大島智子の作品一覧
「大島智子」の「セッちゃん」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「大島智子」の「セッちゃん」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
なんてことない普通過ぎるぐらいの大学生たちが、いつのまにか「こっち側(=現実)」を踏み越えて「あっち側(=非日常)」の存在だった学生運動に参加していく様をシンプルな絵柄で描いた漫画。デートや、食事や、同じ漫画を読んで感想を言い合うようなことを重視していた女の子が、いつの間にかデートよりも座り込みを重要視するようになっていて恐ろしかった。座り込みが恐ろしいのではなく、あんなにひとつのことにこだわっていた人間があっさり別のことへ鞍替えしてしまうことへのこわさ。人間の単純さ。あっけらかんとした様。
バカもアホもマヌケもみんな、みんなみんな精一杯考えて生きているのだなあ、と思って、読後、いつの間にか止
初めて岡崎京子作品を読んだときと似た感覚を覚えた。どことなく淡白なのにとてつもなく深い。読後、時間が経つほど押し寄せてくるざらついた言葉にできない感情というか衝動がある。インスピレーションがわいてくる。
不安になったときいつも読み返す
セッちゃんが気持ちよく生きていくためにとる方法は、世間的には認められないかもしれないけど、私の不安な気持ちを慰めてくれる…
なぜか分からないけど、読むと心が落ち着く本です。
なんか考えさせられる作品
以前、なんとなく読んだらハマって購入。
不安定な世界情勢なのもあり、ところどころ逼迫して緊張感のある部分、セッちゃんの独特のゆるいけど達観しているというか冷めているセッちゃんという人間の雰囲気が面白い。
この作品は、絵もゆるい感じだから成立していると思います。この絵の雰囲気とストーリーの雰囲気がマッチしているから、重い内容なのにそこまででもなく、だけどセッちゃんの気持ちを軸に考えさせられることが多かった。