンは聞き役に徹しているイメージだが、こちらのハッチンソンくんは教授の指示通りに動き、時には教授以上の働きを見せるときもある。ていうかめちゃくちゃなオーダーすらこなしていくので、割とハッチンソンの役割が大きい。そこがホームズたちとは違うかもしれない。古きミステリながらとても読みやすく面白かった。ただただタイタニック号の事故によって亡くなってしまったのが残念でならない。
Posted by ブクログ
「海神の晩餐」に出てきたので。
シャーロック・ホームズのライヴァルの一人とされる、
「思考機械」ことヴァン・ドゥーセン教授のミステリーで面白かった。
シャーロックよりさらに頭脳派というか非肉体派で、
小柄で瘦せていて蒼白い顔という外観はちょっと典型的だが、
常に切手を持ち歩いているとか、
不可能ということばにいらいらするとか、
女性については何も知らないと断言するとか、
面白かった。
電話交換手とか、ガス燈とか、
夜間の12時間労働とかいろいろ小道具も面白かったが、
動機や容疑者を足止めしたメモの内容が
明かされない事件があったのが少々不満。
解説によると、このシリーズは
Howdniet
Posted by ブクログ
『《思考機械》調査に乗り出す』
死に際の老人の役を個人的な仕事として引き受けたフランク。依頼人ホールマン氏の明らかな詐欺行為として思考機械に相談を持ち込む。
『謎の凶器』
楽屋で殺害された女優。被害者の肺からは全ての酸素が吸い出されていた。
『焔をあげる幽霊』
ハッチストン・ハッチが目撃した燃える幽霊の謎。失われた宝石の謎。
『情報洩れ』
ライバルに情報が漏れている。しかし秘密を漏らせる人間がいない。タイプライターを使った暗号。
『余分の指』
問題のない指を切り落として欲しいと頼む婦人。そして指が無い死体が発見される
『ルーベンス盗難事件』
盗まれたルーベンスの油絵、容疑者は別の絵を模
Posted by ブクログ
『思考機械(シンキング・マシーン)』は、本名を「オーガスタス・S・F・X・ヴァン・ドゥーゼン」といい、哲学博士(PH.D.)、法学博士(LL.D.)、王立学会会員(F.R.S.)、医学博士(M.D.)、そして歯科博士(M.D.S.)といった、肩書きと名前とでアルファベットの殆どを使ってしまうという、驚くべき人物である(それにしても、長い名前だこと)。
1887年に誕生した、シャーロック・ホームズの人気を皮切りに、各国から、それに続けとばかりに現れた個性的な推理ものの中に於いて、この思考機械シリーズは、1905年の『十三号独房の問題』で初登場し、その彼自ら刑務所の独房内に入り、そこから見