作品一覧

  • メガトン級「大失敗」の世界史

    メガトン級「大失敗」の世界史

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,078円 (税込)
    とてつもない大失敗をやらかした時には、本書を読むといい。人類がどれほどあんぽんたんで、救いようのないヘマを繰り返してきたか。世界27ヶ国で訳されたユーモラスなベストセラー。 人間はあんぽんたんにできている! 世界27か国+3か国で翻訳刊行のベストセラー! とてつもない失敗をやらかした時には、迷うことなく本書をお読みください。人類がどれほどヘマを繰り返し、救いようのない災いをまき散らしてきたか。過って木から落ちた人類の祖先ルーシーから、国を滅ぼし、生物をもてあそび、環境を破壊した、人間のあんぽんたんぶりを思い知るための、あまりにユーモラスな痛恨列伝。
  • とてつもない嘘の世界史

    とてつもない嘘の世界史

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻2,530円 (税込)
    話題のフェイクニュースから、デマ、国家の嘘、商業上の嘘、集団妄想まで、歴史上の真実でないものをとことん追究。『とてつもない失敗の世界史』の著者が贈るメガトン級の「嘘」列伝!
  • 世界の破滅を信じた人たちのとんでもない世界史

    世界の破滅を信じた人たちのとんでもない世界史

    小説・文芸

    3.0
    1巻2,970円 (税込)
    世界の終わり、最後の審判、終末などの考えは、地震、隕石、大洪水、戦争、疫病などへの恐怖とともに、世界の歴史でつねに物議を醸してきた。陰謀やカルト教団、預言者たちの驚くべき物語。 「世界の終わり」と「終末の日」に取り憑かれてきた人類史 『メガトン級「大失敗」の世界史』著者による、全く新しい人類史! 黙示録、最後の審判、文明崩壊、予言、カルト教団、集団パニック、大洪水、干ばつ、飢饉、大火、隕石、地震、疫病、戦争……。 「世界の破滅」には、最後の審判、ハルマゲドン、キリストの再臨、蘇る死者、カルト教団、核戦争、宇宙戦争、パンデミック、世界終末時計などのイメージがある。 本書ではそのすべてが取り上げられている。多くは、太古以来のじつにさまざまな終末の予言と、その預言者、予言を信じて終末に取り憑かれてきた人たちだ。 著者によれば終末には予言がつきもので、「世界の終わりが迫っている」という予言で、人は終末が来ると信じ、その預言者を信じる。 1530年代にわずか数年の間に終末教派の指導者になったヤン・マティアスは街を占拠し、君主司教を追い出したが、最終的に訪れたのは世界の終わりではなく本人の終わりだった。彼は君主司教の軍に囲まれて切り刻まれた。 強烈なのは、おそらくメアリー・ベイトマンだ。 1806年、彼女が飼っているめんどりが産んだ卵の殻に「キリストの再臨が迫っている」という文字がはっきりと刻まれていた。人々は終末が迫っている兆候だとばかりに次々と見物に訪れ、メアリーは見物料として1ペニーずつ徴収し、最後の審判で天国に入れてもらうための紙切れまで販売した。 あたり前だが悪事はバレてしまう。産み落とされた卵に自分で文字を書き、その卵をめんどりの腹に押し込んで戻し、もう一度産ませていたのである。根っからの詐欺師だった。 他にも、エイリアンが宇宙船に乗ってきて洪水から救ってくれると信じた預言者や、最終的に集団自殺を行う終末カルトの指導者などが次々と登場するが、予言が当たったという例は、この本にはない。 終末の予言は、歴史を何千年遡ろうと的中したことがないのである。 それでも、人はなぜか終末の予言と預言者を信じ、終末が訪れるのを期待を込めて待つ。 しかし終末とは、決して訪れないただのフィクションなのだろうか。 核戦争、AI、気候変動など。本書では、学校で習わなかった世界史の逸話がちりばめられていて興味が尽きない。 著者 トム・フィリップス Tom Phillips ロンドンを拠点に活動するジャーナリスト兼ユーモア作家。ケンブリッジ大学で考古学、人類学、歴史学、科学哲学を学び、バズフィードUKの編集ディレクターとして、深刻な報道からユーモア記事まで幅広く扱ってきた。テレビや議会でコメディーを披露。その後は、ニュース記事の事実関係の真偽を確認する慈善団体フルファクトの編集に携わる。おもな訳書に『メガトン級「大失敗」の世界史』『とてつもない噓の世界史』(いずれも小社刊)がある。 訳者 寺西のぶ子(てらにし のぶこ) 京都府生まれ。翻訳者。訳書に、ラティ『資本主義で解決する再生可能エネルギー』、ブース『英国一家、日本を食べる』『英国一家、日本をおかわり』、ジャクソン『不潔都市ロンドン』、タッカー『輸血医ドニの人体実験』、レヴェンソン『ニュートンと贋金づくり』、シャンキン『スパイゲーム』など多数。

