作品一覧

  • デカルトはそんなこと言ってない

    デカルトはそんなこと言ってない

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻2,640円 (税込)
    我思う、故に我在り〉はかくも誤解されてきた! 「〈我思う、故に我在り〉は大発見」「人間の身体は単なる機械」「動物には何をしたっていい」……ぜんぶ誤解だった! 世界的権威が21の「誤解」を提示、デカルトにかけられた嫌疑をひとつひとつ晴らしていく。 「近代哲学の父」「合理主義哲学の祖」などと持ち上げられながら、その実デカルトほど誤解されている哲学者はいない。それでよいのか? 見かねて立ち上がったデカルト研究の世界的権威が、私たちの誤解に逐一反駁を加えながら、デカルト本来の鋭く豊かな思考を再構成する。デカルトが言ってたのはこういうことだったのか! 硬直したデカルト像を一変させるスリリングな哲学入門。 目次 凡例 日本語版への序文 はじめに 1.学校で教わることはどれも役に立たない 2.感覚は私たちを欺く 3.明晰判明でなければ決して真ではない 4.方法の規則は少ししかない 5.神はやろうとすれば3+2=4にできる 6.「私は考える、だから私は在る」というのは大発見である 7.人間の魂は、自分に対して透き通るように立ち現れてくる純粋な思考のことだ 8.人間の精神は、思考するのに身体を必要としない 9.人間の精神は、独り観念を介さなければ何も認識しない 10.人間の意志は無限である 11.人間は、自然の主人にして所有者になるべきだ 12.物質は延長に他ならない、すなわち空間である 13.自然学に経験や実験は不要である 14.人体は、純然たる機械である 15.私たちの魂は、身体を動かすための力を持っている 16.私たちは動物に何をしたって構わない 17.理性は、情動なしで済ませられる 18.私たちの実践上の判断はどれも不確実だ 19.完璧な道徳は手に入らない 20.高邁とは、自由の情念のことだ 21.政治は君主に任せておくべきだ 弁明――簡潔に、対話篇のスタイルで デカルト主要年譜 訳者後書き 人名索引
  • デカルト 魂の訓練 感情が鎮まる最善の方法

    デカルト 魂の訓練 感情が鎮まる最善の方法

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻968円 (税込)
    【辛く悲しい思いは遠くにおしやり、空いたところに心地よい「何か」をコピペする】 新進気鋭のデカルト研究者による、心が晴れる「哲学書」! 抑えきれないマイナスの感情を上手にコントロールし、穏やかに鎮めていく確実な方法を、デカルトが易しく伝授! ◎「感情をコントロールするにはどうすればよいか、それをデカルトとともに考えていきます」――著者
  • デカルトの憂鬱 マイナスの感情を確実に乗り越える方法

    デカルトの憂鬱 マイナスの感情を確実に乗り越える方法

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    ニーチェ、アドラー……そして次にくるのはデカルト!!《『思考の整理学』著者 外山滋比古氏 激賞!》「好奇心のまにまに知の世界を放浪。知的自由人も舌を巻く一冊」 【!】難問は分割せよ。【!】悲しみは少しずつ解消せよ。変えるべきは自分の「思想」だ。 絶対的な「真理」を見出した近代哲学の祖が導くスペシャルな人生指南! いわば“外交的なコミュ障”だったデカルトは「初志貫徹」と「臨機応変」を両立せよ! と説く―― 本書は、私たちに降りかかる様々なマイナスの状況といかに対峙すべきか、「デカルトは〇〇する」という身近な切り口から解き明かしていく。「悲しみは、ある意味で第一のものであり、喜びよりも不可欠である。そして憎しみは愛よりも不可欠である」「未練と後悔とを引き起こすのは優柔不断だけ」など、心にしまっておきたい金言がもりだくさん! 日本を代表する新進気鋭のデカルト研究者が、誰にでもわかりやすく読みやすい文体で、「まったく新しい視点」から解く、これまでにない画期的な哲学書! ◎毎日の生活で困ったこと、立ち止まって考えてみたいことがあったら、本書の出番!

