作品一覧

  • セイラー教授の行動経済学入門
    3.4
    1巻1,782円 (税込)
    人間の現実の行動には、利己的で合理的にふるまうことを想定した従来の経済学では解明できないことが多すぎる。たとえば、参加者が多いオークションでは、落札者はしばしば、そのものの価値を超えた金額を支払う破目になる。従来の常識では説明できないこうした行動も、心理学と融合した新しい経済学ならば説明できる。

ユーザーレビュー

  • セイラー教授の行動経済学入門

    Posted by ブクログ

    就職前に読んだのですが、非常に分かりやすかったので知識として定着し続けています。行動経済学が網羅できる良書です。

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    2021年01月06日
  • セイラー教授の行動経済学入門

    Posted by ブクログ

    恐らく行動経済学について論じた内容をまとめた最初の書籍の日本語版。

    後半の金融部分はあまり馴染みがないためよく理解はできなかったが、前半部分は非常に面白かった。


    例えば、人々が損失に敏感な例として
    インフレ率が13%で給料5%ダウン か
    インフレ率が0%で給料5%アップ かを選ばせるような選択をさせる場合、実質的な賃金は前者の方がアップしているのだが、額面上減っているため後者の方が好まれるという結果になったらしい。(具体的な数値はあやふやだが)

    また、オークション形式で得たもの(油田用の土地など)は実際の評価額の最高額で買い取らざるを得ないことの裏返しであり、決まって損をするという勝

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    2021年02月01日
  • セイラー教授の行動経済学入門

    Posted by ブクログ

    ◯ミクロ経済学の知識がないと、読んでもなかなか頭に入らない。入門の知識だけあっても、状況は変わらず。
    ◯ただ、論証の過程を理解するのは困難だとしても、経済学と実体経済との乖離に関する問題点を洗い出し、提示している内容については理解しやすく、また興味深い。
    ◯解説にもあるとおり、さまざまな要因が複雑に絡み合う社会学において、経済学はまさに真摯に体系立てて理論化していることが感じられる。
    ◯この本では、まだ解明途上である諸問題が、現在どうなっているのか、難しいながらも追い続けていきたくなる。

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    2019年09月05日
  • セイラー教授の行動経済学入門

    Posted by ブクログ

    内容としては、『はじめての行動経済学』とかなりかぶっているが、現在の問題意識からか、身にしみた。
    「勝者の呪い」
    「長く自分のものとして享受し用いたるものは、家産であると意見であるを問わず、あるいはそれを所有するに至った経緯にかかわらず、己の存在に深く根を下ろしているゆえに、無理にもそれを引き離そうとすれば必ずやその拳に憤慨し自己防衛せざるなし。」
    いずれも日々の営業活動で感ずることと重なった。

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    2021年08月08日
  • セイラー教授の行動経済学入門

    Posted by ブクログ

    人の心理、行動からどのような消費真理が生まれ、

    購入に繋がるのか?

    この点は興味深い内容であり、

    題名から購入した1冊ではありましたが、

    自分にとってはほぼ既に知っている内容だったので、

    流し読みで終わりました。

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    2016年05月29日

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