教師をしているが、今までHOWTO的な内容の本ばかり読んできた。これまでと趣向が異なる本だが、やはりHOWTOを求めてしまう自分に気づかされた。
①小テストでは10点満点中8点以上で合格。7点以下の人は教えてほしい人を選んでいい。再テストは何度でもチャレンジでき、その最高得点が記録として残る。これ
...続きを読むで焦るのは8点9点の子たち。それで満足しているとどんどん抜かされていくため、合格しても満点を取りに行く。そして学力向上につながる。
②生徒指導で「この場合どうしますか?」と正解を聞いてくる新人が多い。しかしケースバイケースがほとんど。学級経営に問題がある102の学級で、教師の学級経営が柔軟性を欠いているというケースが70以上あった。自分で考えて行動し解決していく力が必要。
③学級開きのエンカウンターでバースデーラインがある。言葉を使わないで誕生日順に並ぶ活動。目的は2つあり、最初の席の固定化を防ぐこと。もう一つは明るい子だけがお喋りして盛り上がることを防ぐこと。人間のコミュニケーションの70%はノンバーバルであるから問題なし。
④先生を知る○×クイズ。自分を語るためのきっかけ問題を10問設定。それについて班で話し合ってもらう。一問読み上げて一斉にジェスチャーで答えてもらう。これが目的。みんなが喜んでいるときに同じリアクションをすることは大切なソーシャルスキル。同じリアクションをすることで感情交流が図ることができ一体感が生まれる。