作品一覧

  • 5分後に起こる恐怖 世にも奇妙なストーリー 呪いの螺旋

    5分後に起こる恐怖 世にも奇妙なストーリー 呪いの螺旋

    小説・文芸

    3.0
    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★★“5分で読めるショートショート”大好評第4弾!★★ 小学4年生〜中学生にも読み応えたっぷりの本格小説です。 5分後に息をのむ...ブラックユーモア、ファンタジー、感動、恐怖、盛りだくさん。 著名作家たちがおくる最高の5分間です。 【目次】 ぼくの影 廃墟の落書き 忘却踏切の怪 ムラサキのインコ 顔ナシの鏡 いいこと貯金 無人の学校 散髪屋 おじいちゃんと家 押入れ いつきちゃんの庭 ころしてくれませんか その話、知ってるよ ヒーローは心配性 祖母の絵 形見の音 地下室 花束 うどん石 さえずりの森 連れていく 守りの蔵 共感小説 首吊り橋 かえさずの指輪 七つ目の呪い <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha
  • 5分後に起こる恐怖 世にも奇妙なストーリー 影彷徨う町

    5分後に起こる恐怖 世にも奇妙なストーリー 影彷徨う町

    小説・文芸

    3.0
    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★★3万人が震えた!★★ “5分で読めるショートショート”大好評第4弾 小学4年生~中学生にも読み応えたっぷりの本格小説です。 5分後に息をのむ...ブラックユーモア、ファンタジー、感動、恐怖、盛りだくさん。著名作家たちがおくる最高の5分間です。 【目次】 ルールを守るすてきな町 もくじ 時計屋敷 財布の中の十円玉 絶対間違ってはいけないカラオケボックス 天井裏の足音 答案用紙 完璧な女性 お姫さま気分 ノートパソコンの妖精さん 吹奏楽部の合宿 生え変わり うつぼ箱 日記 エンゼルアプリ マンガのつづき いらないプレゼント 兄ちゃんをこわがらせたい 私が死んだ? 転ぶ椅子 町にひそむモノたち 草笛亜沙美はなぜ幽霊になったのか こっくりさん症候群 人気のない病院 隣の部屋の手紙 わたしだけ視えない たそがれ時の食堂 <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha
  • 5分後に息をのむ 世にも不思議なストーリー

    5分後に息をのむ 世にも不思議なストーリー

    小説・文芸

    5.0
    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★★すべての話に誰にも予測できないどんでん返し!★★ 読みごたえたっぷりの本格児童ミステリー&ホラーのショートショート小説。 5分後に息をのむ...ブラックユーモア、ファンタジー、感動、恐怖など盛りだくさん。著名作家たちがおくる最高の作品たちです。 5分間で読めるので、朝読にもぴったりの1冊です。 【目次】 全力疾走! 神様、お願い ネムリヒツジを呼ぶ呪文 嫌いなあの子 思い出せない 真砂なす星の数 青のサッカーボール 消えたハムスター 妖精の国 家庭訪問 トイレの近い花子さん 本当に純粋な気持ちを伝えられる指輪 白ゆき姫 恋のはじまり 発明少女 アベンジャー いけにえさがし おしょうゆ味のバレンタインデー 頼りない犬 棒打ち 部室の外 将来の夢 空気の読めない人間 猫のはなし 隣の部屋 ママ・また・タイガー <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha
  • 5分後に起こる恐怖 世にも奇妙なストーリー 闇巣喰う町

    5分後に起こる恐怖 世にも奇妙なストーリー 闇巣喰う町

    小説・文芸

    3.0
    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★★大好評!★★怖くて、奇妙なショートショート小説第3弾登場!読みごたえたっぷりの本格小説です。すべての話に誰にも予測できないどんでん返し!ゾワゾワが止まらない..人気のホラーをテーマに最後は必ず驚きの展開!読みだしたら止まらない1冊です。 【目次】 夢語りの本 運命の像 掛川香織の心臓 さいきょうのおみくじ 置き土産 同じ目に 持って帰る かごめかごめ エキストラ ラブレター 世界のバランス だいだほうしの足跡 死神 今日は君がいない 通気口からもれるにおい 生放送動画 赤い窓の家 気持ち売ります 人生が変わる夜 屋上で見たモノ スーパースパイダー ぼくの彼女 シミ 防犯カメラの女 キミヒロくん 母の手 <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha
  • 5分後に起こる恐怖 世にも奇妙なストーリー 鏡凪町の祟り

