チゴズィエ オビオマの作品一覧
「チゴズィエ オビオマ」の「小さきものたちのオーケストラ」「ぼくらが漁師だったころ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
憎しみは蛭だ。人の皮膚にくっついて栄養を吸い上げ、精神から活力を奪う。
アブルに毒を飲ませても死ななかった時
無傷の親指を血溜まりに浸して血まみれにすることと、親指が切り傷の血で濡れることは全く違うと理解したはずだ。
やはりアフリカ文学ってことで、考え方とかがまるで違うと感じた。そしてそれ故に読みにくい部分は確かにあった。ただ、あとがきの部分を読んで納得した。狂人であるアブルの登場は、ナイジェリアからみたイギリスであり、ここに対比が存在する。エンタメを楽しむには、それ相応の知識や経験が必要なのだと強く感じた。しかし、アフリカ文学も面白いということを発見できたのは大きな収穫。ジャンルや国に囚