父と母を失い、義母と義妹に虐げられているリオン。
彼女の拠り所は幼い頃に取り決められた婚約者のシャルル王子の存在だった。
おぼろげな記憶の中の彼の言葉を胸に日々を過ごしていたが、久方ぶりに会った彼から婚約破棄と国外追放を言い渡された。
そんなリオンが「助けて」と願い、現れたのは竜王ラキスディートだっ
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リオンの自尊心が損なわれた理由の一つとして瞳の色があります。
明るい色ではなく夜空の色と、星屑を散らしたような煌めきがあるのです。
それはとても綺麗なものだと思いますが、人と違う。というものは受け入れられない人には異質に見えてしまうんでしょうね。
そんなリオンに寄り添いながら愛の言葉を囁き続けるラキスディートと、ラキスディートや竜国の方々からの言葉に勇気づけられて前を向き始めたリオンのこれからが楽しみです。