    5分後に起こる恐怖 世にも奇妙なストーリー 鏡凪町の祟り

    小説・文芸

    3.0
    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★怖くて、奇妙なショートショートシリーズ『世にも奇妙なストーリー』の第2弾が登場!★★小学校4年生~中学生向けで、読みごたえたっぷり&すべての話にどんでん返しがある本格小説です。 【ストーリー】 鏡凪町――かがなぎちょう 海沿いにある町。竜宮伝説と大きな水族館があることで知られる明るい街。けれども、この街にある変化がおこっていた。町のさまざまな場所で起こる奇妙な出来事。ある日、家の表札が逆さまになっている、お地蔵様の頭が上下逆になっている、右利きの友だちが左利きになっている。そして今日もなにかが、昨日とちがっている。ぼくらの町は少しずつ、ぼくらの町ではなくなっているんだ。 【目次】 もどしの鏡 鏡凪町とミル 鏡凪中学校 逆さ鏡の教室 鏡凪中学校 集合写真 渚小学校 逃げろ! なぎさ海水浴場 ゴミ拾い なぎさ花鳥園 深淵にたたずむ鳥 笠円線・鏡凪駅 竜の目 鏡凪町渚二丁目 声がきこえる 笠円線・高架下 トンネルの噂 水鏡洞 竜歯岩が出る夜には 菅谷城址公園 公園に潜むハグモ 鏡凪町菅谷四丁目 ドアの向こう側から かがなぎ水族館 地下の水族館 ホテル「ホライゾン」地下遊技場 ボーリング場 鏡凪総合病院 変わり果てた娘 なぎさ海水浴場 彼女が死んだ理由 鏡凪漁港 帰ってきたおじいちゃん 鏡凪町菅谷三丁目 蟹 鏡凪ふれあい商店街 アクセサリーを愛でる女 興鏡寺 今日はお墓参り 鏡凪中学校・軽音学部 アンプからもれる声 菅谷小学校 サカツラモドキ 鏡凪ふれあい商店街 死者からの土産もの 鏡凪港海産物市場 海辺の少女 山津身神社 サカサのサカサ 小姫山街道 ドライブ 休息 <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha
  • 5分後に起こる恐怖 世にも奇妙なストーリー 百壁町の呪い

    5分後に起こる恐怖 世にも奇妙なストーリー 百壁町の呪い

    小説・文芸

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    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★★ページをめくる手が止まらない★★ 小学校4年生~中学生にも読みごたえたっぷりの本格児童ミステリー&ホラーのショートショート小説。 怖くて、奇妙な小説がたっぷり27話!どんでん返しの連続で、止まらない面白さ! 5分間で読めるので、朝読にもぴったりの1冊です。 【目次】 ◎百壁町の謎―ミル登場 ◎一平丘 ななし工場のお化け煙突 ◎百壁町二丁目 制服 ◎百壁町四丁目 嘘つき ◎一ノ白橋東交差点 恋のまじない ◎第四公園 かくれんぼ ◎百壁町五丁目東交差点 十字路の宝物 ◎百壁小学校 校長先生 ◎百壁小学校 マリーさん ◎百壁町町役場付近 幽霊屋敷 ◎こもれび銀座商店街 人形の店 ◎旧百壁小学校 赤い黒板 ◎百壁小学校 職員室 ◎百壁町五丁目 隙間女 ◎百壁小学校 予言アプリ ◎百壁町の謎―開かれた怪異 ◎百壁町町立図書館 おばけなんて嘘さ ◎百壁小学校 三体目の地蔵 ◎九十九峠坂入口 飢えた犬 ◎百壁町町立図書館 不思議な本 ◎九十九峠坂 串稲田神社のわら人形 ◎百壁町一丁目 開かずの間 ◎別府食堂 食堂の少女 ◎百壁海浜水族館 水族館で待ってる ◎美乃山公園 桃の木 ◎百壁駅 百壁駅のホーム ◎明日が丘遊園地跡 遊園地のチケット ◎百壁町の謎―約束 <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha
  • 前夜祭

