小森谷浩志の作品一覧
「小森谷浩志」の「幸福学×経営学 次世代日本型組織が世界を変える」「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
経営学博士・経営コンサルタントの専門家である著者が、曹洞宗の禅と出会い、日常生活に禅の智慧を活用しながら研究を続ける中で、特に禅の基本テキスト『十牛図』に着目し、内省と対話を鍵とするマネジメントのワークショップやコンサルティングを多くの企業・組織に提供してきた実践と研究を踏まえ、人の本質的な変容の科学としての「成人発達理論」の学術研究から分かったことにも照らしながら、禅的マネジメントを勧める一冊。
仏教の基本的な事項から、仏教における禅の位置付け、「十牛図」についての平易な解説、成人発達理論についての平易な解説、内省の具体的な進めかた、自分の無意識に内在する「影」との向き合いかた(シャドーワークと感謝のワーク)等、
わかりやすい説明と、すぐに実践できるワークがひと通り網羅的に収められています。
そのため、何の事前知識がない人でも読める一方で、重要なポイントを繰り返し述べてくれていて親切ではあるのですが、多少なりとも禅の世界観に親しんでいる人でないと展開が早すぎて途中で付いていけなく人も居そうな気がしました。
とはいえ、わからなければ何度も読み返せばわかるように具体例を挙げながら書かれていますので、戻りながらでも構わないので、まずは最後まで読んでみることを個人的にお勧めします。
主に、いわゆる“会社”で働くサラリーマンを対象として想定して書かれた本ですので、
企業に雇用されて働いている一般庶民向けの内容になっています。
語り口調は平易ながら、本質に斬り込む言葉は鋭く、
耳の痛い箇所もいくつか出てきました。
ギクっとさせられますが、
著者は、そのようなあなたを否定するつもりは少しも無く、むしろ生身の人なら誰でも大なり小なりそういうこともありますよね、と伴走してくれていますので、
ここは覚悟して、目を逸らさずに自分自身を深く内省する機会だと思って読み進めることができると思います。
自分の負の部分、著者の表現を借りれば「影」は、決して悪者でも敵でもなく、むしろ自分の個性や強みを後押ししてくれる強力な味方であることを本書は丁寧に教えてくれます。
また、強力な味方にするための実践ワークも載っていますので、自分で取り組んでいくことができます。
ただし、精神疾患のあるかたは、主治医やカウンセラーなど専門家に相談しながら行うように呼びかけています。
・曹洞宗の禅
・「十牛図」の全貌と、その意味
・成人発達理論
について学びたいかたや、
これらを日々の生活や仕事の中で実践的に活用したいかたに
向いていると思います。
語り口調は平易ですが、人生の本質に触れる部分まで深掘りしていく内容で、
なかなか読み応えがありました。
Posted by ブクログ
新年やっとクリアした1冊め、ホワイト企業の事例はどれも泣ける星5つです!
利益はあくまで結果であり、目的にしてはいけないんだと感じました。
------ここから気になったフレーズ
「会社が儲からなければ社員を幸せにすることもできない」
という場合、利益の追求による業績向上が「原因」で、社員の幸せ実現はその「結果」ということになる。逆の因果関係は本当にありえないのか?
かつては、企業が社員を不幸にすることで競争に勝てる時代があった。しかし、それはもう限界。逆に、これからは働く人を幸せにできる企業しか生き残れないー
・幸せには長続きしないもの(地位財による金、モノ、社会的地位)と長続きするもの(非地位財による心、安全、健康)がある
・幸せの因子4つ(やってみよう、ありがとう、なんとかなる、ありのままに)
・ES向上は時代遅れ。社員のパフォーマンスは、従業員満足度との相関が高くない一方、プライベートも含めた「社員幸福度」との相関は高い。
・人的資源管理(HRM)では、確かに4つの資源のうちでヒトを最上位に置いてはいるが、他の資源と同じ管理対象の1つとしておかれている。しかし、人は資源(リソース)ではなく、存在そのものとして別格にすべきではないか。
・伝統的な戦略では顧客や市場の分析を起点とする。往々にして顧客至上主義が命題となり、外からの動機付けになる。一方innovationはin(中に)+nova(新しくする)であり、自らの内側、見方、考え方、あり方の刷新が含意される。
・利益は追求するものではなく、追求すべきは、自分たちのあり方、思いの実現に向けた掘り下げと、価値創造に向けた工夫の連続。利益はその結果に過ぎない。ホワイト企業では利を求めない、追わない経営が、結果として利を生み続けている。
・経営学がもたらした3つの病
1. 手法病(手法だけが目的化する)
2. 計画病(定量化が重視される、計画だけで実行されない)
3. 分離病(孤立や対立の文化がはびこる)
・日本は犯罪が少ない世界の中で最も進化した社会であるが、自己否定感が強いため、「社会はどんどん悪くなっている」「日本社会は遅れている」という脅迫観念に取りつかれている。ソニーのようにアメリカ流の合理主義を取り入れて凋落していく企業が続出。
・どうしたわけか日本の経営学者も経営者も欧米の経営学ばかりを追いかけている。もっと日本独自の経営を探求し、世界の企業経営をリードすることはできないだろうか。
Posted by ブクログ
就職してから、どうせ仕事するならば成果を上げて評価されたいと頑張ってきた。評価されれば仕事が楽しく幸せになると思い込んでいたけれど、そうはならなかった。その理由が本書を読んでわかり、納得できた。評価されたその一瞬は嬉しくても、それは毎日の仕事の楽しさには繋がらないものだったのだ。
ではどうしたら幸せになれるのか?
まず個人レベルでは、本書で挙げられている「幸せの4つの因子」を満たすように、仕事を通して自己実現を図りながら成長し、自己否定ではなく自己受容し、人の目を気にせず自分らしさを追求することが必要となる。
これを実行していくためには、まず自分を理解しなければならない。自己実現で目指したいものは何か、自分らしさとは何か、分かっているようで分かっていない。
まずは目標をしっかり見定めて、その上で自己実現や自分らしさの追求をしていきたい。
組織レベルでは、「ホワイト企業の3つの因子」を満たすべく、お互いを尊重し合う社風の中で、働きがいを持ち、自分の成長を感じながら仕事ができる組織を作り上げる必要がある。
具体的な方策として、権限委譲が挙げられている。
若手に仕事を任せることによってやりがいを引き出す取り組みは私の職場でも行われている。しかし、経験が浅い担当者にとっては逆にストレスになっている。適切な負荷量となるようなマネジメントや教育体制が必要だと感じた。
人は存在するだけで価値があるとする考え方は素敵だと思うけれど、その場合人材採用や選考はどのような考えに基づいて行うのかが気になった。理念への共感度合いで測るのだろうか?
Posted by ブクログ
ミニ小説を合間にはさみ、マネジメントハプニングスのことがよく理解できます。内省と対話というと、極めて当たり前な気もしますが、こればかりは実際に自分が一歩踏み出してやってみないと分かりません。週1回30分ならば始めやすいと思いますので、身近な数人からやってみるのも良いなと思います。
実際の企業での事例も掲載されており、より具体的に「マネハプ」について知ることができました。リフレクションラウンドテーブルについては、途中で重要なキーワードとしても出てくるのですが、私としてはいまいち全容が掴めずにいますので、もう少し詳しい記述があると助かるなと思いました。