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  • マルクス・アウレリウス「自省録」
    4.2
    1巻1,155円 (税込)
    2世紀後半ローマ皇帝となったマルクス・アウレリウスはまたストア派の哲学者でもあった。万有は神的理性(ロゴス)に統率されるという合理的存在論に与する精神構造を持つ一方で、文章全体に漂う硬質の無常観はどこから来るのか。自身の心に向かって思念し、心内の軋み・分裂・矛盾をごまかすことなく真摯に生きた哲人皇帝の魂の声。碩学による待望の新訳。(講談社学術文庫)

ユーザーレビュー

  • マルクス・アウレリウス「自省録」

    Posted by ブクログ

    こちらは幾分平明に書いてあり読み通しやすい感じかな。
    これはこれ、岩波には岩波の良さがあるように思うので好きな方を手にしたらいいと思います。

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    2025年08月30日
  • マルクス・アウレリウス「自省録」

    Posted by ブクログ

    いつでも、何度でも読み返す一冊。

    これまで座右の書といえば、アルケミストや、考えない練習を挙げていましたが、この本を読んでからは、迷わず一冊に加えました。

    ローマの皇帝という、社会的地位の頂上にいながらも、質素倹約を旨とし、驕らず高ぶらず、誠実であろうとする、マルクスの達観した価値観に触れることが出来ます。
    ストア哲学者でもあるので、ロゴス(理性)の大切さやミニマリストの源泉となるような言葉に出会えます。

    人生に大きな影響を与えてくれました。

    よく宝くじを当てた人が、その大金に人生を狂わされる、という不幸話を聞きますが、彼ならそんな態度は取らず、あたかも外れたかのように日々過ごすのでし

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    2025年02月13日
  • マルクス・アウレリウス「自省録」

    Posted by ブクログ

    五賢帝時代の最後の哲学皇帝、マルクス・アウレリウスが日記帳のようなものに書き綴った内省の書。
    2000年が経った今も哲学書の最高峰として燦然と輝いているのには驚きですが、久々に再読。

    私自身も内省する事が多く、周りに振り回されない性質だと思っていたのにここ最近はどうも自我を見失っている気がしてなりませんでした。
    そのせいで前に進む事が出来ていない事に気付き、一度自分の原点を見つめ直そうと選んだのがこの『自省録』です。

    そもそも禁欲主義であったマルクスとはスタート地点からして違うのですが、それでも金言の数々が心に刺さりました。
    中でも自分に響いた一説をご紹介。
    「どんなに小さな事であっても、

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    2023年09月10日
  • マルクス・アウレリウス「自省録」

    Posted by ブクログ

    ユッキーの本棚から

    道徳とか倫理とかってお話しなんだけどね
    二世紀後半のローマ皇帝マルクス・アウレリウスのお言葉です

    でね、まぁ例えば「他人には見返りを求めず親切にしよう!」ってなことを言う訳です
    そりゃまぁその方がいいよね
    当たり前よねって思うんだけど
    じゃあどうしたらそんなこと普通にできるようになんのよ?ってことだったり、なんで親切にした方が良いの?ってことをとことん考えるのが「哲学」な訳です
    (一門に分かりやすいようめちゃめちゃざっくり言ってますよ)

    『自省録』言うてるわけなので、マルクスは主に自分との対話でそれをやってるわけね

    で、なるほど〜って思うわけ
    マルクス良いこと言うな

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    2024年10月03日
  • マルクス・アウレリウス「自省録」

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ローマ皇帝でありながら、生涯を通じて哲学的思索を探求し続けたマルクス・アウレリウスの書。
    彼の生きた時代はストア哲学が大いに流行った時代でもあったそうなので、彼の思想的スタンスもストア哲学そのものです。

    あとがきにもありますが、彼が皇帝を務めた時代もローマ帝国は動乱の中にあって、彼自身も外敵との戦いのために幾度となく遠征に赴き、そして最後はその陣中で没しています。
    そのような多忙を極める公務の中にあって、体系だった研究はさすがに無理な話。そのため本書は彼が公務の合間に思索したり、ふと思いついたことを書き綴った内容が中心になります。
    個人的にはそのようなスタイルでまとめられた本書は非常に読みや

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    2024年02月23日

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