    前夜祭

    小説・文芸

    3.0
    1巻770円 (税込)
    真夜中の校舎ではじまる殺人の狂宴 学園祭前夜、一人の教諭が異常な姿で惨殺された。 職員室に閉じ籠る残る教員たちを襲うモノの正体とは―― 学校祭前日。深夜にもかかろうという時間まで緋摺木高校の教員たちは残業していた。休憩時、いなくなった教諭が異常な状態で惨殺されていた。その死体は、学校裏の神社で殺され続けていた小動物の死体を連想させるようだった。殺人者がまだ校内にいるのではないかと恐慌につつまれ、職員室に立て籠もる教師たち。――そんな中、職員室の空調が冷気を出しはじめる。 遠田志帆・装画

ユーザーレビュー

  • 5分後に息をのむ 世にも不思議なストーリー

    Posted by ブクログ

    ・短い話が何個も入っている短編集で本当にすべての物語(の最後)で息をのんだ。
    ・最後まで見たほうがいいと思う。
    ・いろいろな(ジャンルの)話があり読んでいて飽きなかった。
    ・スラスラ読めて読みやすかった。
    ・とても良い作品だった

    0
    2024年04月21日
  • 前夜祭

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    登場人物の関係性がよくわからなくて、混乱(;^_^A

    つまらないわけではないのですが、そのあたりをもっとすっきりした描き方をしてもらいたかったなぁ。

    期待していたので、すこし肩透かしを食らった感じはしましたね。

    0
    2021年12月21日
  • 5分後に起こる恐怖 世にも奇妙なストーリー 呪いの螺旋

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    ネタバレ

    呪い。それは確かに存在する。知らない間に、貴方はそれに触れてしまっているかもしれない。あるいは、触れられてしまっているかも。もし、呪いに魅入られてしまったら、逃げることはできないだろう。
    ***
    「世にも奇妙なストーリー」シリーズ第5弾。これが最終巻の様子。今回はメンバーが大きく変わり、最近名前を見るようになった作家さんが多数書かれた作品の様だ。どれがどの作家さんの話かは分からないが、どれも面白い作品ばかりだった。怖い話も多くあったが、怖いが不思議と感じる話も多かった。
    お気に入りの話は、「顔ナシの鏡」「その話、知ってるよ」「かえさずの指輪」。 「顔ナシの鏡」は語り手の通う学校が林間学校で利用する宿泊施設にあるといわれる、鏡に関する怖い話。この施設のどこかにはひび割れた鏡があり、そこに顔がぼやけて映ると、お化けに顔を持っていかれるというものだ。母親が子供のころからまことしやかにささやかれていた噂であるが、その真偽のほどは定かではない。語り手は、その噂と、初めてお気に入りのぬいぐるみと離れて寝ることに不安を覚えていたが、実際林間学校に参加するとイベントが目白押しでそんなことは次第に気にならなくなってしまった。二日目になって余裕が出てきた語り手と友人はイベントの合間を縫って鏡を探すが、時間も探す場所も限られるため結局鏡を見つけることはかなわなかった。所詮は噂だと割り割り切り、そして次第に鏡の事を忘れる語り手たち。しかし、その日の夜、寝ていると目の前にある大きな窓に白い影が現れた……。楽しそうな林間学校を一瞬で阿鼻叫喚の地獄絵図に叩き落す白い影。挿絵を見る限り人間の格好をしているが、手足や首が長くちぐはぐで気持ちが悪い。
    それが頭をガラスに頭を何度も何度も打ち付けている様を想像するだけで鳥肌が立つ。その場は、騒動を聞きつけた先生が助けに来てくれたので事なきを得たがそれからが本当の恐怖の始まりだった。この短篇集はいつも思うのだが、想像しているオチの裏をかくオチを書いてくるので非常に面白い。話の主体は確かに鏡の怪異なのだが、呪われた鏡が存在するわけではないというのが面白かった。読み終わって、はーなるほどなー。という気持ちだった。

