おもしろかった
ビジネスとは理屈ではなく、心根が本当に大切であることを本書は語っています。
それが度を越しているのかそうでないのかが、怪獣人間と一般人の違いかと思います。
僕の人生を変えたのは、ただひとつ 怪獣人間との出会だった
狂ったように目的だけを見て、成果を残していく人たち
本書は、そんな
...続きを読む一部の狂った人たち、いわば、怪獣人間 の手なずけ方について書いていく
正しいか正しくないかではなく、面白いか面白くないかが判断基準
怪獣人間は、努力ではなく生まれつきの才能であり、改善ではなく革命的なことをやる
怪獣人間とは、世界を前に進め、新しい景色を見せようとする存在だ
怪獣人間は、常識からズレているから普通の人からすると怖い。怪獣人間の怪獣であるところは、不測不能、何をするかわからない、その怖さに多くの人はビビッてしまう
最先端を負う人の言っていることに早過ぎて普通は理解できない。原液は濃い過ぎて飲めないが、その原液に価値がある。それは水割りになったり、ソーダ割りになったりして、いずれ世間に広がっていく
怪獣人間と付き合えば流行の渦の中に飛び込める。その激流に耐えることさえできれば、誰もまた見たことのない大きな果実を手にすることができるのだ。
仕事だろうがなんだろうが新しいことをやるためには、常識を崩したり超えていく力が必要だ。「そうに決まっている。」を壊していかなければ実現できない。
出会う人の濃さが人生の濃さだ。
みんなが面白いという人でも、自分が熱狂できないなら近づかないほうがいい。一方でいま、どんなに人気がなくても、絶対に才能があると思うのであれば、付き合い続けることだ。いつかどこかで時がくる。
断られてから交渉は始まる 断られたというのは、単なる途中経過で、ジャッジは死ぬまで決まらない
怪獣人間が1番きらいなのは、時間を奪われることだ
外してはいけないことはある、一つが仁義を通すことだ なぜなら、彼らはお金よりも、「信用」という通貨で生きているからだ。
怪獣人間は繊細だ。誰よりも細かいところを気にする。何ごとにも終着を持って生きているから、記憶力も異常だ。
GNOとは、義理・人情・恩返し。これが人間関係の根幹だということだ
信用、貸し借りで、人間関係は成り立っている。人間関係の上に仕事はある
結果を出すためには、、絶対に結果を焦らない。狩猟でも、同じことで仕留められるのに焦り過ぎて獲物に気づかれたらチャンスは二度とこない。いかに辛抱強く、その一瞬を待ち続けられるか。
怪物人間が「こいつ、わかっていないな」と判断したら、真剣に話してくれなくなる。そうなったら、大きな仕事をする関係になるのは難しい
自分のことを理解している と思ったとき、どんな獰猛な怪獣人間でも、牙をしまい、お腹を見せてくれるはずだ。
怪獣人間と仕事を超えてつきあうには、丸裸になることだ。怪獣人間は、人間として振り切ってしまっている。そういう人に、小細工をしても通用しない
もし、トラブルになったら、相手を正面で捉えることが大切だ。横を向いたら殴られて、背を向けたら切られる
その中で大切なことがある。早めにもめるだ。
逃げない。この一点だ
何かおきたら、まず会いにいく。連絡を取る。
なんやかんやいって、人間関係は場数がすべて
これまで何度か出たとこ勝負をやって、成功体験と失敗体験もある。修羅場の数だけ強くなれる
仕事関係の三角形
A興味 興味を持つ
B目的 目的を持つ
C自分 自分をもつ
怪獣人間を手なずけるには、こちらが相手に興味を持てないとだめだ。これがすべてといってもいい。相手に興味を持つのが仕事だ。
人間が人のことを信頼するときは、自分以上に自分のことをわかっていると感じたときだ。それは恋人でも仕事でも同じだ。
目的を達成するには、同じ船に乗ることが重要だ。同じ船にのって、同じ島を目指すような感覚がないと、深い関係はつくれないし、大きな結果には結びつかない
僕は誰に何と言われようと、自分を持とうと決めた
忌野清志郎 他人に嘘をついても、自分に嘘をつくな
この人に嫌われたら困るということはある。それでも、もし嫌われたらしょうがないなという気持ちも大切だ。
根回しは、嫉妬を増やさないための保険みたいなものだ
誰だって、自分のまったく知らないところで何かが始まるより、事前に話をもらったほうがうれしいし、協力しよう、応援してあげようという気持ちになる
周りになっといわれようとも、やると決めたらやる。その覚悟が回りを動かす。根回しはあくまで、嫉妬を買わないための保険だ。
選択肢を1つしか持たず、それを突き通すのは子供のやることだ。やると決めたらあらゆる方法を準備し、なんとしても着地させるべきだ。
上司はメンツを大切にしているので、その場で戦ってはいけない。否定しないように勧めて、意見に従っているふりをする。まったく反対のことをやっていても、「いやあ、部長の案でやってよかった。さすがです」といっておけばいい。あっちも混乱して何も言わない
優柔不断な上司に振り回される ⇒ 責任は自分がとりますと言えばいい
目次
PROLOGUE 人生は人との出会いで驚くほど変わる
CHAPTER1 [生態編]怪獣人間とは何か
CHAPTER2 [獲得目的編]怪獣人間と付き合うメリット
CHAPTER3 [発見編]怪獣人間はどこにいる?
CHAPTER4 [接触編]怪獣人間は初対面が9割
CHAPTER5 [捕獲編]怪獣人間と渡り合うための掟
CHAPTER6 [手懐け編]人間関係の三角形
CHAPTER7 [人間対策編]プチ怪獣との付き合い方
CHAPTER8 [怪獣人間図鑑編]怪獣人間はあまりにも魅力的だ
EPILOGUE 人間の歪さを面白がれると人生は面白くなる
ISBN:9784295408796
出版社:クロスメディア・パブリッシング
判型:4-6
定価:1580円(本体)
発売日:2023年09月21日初版発行