ユーザーレビュー

  • デカルトの憂鬱 マイナスの感情を確実に乗り越える方法

    Posted by ブクログ

    デカルト哲学は、この時代の哲学が理性の改善を追求した中で、方法を中心とした技術的なマニュアルを、掘り下げていった。学校教育を自身で振り返り、確実な何ものも得られなかったと反省した後、自分自身の改革として一から全てを組み替えていったデカルトの人生は、その哲学とともにスリルに満ちている。そんな事も含めて、多岐にわたる話題から語り出されるデカルトを交えた講釈が、本書の魅力。退屈なしに哲学に触れられる楽しい一冊です。

    0
    2018年04月12日
  • デカルトの憂鬱 マイナスの感情を確実に乗り越える方法

    Posted by ブクログ

    世界複数性について、他の本を読んでみようと思った。日々の選択で迷ったときに助けになればいいと思った。

    0
    2026年07月26日
  • デカルトはそんなこと言ってない

    Posted by ブクログ

    デカルト研究者の大家(翻訳者の師匠)における、デカルト「入門書」。

    入門書とは紹介されているけれども、デカルト一般として流布している「心身二元論」や「コギト・エルゴ・スム」などの前提知識がないと厳しい内容かな。その常識を矯正するという試みが本書の論旨となっているので、中級者向けといった印象。

    デカルトの理性至上主義で冷徹な印象がなんとなくあったけど、本書を通して「情念」や「身体」といった面にも重点を置いていたのではという主張には目を見張るものがある。上澄みだけをくみ取って知った気でいることの浅はかさと危うさを学問によって突き付けてくれる心地よさを感じる。

    とはいってもデカルトの一般的な概念を復習して上で、本書の主張を復習すると理解の拡充が見込まれるのだと思う。一般的な入門書とは一線を画す味わいのある一冊です。

    0
    2023年06月11日
  • デカルトはそんなこと言ってない

    Posted by ブクログ

     2021年8月に初めて「方法序説」を読み、「ひょっとしたら、近年最もネガティブな評価の与えられている哲学者の一人ではないかと思っている」などとここで書いたら、偶然にも次月にこのような訳書が出版されていた。「物事が真たりえる基準」それ自体を深く検討したほとんど唯一の哲学者デカルトは、明晰さと判明さを重んじ自らの原理を絞り込んだために、後世の読者の間にその思想はシンプルな言説で要約可能だという誤解をもたらした。現代におけるデカルト研究の第一人者である著者は、本書で21の典型的なデカルト解釈を例示し、直接の一次資料を引用しながら、その要約的な言い換えやクリシェに含まれるノイズを取り除いてゆく。

     この21の解題の構成については訳者あとがきに詳しい。著者の薫陶を受けた経験のある訳者によれば、その構成はデカルトが学問のあり方を喩えた「一本の樹木」に倣っているという。形而上学を根とし、幹に自然学、そして機械学・医学・道徳が枝というわけだ。21の章立ても基本的にこの順に構成されているが、やはり最も読み応えがあるのは機械論と心身二元論(の解釈の誤り)を論じた14〜17章あたりだろう。そこでは、後世の読者によって極度に定式化された虚像が小気味よく剥ぎ取られ、デカルトの実像が照出されてゆく。例えば、
    - デカルトの自然学は合理的精神が演繹的に作り上げたものではなく、その実、端から端まで経験的=実験的である(13章。イギリス経験論に対する大陸合理論の嚆矢としてのデカルト像の批判的再検討)。
    - デカルトの人間機械論は魂を欠いた純然たる身体機能を対象にしたものではなく、魂によって利用される道具としての身体についての言及である(14章。デカルトが心身峻別的な二元論を提唱したという言説への反論)
    - 魂は、身体一般に作用してこれを動作させるのではなく、習慣や想像力によりもたらされる特定の「脳状態」においてのみ働く(15章。ダニエル・デネット「デカルト劇場」等への反論)
    - デカルトの主張は、情念は身体と独立して作動する、というものではなく、むしろ、情念の役割は、身体と魂を同調させ、生命を状況に対し適切な状態に準備させることであるというもの(17章。デカルト=心身二元論、という典型的図式への反論)。

     僕にとって何より驚きであり嬉しさであったのは、ここでアントニオ・ダマシオの「デカルトの誤り」が短絡的解釈の最たるものとして紹介されていたこと。彼の恣意的かつ短絡的な引用の仕方こそ、英米圏に蔓延る画一的なデカルト解釈の再生産の主因だと強く批判している。僕自身ダマシオの主張には納得できるところが多いが、やはり贔屓目に見ても彼のデカルトの扱いはフェアではないし、あの書題「デカルトの誤り」は罪作りだったと言わざるを得ない。本書17章とそこで引用されるデカルトの説に触れれば、ダマシオの主張に劣らず、デカルトの説にも科学的で実証的な側面があることを確認できるのではないかと思う。

    0
    2022年01月02日
  • デカルト 魂の訓練 感情が鎮まる最善の方法

    Posted by ブクログ

    デカルトの情念論を中心に、感情のコントロール法を解説した一冊。哲学書の解説ではあるが、哲学くささはなく、読みやすい。

    0
    2020年05月05日

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