    「その話、知ってるよ」は語り手である父親が、自分の娘に話す怖い話。夜眠れないときに、怖い話をせがむ娘に聞かせた話は、実際に語り手が体験した恐ろしい話だった。 職場の後輩である武田から教えてもらった幽霊屋敷「イラハラ邸」そこは、一家六人がある日忽然と消えてしまったという事件が起こった家だった。この辺りに越してきたばかりの語り手はピンとこない様子だったが、辺りでは有名な家らしい。ほめられたことではないが、仕事の合間に別の後輩を含めた3人で行ってみようという事に。
    社用車を乗りつけ、件の「イラハラ邸」を訪れるが、思っていたよりきれいな普通の一軒家だった。平和な雰囲気に拍子抜けする語り手であったが、この後とてつもなく恐ろしい目に合う羽目になってしまう。 一家失踪が起こった家に纏わるホラー小説。この家で巻き起こる異様な現象も怖かったが、それより、武田の異常な行動のほうが気になった。まず、敷地内に入った後裏庭にあるという底なし沼に、かつてこの家に住んでいた少女が使っていた思われる三輪車を投げ入れてみたり、勝手に裏口から家の中に入ったりとやりたい放題。
    正直ドン引きした。最初から軽薄そうな感じであったが、常識がなさすぎる!とムカムカしながら読んだ。(武田のこの行動の謎は最後に理由が明かされることになる)なかなか怖い場面にならず、武田の傍若無人な振る舞いにイライラしたが、その後起こった怪奇現象はばっちり怖かった。何の前触れもなく起こった現象に這う這うの体で逃げ出す3人。その出来事を娘に怖い話として話すのはなかなか刺激的過ぎやしないだろうか。普通なら泣く。しかし、話し終えた後の娘の反応は意外なもので、すでにその話を知っているというのだ。
    しかも、この事件の真相とも言うべき話をよどみなくつらつらと話し始めるのだ。この時点でもう背筋がゾクゾクした。何となく予想しつつページをめくっていくと、やはり思っていた通りで、うわっとなった。更にそのページに描かれている挿絵で更にうわっとなってしまった。この話は話自体もこの本の中で一番怖いし挿絵も一番怖い。失踪事件の真相がわかりすっきりしたが、オチが怖すぎてそれどころの騒ぎじゃなかった。

    「かえさずの指輪」はある町に伝わる俗信に関する怖い話。海に面しているその町は、海からやってきた品は、海で亡くなった持ち物だからという考え方があり、それを元の持ち主に返すため、漂流物を船に乗せ、海に返すという祭りを行っていた。この話を語り手は信じていたが、姉は全く信じていなかった。 ある日海辺を散歩しているとダイヤモンドの指輪が落ちていることに気づく語り手。綺麗なそれであるが、流れ着いたものだから、海に返してしまおうとする。しかし、いつの間にか後ろにいた姉がそれを目ざとく見つけ、指輪を自分の物にしてしまう。
    海に返すように促す語り手だが、姉は頑として聞かず、それを持ち帰ってしまう。姉の行動に不安を覚えながら、怖くて何も言えない語り手は、そのままにしておいたが、その夜、姉と並んで寝ていると海からやってきた脅威にさらされることになってしまった。土着の風習を信じない、姉に起こってしまった悲劇。であるのだが、自業自得なところが否めない。風習を信じる信じないは個人の価値観なので、それはいいとして、ダイヤモンドが付いた高価な指輪を自分の物にしてしまうその根性に驚き。海からやって来たにしろ、誰かが落としてしまったものだったにしろ、気持ち悪くないのだろうか。欲って怖いなぁ。その結果、海からやってきた指輪の持ち主に襲われひどい目にあってしまうのだが、そりゃそうなるのは仕方がない。軽い気持ちで自分の物にしてしまおうと思ったのだろうが、その代償はあまりに大きすぎた。

    0
    2021年02月11日
  • 5分後に起こる恐怖 世にも奇妙なストーリー 影彷徨う町

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    町を徘徊する黒い影。それは貴方が見つけてくれるのをずっと待っている。ずっと、ずっと。でも、もし見えたとしても、気づかないふりをしなくてはいけない。そうしなければ、貴方は後悔することになる。

