S J モーデンの作品一覧
「S J モーデン」の「火星無期懲役」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「S J モーデン」の「火星無期懲役」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本作の特徴を箇条書きにすると以下の通りだと思う。
・SF
・ミステリ
・火星
ストーリーを一言でいうと、生きているうちに刑の見込みがない囚人を即席でトレーニングし、火星に送り込んで、NASAの正式な探査チームが到着する前に、恒久的な火星基地を建設させる。
こういうものです。
そして、これをNASAから請け負っている企業があって、その企業が所有している幾つかの刑務所から囚人を選び出しているのです。
これっておそらく、欧米では旧来、囚人を訓練して軍人とし、戦争に送り出すという習慣があるから発想されるのかな。日本ではないですよね。
しかし囚人、しかも死刑囚とか途方もない懲役刑(これも日本ではない
Posted by ブクログ
何か技術を持った死刑囚たちが、地球ではなく火星で、無期懲役のように死ぬまで働き続ける話。
火星に行くまでの展開で「友達」ではないけれど「上手くやっていける人たち」として希望のある気持ちにさせての火星に着いてからの展開は本当にしんどかった。
それらを踏まえた上で、フランクが最後の相手に向けた言葉、どんな思いで発せられたものだったんだろう。
『星を継ぐもの』の時も思ったけど、SFで専門用語がめちゃ出てきて謎解きをするくだりはとても苦手だ。目が滑るし、説得力のあるミステリは求めていないので。
そもそもミステリの要素いるか?感だった。
「なんと!あいつは!!ヤク中だったのだ!!!」みたいな
Posted by ブクログ
そうだよな~
「火星の人」では(ほかの作品でも)生存可能な施設から
物語がはじまるけど、何もないところに、
それも死と隣り合わせの、救援も期待できない、
何か欠けても年単位で待たなければならない、
戻ることすら困難な、そんなところに
一歩を踏みださなければならない、そういう人が
必要なんだよな~、と。
ミステリーサイドは正直ちょっと期待外れ。
でも読み終わってみて、章の初めに書かれている
記録が何を意味しているのか、読み終わったあとに
読み直して、物語を背景、舞台裏から完全にして、
囚人たちの、火星での人類のサバイバルが
いかに過酷であるのか、って思いにつながる。
続編は気になります。