アンドレ・アンドニアンの作品一覧
「アンドレ・アンドニアン」の「DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文(2024/10/2発売分まで)」「マッキンゼーが読み解く食と農の未来」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
マッキンゼーが読み解く食と農の未来
著:アンドレ・アンドニアン・,川西 剛史・山田 唯人
世界の農業が大きく変わりつつある中、日本国内の農業に関する論調の多くは、国内の農業組織への批判や、既存の農業のやり方、国内企業への批評といった「内向きの議論」に費やされている。
本書は、そうした内向きの枠を飛び越えて、日本農業をマッキンゼーならではの「グローバルの視点」「他業界の視点」という2つの視点から捉え、そこから進むべき将来像および今後期待されるビジネス領域について展望している。
構成は以下の10章から成る。
①農業を取り巻くマクロエコノミクスの変化
②農業の未来を変える技術革新
③政策・規制の変化が農業に及ぼす影響
④食習慣・食生活の変化
⑤農業ビジネスをリードする上流プレイヤー
⑥世界に訪れる消費者ニーズの変化
⑦代替品・代替手法の登場
⑧新規参入プレイヤーの台頭
⑨日本農業に期待される新たな挑戦
⑩日本農業のポテンシャルを最大に発揮するために
「食と農」について、マッキンゼーによる「鳥の目」「虫の目」「魚の目」の要素が十二分に発揮され完成された本書。「食と農」については、木を見て、森を見ずでは、本質的な課題解決には至らず、過去から今ではなく、過去から未来を見据えた中でグローバルかつ、多くのプレイヤーを垣根を超えた建てつけで国策として取り組む必要性を強く感じた。
2020年に発刊された本書。時代の変化のスピードは早いものの、本質的な視点のブレはなく、ある程度想定できるデータとできないものを区分けしながら論じている点からも、切り分けて自身としても整理しながら読み進めることができた。
人類にとって「食」は生きるために必要なものでもあり、幸せのためにも活用することが出来る、なくてはならないもの。どちらの領域においても「日本の農業・水産業」は、グローバルな課題を解決し世界を救うと信じている。
Posted by ブクログ
現在までと将来の食糧の消費傾向、そして栽培から消費までの周りのテクノロジーを中心とした企業の関わり方が参考になる本。
マッキンゼーの本らしく、とても簡潔にまとまっていて読みやすいし、課題点がシンプルに伝わる。
個人的には鶏肉の消費量が増えてきていること、外交が農業に影響を大きく与えている点(価格差がすくなく、関税で順番が変わる)が一章では記憶に残った。
2章では肥料の減退傾向、コネクトアンドオーケストラの存在の不足(商社がなりうる)、さまざまな現在使われているテクノロジーの紹介が印象的で、想像していた以上に関わり方があるなと感じた。
面白かったし、他の本を読んで食の傾向やアグテックへの理解を深めたい。
Posted by ブクログ
1.最近、日本の農業について考える機会が多く、討論する機会が増えてきたため、しっかりと自分の意見を持つために購入しました。
2.現代の農業は転換期を迎えており、日本の農業は外国と比べて出遅れている印象があります。その差を埋めるべく、マッキンゼーのコンサルタントが説いた日本の農業戦略が書かれています。
日本を取り巻く環境が目まぐるしく変化しています。特に、顕著なのは4つで、①食習慣の変化②技術革新③経済状況の変化④政策・規制の変化です。これらが劇的に変化しており、今の農業形態ではビジネスとして「成り立たないことを警鐘しています。この要因を踏まえ、日本の農業では、他業種参入の促進、環境保全型農業の普及、テクノロジーの活用という3つのキーワードをもとに展開していく必要があります。
ただ、これらを個人の農家や農協が独自にやっていくことは不可能なので、生産から消費まで一貫した戦略を立てることができる人を育成していかなくてはなりません。これを本書ではバリューチェーンの構築と呼んでいます。バリューチェーンの構築にはどうしたらいいのか、具体的な事例が記載されています。
3.日本の農業は縦割りになりすぎて、他産業との連携が弱い印象がありました。そのイメージはやはり事実であり、生産から消費までを一貫とした戦略を立てていかなくてはならないことを改めて感じました。
私は他業種との連携を強化することを重点的に行うことが必要だと考えています。従来のやり方では、市場に任せてその時の価格ですべてが決まるというやり方です。これではばくちと同じ考えになってしまいます。そうではなく、消費先まで確保されており、かつ生産者が価格を安定して供給できるシステムを構築していかなくてはなりません。そのためには、小売業や商社と連携したり、IT産業と連携したりしていく必要があります。販路の確保、ノウハウの可視化、情報共有の徹底というビジネスの発想を農業にも取り入れていかなくてはならないと思います。