    ***

    世にも奇妙なストーリー。このシリーズも早くも第四弾。回を追うごとに怖さの濃度が上がっている印象。今回も容赦なく怖い。帯に前の巻の感想が一言ずつ載っており、感想を述べた人物の学年が乗っているのだが、小学5年生から高校生までと幅広い年齢層が愛読している。
    大人が読んでも十分楽しめる内容なので、この人気は非常に納得。怖い話もあり、感動的な話もありでいろいろ粒ぞろいだった。 お気に入りの話は「天井裏の足音」「町にひそむモノたち」「草笛亜沙美はなぜ幽霊になったのか」。

    「天井裏の足音」
    祖父が住んでいる古い日本家屋を舞台にした恐怖体験。祖父の家には曰くのある古い井戸がある。それはその昔、この家に勤めていた使用人が盗み食いを働き、怒った主人が井戸に逆さづりにして責め殺してしまったという話だ。小学生の頃はその話が怖くて怖くてたまらなかった語り手だが、中学生になると流石にその怖さは薄れてくる。代わりに、トイレまでの道筋にある渡り廊下の天井裏から人間が歩き回るような足音がすることに気が付いた。はじめは気のせいだとも思ったし、祖父に掛け合っても相手をしてくれないため気にしないようにしたのだが、ある日出来心で足音に向かって話しかけてしまう。それからというもの足音は存在感を増してしまった。正体が知れぬままというのはどうにも怖くなってしまった語り手は、天井裏にスマホを仕掛けて動画を撮影することにした。何とも知れぬものが屋根裏を足を音を立てて歩き回っている。しかも、平屋の日本家屋なので天井裏は非常に狭く誰かが入り込み、歩き回れる余地はない。最初は静かに歩いているだけの足音だったが、認知されていることに気づき、語り手に駆け寄るように足音が激しくなる。足音はどうやら渡り廊下しか歩き回れないようだが、あの明らかに走り寄ってきた音を聞いた後では、そんなことは気休めにしかならない。正体を知るため、決死の覚悟でカメラを仕掛け真相を探る語り手だが、読んでいる途中でなんとなく、その足音を立てている者の正体がわかってしまった。(当たってないほうが嬉しかった)真相を知った後、知らなければよかったと激しく後悔。でも、初めから答えは示されていたのだ。この家に出る幽霊らしい幽霊は一体しかいなかった。そして、その幽霊がどんな状態で死んだかを考えれば分かることだったのだが、足音がそこから響いていると思い込まされていたので、とても驚いた。この話は挿絵があったのだが、その挿絵がまた怖かった……。

    「町にひそむモノたち」
    大学生の友人が、実家に帰るといったっきり帰ってこない。心配した語り手とその友人は帰省した友人の実家がある町まで行ってみることに。その町はなかなか寂れた田舎だった。駅前には人がおらず、タクシーもない。駅の近くにあるといわれていた宿ですら、四キロ離れているというありさまだ。仕方なく歩いて宿を目指しつつ、友人の家を探すことに。しかし、初めての土地で右も左もわからない。町人に道を聞こうと、近くにいた老婆に話しかけようとするが、その老婆は普通では考えられないような、異形のものとあらわすにふさわしい風貌だった。関わり合いになりたくないと、語り手はその老婆を無視ようとしたのだが、何と友人は臆することなく話しかけてしまう。ぎょっとする語り手を尻目に、その老婆と話を始める友人。自分が見えるのかと老婆がたずねると、友人はためらうことなく見えると答えてしまった。この話がこの本の中で一番好みで、一番怖かった。絶望の度合いもぶっちぎり。友人の住む町に徘徊する異形のもの。目を黒い布で隠し、口を糸でジグザグに縫ってしゃべれなくしている。その風貌だけでかなりパンチがきいている。脳裏にその姿を思い描いただけで嫌悪感と恐怖に襲われる。そんな老婆によく話しかけられたよな、友人は。この時点で何かもうおかしかったのか?目隠しはともかくとして、口を縫われている時点で人間では何となく察せられるのに、それが「見えるか?」と聞いてきて「見える」と答えるのはご法度だろう。その後も、町を歩いていると異形のものがうろうろしておりどう考えてもまともな町じゃない。その後、友人の家に行き、(その友人の家で起った出来事も恐怖)電車を待っている間に立ち寄った町の資料館で、あの異形のものの成り立ちを知ってしまう語り手と友人。やっぱりご法度だったじゃないか……。それにしても、あの異形ものがどうやってできているかは分かったのだが、どこからやってきたものなのだろう。ある種の呪いの様に増えていく方法は資料に書いてあったので、よくわかったのだけれど。この異形のものの一番最初は何だったのか、これだけでもう一本小説が書けそう。しかし、こんなものがあちこちにいるのは嫌だなぁ。語り手の町には別の格好をした同じようなものがいるようなので、色々なバリエーションがあるのかもしれない。行く先々にもしこんなものがいるのだとしたら、もうどこにも行けない……。

