作品一覧

  • The Power Law(ザ・パワー・ロー) ベンチャーキャピタルが変える世界(上)
    4.3
    1~2巻2,090円 (税込)
    インテル、アップル、グーグル……。世界を変えた企業の誕生と成長を演出したベンチャーキャピタルの内実を活き活き描く、興奮のノンフィクション。 ・数多のスタートアップから原石を見つけ、世界を変革する巨大企業へと導くベンチャーキャピタル。彼らは、何に突き動かされ、どうやって企業(創業者)を見極め、どう育てて、莫大な投資収益を生み出していくのか――。 ・数百人にわたるインタビューで多くの関係者を取材、「The Power Law(べき乗則)」が支配するベンチャーキャピタルの世界--数少ない成功が、巨額の利益を生む--の秘密を解き明かす。 ・スティーブ・ジョブズ、孫正義、ジャック・マー、イーロン・マスク、ジョン・ドーアなど世界的に活躍する登場人物が織りなすストーリーはまさに発見と驚きの連続で、エンターテインメントとしても超一級の読み物となっている。
  • グリーンスパン 何でも知っている男
    4.0
    1巻6,380円 (税込)
    「マエストロ」は、なぜ間違ったのか? 金融危機を境に評価が一変した稀代のFRB議長の人生と時代を描き切り、中央銀行の本質的な課題を明らかにした傑作!  FT/マッキンゼー「ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー」受賞! ■ジャズ音楽家からエコノミストに転身、リバタリアン・自由放任の哲学を信奉した時代を経て、経済通の実証派エコノミストとして歴代政権と関わる中で信頼を確立。政治的な駆け引きの力も発揮し、「何でも知っている男」としてアメリカの中央銀行、連邦準備理事会(FRB)議長に就任。内外の経済危機を乗り越え、「大いなる安定」を実現し、「マエストロ」「万能議長」という名声も獲得する。だが、2008年金融危機を契機に「悪党」としての烙印さえ押され評価は失墜する――。 ■幼少期からエコノミスト、政治的人間としての歩み、連邦準備理事会議長としての軌跡、金融危機に至る経緯を、アメリカ経済・政治の変容と重ね合わせて描く。徹底した取材で読ませる文章を書くジャーナリストが、本人へのほぼ無制限での取材、5年にわたる取材・調査・執筆によって掘り起こした事実関係をもとに、スクープ級の発見も含めてバランスよくグリーンスパンの人生と時代を描き出す。グリーンスパン自身も「必ずしも私のことを好意的には扱っていないが、正しく書けている」と最大級の賛辞を送っている。 ■「何でも知っている男」グリーンスパンは、誰よりも市場の効率性を疑い、その非合理的な側面、バブルの必然性について認識していたのに、なぜ危機の発生を防ぐために行動しなかったのか? 金融の安定(資産価格、金融システムの安定)と物価の安定は、どうすればともに実現できるのか? グリーンスパンにできなかったことを将来世代は達成できるのか? ■若き時代には連邦準備制度の創設を「アメリカ史における歴史的な惨事」と評した人物自身が中央銀行を司るに至ったプロセス、その思考、観察と行動を通して、現代の中央銀行が直面する重大な問題を浮き彫りにする。金融の未来を展望するための洞察に富むと同時に、民主主義社会における、傑出した人物をめぐる人々の崇拝と慢心、その失敗に対する無慈悲な批判、錯覚に警鐘を鳴らす。 欧米メディアなどで相次ぐ本書への高い評価! ○ジョージ・S・エクルズ経済文献賞受賞、ニューヨーク・タイムズ紙2016年注目図書、外交問題評議会2016年最優秀図書、エコノミスト誌2016年優秀図書 ○「グリーンスパンのキャリアだけでなく、50年にわたるアメリカ経済の成功と失敗をめぐる物語を描いた傑作」(ウォールストリート・ジャーナル) ○「多くの人に薦めたい……この本はフェドウォッチャーだけでなく、戦後のアメリカ経済や政治の歴史に関心のある人なら誰でも楽しめるだろう」(ベン・バーナンキ) ○「素晴らしい……マラビーはグリーンスパンがいかにして頂を極めたのかを描いている。それは、面白い物語以上のものだ」(ニューヨーク・タイムズ) ○「戦後の国際金融の世界で最も重要だと言ってもよい人物についての魅力的でバランスのとれた研究だ」(マーヴィン・キング)

