中下大樹の作品一覧
「中下大樹」の「悲しむ力 2000人の死を見た僧侶が伝える30の言葉」「死ぬ時に後悔しないために今日から大切にしたいこと」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中下大樹」の「悲しむ力 2000人の死を見た僧侶が伝える30の言葉」「死ぬ時に後悔しないために今日から大切にしたいこと」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「死についての悲しいできごと」から少しでも立ち直りたく、本のタイトルから手に取ってみました。
著者は僧侶。サブタイトルの「2000人の死を見た」そのまま、さまざまなケースの死の現場の実体験をいくつも紹介しています。
ホスピス現場や東日本大震災の現場での学び、気づき、患者さんの思い、痛々しいほど伝わってきました。
当たり前のことですが、いろんな生があって、いろんな死があって、遺された人もいろんな想いがあるのだと改めて考えさせられました。
仏教の教えは誰もが学べることで、誰もが引用できますが、こちらの著者はたくさんの活動をされ、その中で学びや気付きがあり、嬉しいこともあれば辛辣な悲しい思いもされ
Posted by ブクログ
チェック項目32箇所。お釈迦様の悩み・・・人間として生まれてきた苦しみ。仏教では「悲しみ」の心を大切にしている・・・慈悲・・・悲しみから慈しみが生まれる。悲しみから目をそらさずに受け止めることができた方ほど穏やかな気持ちになれる。生まれてこなければ良かった・・・愛されたい、必要とされたい。思い通りにならないことを思い通りにしようとするから苦しみが生まれる。すべてをあるがまま受け入れる。一切皆苦・・・人生は苦しくて当たり前。「死にたい」・・・自分のことをわかってほしい。自分の行いを認めるのは勇気がいる。死から目をそらさない・・・親が子にする最後の仕事は死に様を見せること。明日はどうなるかわからな
Posted by ブクログ
子供の時、感受性の強かった僕はそれを素直に受け止めることが出来なくて、できるだけ能面を装うようにしていたように記憶する。でも、心はいつもヒリヒリしていた。大人になってからもそんな一面は残っていて、感情を制御するためにいろいろなものを切り捨ててきたような気がする。
切り捨ててきたものとはなんであったか。それは、悲しみであったり、寄り添う気持ちであったり、祈りであったり、抱きしめる行為であったり、お詫びする心であったり、そのようなものであったということが、この本を読んで思うことができる。
著者はまだお若いお坊さんであるが、ホスピス勤務そして東北の大震災で多くの方の死を看取られ、悲しみや苦しみに
Posted by ブクログ
悲しいんでいる人を前に、人は「早く元気になって」「頑張って」
と声をかけがちだ。
この本は、「はやく悲しさから抜け出し、元気になれ」と
強要される風潮からの違和感から出発し、
「悲しいとき、まっすぐ悲しさを受け止める」ことの重要さを
説いている。このテーマは非常にすばらしい。
また著者が触れ合った人の体験談を通じ、
著者の主張の全体像を伝えようとする編集も秀逸。
ただし、各論では、若干著者の思想や主張がわかりづらい。
たとえば著者は、死を前にした方への苦々しい思いを
その当人に指摘される。
そして著者は自己肯定されたと感謝して涙を流したとある。
なぜ感謝? 反省ではないのか?
このあたりの心