白波瀬佐和子の作品一覧

「白波瀬佐和子」の「生き方の不平等」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 生き方の不平等 お互いさまの社会に向けて
    3.6
    1巻880円 (税込)
    この日本社会で実際に選択できる「生き方」の間には、収入やジェンダー、年齢によって著しい不平等がある。子ども、若者、勤労者、高齢者というライフステージごとに、そうした不平等の実態とその原因について、数々のデータを用いて考える。そして、そこから脱却する道を「お互いさまの社会」の創造に見出してゆく。

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ユーザーレビュー

  • 生き方の不平等 お互いさまの社会に向けて

    Posted by ブクログ


    会社や社会で大事とされる「素直さ、謙虚さ」。これらが希薄化していると考えているのですが、その前提にあるのが成功者や勝ち組、恵まれていることに気づいておらず、視野が狭窄している人たちの配慮のなさと同義と言えると思えます。
    スタートラインからすでに違うという人たちに対して、理解をし、その上で格差を最小化する社会にするために全員に求められる考え方を学べます。

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    2024年09月25日
  • 生き方の不平等 お互いさまの社会に向けて

    Posted by ブクログ

    ゼミの課題本。今まで参考書のようなものをじっくりと読み進めたことがあまりないため、そういった意味でも勉強になった。
    しかし、度々出てくるグラフなどが複雑で、説明不足な所も多かったように思う。また、繰り返しが多く、無駄なのでは?と思う部分が多かった。
    特に新しい視点が出てきたわけでもないだろうが、まず格差・貧困などについて理解するのには、役立つ本だと思った。
    私自身色々新しい考えも生まれたし、これからいろいろなことを学んで行く上でとてもタメになった。

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    2015年06月24日
  • 生き方の不平等 お互いさまの社会に向けて

    Posted by ブクログ

    人は生まれながらにして、生まれた親、家によって不平等のスタートが始まる。
    学生時代も親の経済状況による不平等。
    就職する時もタイミングによって、不況・好況の不平等。
    結婚しても家族構成や社会保障の不平等。
    社会にでも男女の不平等。

    これらの解決を図ろうという話ではなく、
    その中でもミクロな視点に落として、特にこの部分は。
    という改善を薦めている。

    日本では社会での男女の不平等が以前として根強い。
    著書の意なかでは、昇進が出来ないだとか、賃金が低いことが就労の継続への
    諦めの原因になっているという。
    個人的にはそういった仕組みというより、認識としての問題だと感じる。
    多少の男女差が出来るのは

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    2010年10月14日
  • 生き方の不平等 お互いさまの社会に向けて

    Posted by ブクログ

    思うことは・・・、お互いさま社会の中で他者感覚を磨くことができるヒトはすでに「勝ち組」ではないのかと。
    お互い様・・・というからには、無計画に生きて来てヒトもまた、健全に生きてきたヒトになんらかの他者感覚を持っていただかなくてはなりません。
    結局、お互い様・・・と言いつつも、それは他者感覚を持つ「余裕」のあるヒトからの一方通行にならざるを得ないのであれば、それはもう概念矛盾でしかありません。

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    2010年10月11日
  • 生き方の不平等 お互いさまの社会に向けて

    Posted by ブクログ

    タイトルにインパクトがあり、自己啓発のような柔らかいサブタイトルであるわりに、読んでもあまり得るものがない。岩波新書だし、東大教授なのでしっかり参考文献も出し、図表も豊富に提示してあるが、ここで問われている、少子化、若者の貧困、未婚・晩婚、高齢化などの問題は、すでに先行の論者たちが論じてきたことの焼き直し。特に新しい視点はないし、とにかく読みづらい。

    親の経済力格差が子どもにも影響する、企業は就職支援を、富裕層のストックに税金をかけて再分配を、どこでも聞いたような解決策しか浮かばない。

    あと、親は長男や息子に経済的に依存する、親の資産の恩恵を受けるのも男、というのは実はそうでもない。私の周

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    2014年08月31日

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