藤井達夫の作品一覧
「藤井達夫」の「代表制民主主義はなぜ失敗したのか」「日本が壊れる前に――「貧困」の現場から見えるネオリベの構造」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「藤井達夫」の「代表制民主主義はなぜ失敗したのか」「日本が壊れる前に――「貧困」の現場から見えるネオリベの構造」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
全ての責任を個人に還元する自己責任論が、解決すべき社会問題が放置される原因となっているというのは、誰しもが気付きそうだが、指摘されていない卓越した解説である。
そして、その事によって、時の政権は、社会問題を政治課題とせずに済み、新自由主義による統治の補強になっている。
こういう論が、ジャーナリズムで主流とならないのは、全く不思議だ。
とてもわかりやすい文章で書かれているが、参考文献には、近代を何かと問う高度な学術的図書もある。
内閣の暴走。解散権の濫用。
日本会議など、右派による日常の政治活動。
日本会議の自民議員への浸透。
格差の定着。弱者叩き。
専門家集団によるセクショナリズム。
『
Posted by ブクログ
ルソーは「人間不平等起源論」で、本来平等で自由であったはずの人間たちの間に不平等が生まれ、自由が喪失されていく歴史の端緒は、すべての人間たちの共有のものを私有することによって開かれると述べている。
国家を誕生させた直接の原因は、万人の万人に対する闘争を終わらせるために人間たちが契約を結び、為政者の職を設ける必要が生じたから。
民主主義がうまく機能するには、憲法や裁判所だけでなく、不文律の規範が必要なのだが、それがなし崩し的に反故にされることで、民主主義がおかしくなる
「社会契約論」における国家の目的は、安全と自由を構成員に提供すること。
そのためにはまず全面的な譲渡がなくてはならない。これ