ユーザーレビュー

  • メガトン級「大失敗」の世界史

    Posted by ブクログ

    人類の「発展」の歴史のなかには、びっくりするほどたくさんの大失敗が存在する。それを面白おかしく、紹介してくれるのが本書だ。酷すぎて笑えない事例も多く含まれる。

    まずは「頭のおかしい」皇帝たちの話。君主制によくある話だが、オスマン帝国においても、世継ぎを争う血なまぐさい争いが繰り広げられた。争いが大きくならないよう、いちど皇帝が決まると、その兄弟を殺すならわしがあった。だが、後継がいない状態で皇帝が死んでしまい、兄弟もいなかったとすれば王朝は途絶えてしまう。だから保険のためにスペアの兄弟を残しておいて「鳥かご」に入れることを思いつく。ムスタファ一世は、兄の死去に伴い「鳥かご」から出されて皇帝になったが、もっぱらクスクス笑い続け、重要な報告の最中に宰相の顎ひげを引っ張り、ターバンをはたき落とした。それも無理はない。生まれてこのかた、最初の12年は兄に命を狙われて過ごし、次の14年は「鳥かご」に監禁されてアヘンを吸い、女とだらだら過ごしていただけなのだから。あまりに酷かったので、前王の息子オスマン二世に倒されて「鳥かご」に戻された。これで一安心かと思いきや、オスマン二世は軍部といざこざを起こして殺されてしまう。「頭のおかしい」ムスタファ一世の返り咲きだ。幽閉中に正気に戻るわけもなく、酷い政治を続けたのでまた退位させられて、今度はムラト四世が王位についた。彼は「鳥かご」出身者ではなかったが、とりわけ頭がおかしかった。コーヒー禁止令を出して大衆の怒りを買うだけでなく、隠れてコーヒーを飲む者がいれば、じきじきに町を夜廻して斬り殺した。そして、少しでも気に食わないことがあると、聞いている音楽がよくないとか、話し声がうるさいとか、女だからとかという理由(!?!?)で処刑した。最終的には酔っ払って出会い頭に見つけた者を斬り殺していた。ムラト四世が肝硬変で死ぬと、イブラヒムが「鳥かご」から出てきて即位した。もちろん、頭がおかしかった!性的嗜好が行き過ぎており高価な毛皮が大好きで国費は枯渇した。彼も退位させられて、封建的な絶対君主制から現代の官僚制に移行していくことになる。オスマン帝国は存続し、めでたしめでたし!いや、犠牲を払い過ぎだ。

    ところ変わりまして、中国。毛沢東主席は、その公衆衛生対策が導く結果への配慮が欠けていたために、何千万人もの死を招くことになった。
    マラリアを広める蚊、ペストを広めるドブネズミを撲滅するだけでなく、(専門家の意見をろくに聞きもしないで)ハエとスズメも撲滅することにした。鬱陶しいからからという理由と、穀物を喰らうからという理由によってだ。それは徹底的に行われた。子どもからお年寄りまで中国人全員が義務を果たすべく、ハエ叩きから拳銃まで携えて武装し、「戦士たるもの、戦いに勝つまで撤退してはならない」と「人民日報」は書いた。そして、人びとは戦闘に勝利した。その戦闘の結果、推定1億羽のスズメが駆除されたが、突如として天敵のいなくなった中国のイナゴは、毎日が正月だとばかりに祝い始めた。集団になって巨大な雲のようになって作物を荒らしまわったのだ。そして大飢饉になった。
    ここから得られた教訓としては、(その影響があらかじめ分かっていない限り)自然を荒らしてはならないということだが、2004年に中国政府はSARSウイルスの発生を受けて、哺乳類の大量駆除を命じている。