ユーザーレビュー

  • The Power Law(ザ・パワー・ロー) ベンチャーキャピタルが変える世界(下)

    Posted by ブクログ

    特に第9章、第13章が最高に面白かった。
    ハンズオン支援を一切やらなくなり、あくまで創業者のために投資を行うスタイルがピーター・ティールのファウンダーズ・ファンド。

    資本構成の見直しから経営の執行・監督まで幅広く関与し、創業者ではなく会社のためのバリューアップとは全く真逆にスタイルが2000年代に出てきた後、

    少しだけアンドリーセン・ホロウィッツにより揺り戻しが起こり、会社のためのバリューアップに力点が置かれるようになった。

    よく「VCはバリューアップできるものなんて何もない」という人もいるが、そういう人はまずこの本を読むべき。歴代の著名VCがいかにしてスタートアップを助けてきたがわかる

    0
    2025年10月11日
  • The Power Law(ザ・パワー・ロー) ベンチャーキャピタルが変える世界(上)

    Posted by ブクログ

    ソフトバンクの孫社長も登場する。1950年代以降のベンチャーキャピタルビジネスにおける重要案件が記載されている。
    ソフトバンクがビジョンファンドでやっていた投資方法(巨額の資金を投資対象先企業に一気に入れる。断ったら別の会社にこの金を入れるといって脅し、無理やり受け取ってもらう。特にバリューアップをするわけではない)はすでに2000年代頃からやっていたのだと知り驚いた。

    0
    2025年05月11日
  • The Power Law(ザ・パワー・ロー) ベンチャーキャピタルが変える世界(下)

    Posted by ブクログ

    シリコンバレーのローカルビジネス(しかし、波及効果はグローバルに)だったVCが東海岸やロシア系ヘッジファンド系を巻き込み、ファイスブックを始め若き起業家の隆起を招き、中国の別の生態系を生み出し、巨大な潮流を生み出した。結果、ウィーワークやウーバーの暴走を生み、今やAIとシリコンを武器とした国家間競争につながる。VCに対しては未だに賛否両論はあれど終章にあるような善の効果が圧倒的に高いと個人的には考える。例えばモデルナはフラッグシップ・パイオニアリング社が資金提供しなければ存在していなかった可能性が高く、COVID-19の終息は更に長引いた可能性が高い。高速に猛省と猛進を繰り返しながらVCの役割

    0
    2024年02月26日
  • The Power Law(ザ・パワー・ロー) ベンチャーキャピタルが変える世界(上)

    Posted by ブクログ

    ベンチャーキャピタル興隆期。アーサー・ロック氏から始まりフェアチャイルド・セミコンダクター社から「8人の反逆者」を救出した「解放の資本」としての役割。そして「The Power Law(べき乗)」の本領が発揮されると巻き起こった「資本への反乱」。いまやシリコンバレーひいてはグローバル・スタートアップ業界におけるVCの役割は疑いようもないが、そこに至るまでの変遷が非常に興味深い。VCのネットワーキング力と、それに「NO」を突きつける超グロースの若手起業家たち。行きつ戻りつ螺旋でゆっくりと業界は力を増して拡大していく。孫正義氏が非常識で型破りながら無視し難い要注意人物として登場するのは同じ日本人と

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    2024年02月26日
  • The Power Law(ザ・パワー・ロー) ベンチャーキャピタルが変える世界(上)

    Posted by ブクログ

    この本はベンチャーキャピタルの重要性を再考させるものである。
    テクノロジー企業におけるお金(リスクマネー)の重要性。
    それと同じくらい大事なのは人脈。
    この二つの合わさった所に企業は集まる

    私も含め皆が起業家に焦点を当てがちだが、資金の出し手はもっと評価されていいのではないか。
    彼らは評価を求めていないと思うが。(競争の激化を恐れて)

    0
    2024年02月11日

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