作品一覧

  • 天(アメ)ノ狗(キツネ)
    -
    1巻605円 (税込)
    倭加宮(わかみや)マキは、祖父の代理として参列した葬儀で、14年ぶりに氷碕(ひさき)リョウに再会した。彼と一緒に、後見人となった橘(たちばな)の弁護士事務所を探りに行った帰り道、黒ずくめの何者かに襲われてしまう。二人の窮地を救った橘は、自分もマキと同じ〈狗番(きつねばん)〉で、リョウを〈狗(きつね)〉として〈目醒め〉させてはならないと告げた。〈狗〉とは? そして〈目醒め〉とは――?
  • 水神様の舟
    4.0
    1巻660円 (税込)
    ――世界は全てを湖に依存していた――。選ばれた〈潜人〉であるセリは隊を辞め、弟を探す旅に出ていた。辺境の邑で出会った少年・レンに「待っていた」と言われ驚くが、彼の邑では、湖から油をくみ上げる櫓を直すため、潜人の派遣を要請していたのだという。セリが修理を買って出ると、邑長は三日間の期限を通告した。疑問に思いながらも承知したが――。エブリスタ「次に読みたいファンタジーコンテスト『神様』」大賞受賞作。

ユーザーレビュー

  • 水神様の舟

    Posted by ブクログ

    世界観のあるファンタジー。
    受けた印象としては、上橋菜穂子さんの「精霊の守り人」を読んだ時のような読後感。舞台もストーリーも違うけれど、少し古い時代の因習を上手く描いた文章と、それでいて現代的な課題を折り込むのが巧みですごいと思った。まだ表現は荒削りなところがあって、少しイメージに苦労した部分もあったけれど、期待を込めて最高点。

    湖が全ての人を育む世界。湖に愛され、苦もなく水に潜る才能を持つセリは、何かに呼ばれるように辺境の地を訪れる。そこで少年レンに出会い、仕事を引き受けるが、その村の上層部には暗い思惑があった。それに巻き込まれていく中で、セリはこの国の成り立ちを知ることになる。

    個人的

    0
    2022年02月13日
  • 水神様の舟

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    神様色が強い話と思いきやすごく人が頑張って生きている話だった
    いつか舟で大海原に出てたくましく生きていってほしい。今も十分たくましいけども

    0
    2022年06月10日

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