    アメリカでも全世界を巻き込んだ大失敗があった。しかもこちらはほとんど確信犯だ。むかし、自動車はよく「ノッキング」した。つまり、坂道を登る時など、エンジンに負荷がかかるとガタガタと揺れて車の動きが悪くなる。発明家のトマス・ジミリーはこれを解決するため、ガソリンに混ぜて使うアンチノック剤の開発を試みる。最初に見つかったのはヨウ素だったが、ヨウ素は高価すぎてダメだ。その代わりに見つけたのが鉛だった。しかし、鉛には毒があり、高血圧や肝臓疾患、(特に子どもの)脳の損傷の原因となる。鉛の毒性は何千年も前から知られていた周知の事実であったにもかかわらず、アンチノック材として鉛が使われ、全世界で利用されてしまう。結果、多くの心臓病や知的発達障害をもたらすことになった。しかもタチが悪いことに、ジミリーはその時点で無害なアンチノック剤を見つけていた。エタノール、つまりアルコールである。ただ、エタノールは自宅でも簡単に作れるし、酒屋から酒を買ってきて入れるだけだから商品化しても儲からないぞ、となって却下されてしまっていた(!?!?)。

    有鉛ガソリンは今では使用されなくなったが、人類はいまも二酸化炭素を排出し続けている。温暖化、気候変動が進んでも、二酸化炭素がその証拠であるという確たる証拠はないと言って、目を塞いでどんどん石炭を燃やす。これまでしてきたように、今回も大失敗するだろうか。本書をよめば、多分そうだろうと思わざるを得ない。人間の脳はあんぽんたんにできているのだ。しかし、あるいは、もしかしてもしかすると、本書がベストセラーになった今、今度こそ歴史から学んで違う選択ができるようになるかもしれない。



    0
    2023年08月13日
  • メガトン級「大失敗」の世界史

    Posted by ブクログ

    人類の侵してきた数々の失敗を面白かしく紹介しつつ、示唆に富む見解が示される。
    農業の産んだ弊害、コロンブスの犯した致命的な計算ミス、ポリウォーターの幻想が面白かった。

    0
    2024年09月27日
  • メガトン級「大失敗」の世界史

    Posted by ブクログ

    見方や書き方を変えるだけでこんなにも歴史上の事象や人物の印象が変わるのかと思い知らされた。
    どんなにすごい人でも人並みにバカをしてると思うとちょっと失礼だけど嬉しくなった。
    ただ、面白かったで済ませてはいけないなとも思った。閉じ込められて終わるのは辛い。

    0
    2024年05月13日
  • メガトン級「大失敗」の世界史

    Posted by ブクログ

    230万年前のサバンナで人類の始祖とされた女性、ルーシーがいた。
    ルーシーは木に登っており、そこで落ちて死んだ。
    と、人類は人類として始まった時から失敗続きの歴史である。
    本書では様々なカテゴリについて(政治統治・植民地・戦争・環境汚染)いわゆる「人災」により多数の人が死亡したり被害を被った例を紹介している。

    直視すると気が滅入る内容だと思うが、ユーモラスに描かれているのサクサク読み進められる。

    ただし今後にありうる失敗についてはちょっと恐ろしいと思った。

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    2024年02月17日
  • メガトン級「大失敗」の世界史

    Posted by ブクログ

    ・いろんな時代で、いろんな人が、いろんな失敗をしてきたことを伝える本。読むと気が滅入るし、気が楽にもなる。
    ・イギリスっぽい皮肉なユーモアがたっぷり。小難しい歴史の話も、にやっと笑いながら読めた。
    ・おもしろすぎて嘘みたいな話が盛りだくさん。
    ・だからこそ、各話題の出典を明示してほしかったな〜。どこまで信頼できる話なのか分からんので。

    0
    2024年01月04日

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