ジョージ・バークリーの作品一覧
「ジョージ・バークリー」の「人知原理論」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ジョージ・バークリー」の「人知原理論」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
存在するとは知覚されることだという主観的観念論で有名な一冊。
精神の内の観念だけが存在するものであり、精神の外にいわゆる「物質」は存在しないという極めてラディカルな主張である。
いわゆる客観が確固として実在し人間が受動的にそれを追認するという素朴実在論の構図を大転換したエポックメイキングな書物だ。また、バークリーも科学的認識を批判しているが、科学的世界観に対する人間の存在論的優位の宣言ともいえる。「存在」とは何かと議論するときに、人間にとって意味のあるものこそが「存在」として有意味だという主張には同意できる。観念として知覚される以上、眼前の対象物も空想も同じ次元で「存在」として扱うというのは、
Posted by ブクログ
面白かった!
抽象観念を否定する冒頭は、ロックを読んだあとだと、「いやー、ロックの考え方、好きだけどなー」と思ってたけども、
「ある言葉が一般的になるのは、(中略)言葉がいろいろな個別的観念を表示する記号とみなされ、したがってこれらの個別的観念のどれをも精神にたいして無差別に示唆する」p33
これは素晴らしい
それって、たとえば、木、という言葉は、一般的な木、というのを示すのでなく、ありとあらゆる個別的な木が重ね合わされてる状態をいうのかと。
そして、それを脳裏に想像するときには、常になんらかの個別的な形をもつ、と。
これ、量子論やん
確率的に重ね合わされた電子が、観察においてあ