    「草笛亜沙美はなぜ幽霊になったのか?」
    最初の雰囲気と最後の雰囲気が正反対で面食らった。住職をしている祖父をもつ大学生の語り手。祖父と同じく昔から幽霊が見える質の語り手は、時々除霊を手伝うようになっていた。そんなある日、突如祖父が「草笛亜沙美」という女性の除霊を任せてくる。除霊、といってもその幽霊が何故幽霊になったのかを解明し、幽霊に聞かせ説得して除霊するという穏便な方法をとっているので、そんなに大仰な事ではない。しかも、10万円というなかなかの報酬に二つ返事で了承した語り手だが、すぐに後悔した。何故かどれだけ調べても彼女の情報が出てこないのだ。自分がなぜ死んだのか全く分かっていない彼女の死因は、おそらく事故や事件に巻き込まれた突発的なものだと睨んだ語り手はいろいろなものを駆使して、彼女が死んだ理由を探るのだが、すべて空振りに終わる。そんな時、姉から彼女の正体を知る核心的な情報を得ることができたのだった。彼女の正体が知れるまでは、なんとなく明るい面白い雰囲気だったこの作品。しかし、彼女の正体が分かった次のシーンからがらりと雰囲気が変わった。正直、正体が分かった時、このままいい感じで感動的に終わるんだろうなぁ、と安直に考えていたのだが、そっち方向に転がるとは思わなかった。なぜ彼女が幽霊になったのかは納得できた。その理由が個人的な欲望に塗れていたとしても、よくわかった。しかし、祖父のその動機はどういう訳だ。なんでそんな回りくどいことをしたのだろう。語り手は跡継ぎになりたがってはいなかったが、それにしても強引すぎるし、結局は実にならなかった。祖父の目的がそこにあるなら、もしやこの草笛亜沙美の幽霊自体も仕組まれた事なのでは?と邪推してしまった。でもそうじゃないと、その後語り手の姉に起ころうとしている悲劇もあまりに都合が良すぎる……。

    今回の本は、人間の心の醜さや欲望を現した作品が多かった。幽霊になってもなおその心を持ち、他者を陥れようとするのだからつくづく人間とは恐ろしい。

    0
    2021年01月31日
  • 5分後に起こる恐怖 世にも奇妙なストーリー 闇巣喰う町

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どの町にも存在する暗がり。校舎の中に、家の中に、神社の中に。これは、そんな闇から生まれた恐怖の物語。 物語達は人々を飲み込み、陥れた、絶望の淵へと引きずり込む。気付いときには、もう手遅れなのだ。
    ***
    世にも奇妙なストーリー、第三弾。第一弾、第二弾は特殊な環境に置かれる町そのものにスポットを当てた作品だったが、この度から特定の町で起こった出来事という縛りがなくなっていた。そのためなのか、広義での怖い話、となっており、様々なパターンの怖い話が詰め込まれていて非常に楽しめた。
    また、怖い話ばかりではなく、不思議な話であったり、読んでいて切なくなるような話もいくつか見られた。 お気に入りの話は「置き土産」「ラブレター」「キミヒロくん」 「置き土産」は怖さと気持ち悪さが同居した作品だった。近所の人が引っ越す際、語り手の家族に破格で一軒家を譲ってくれる。一軒家に引っ越し、家を整理していると階段下にある収納スペースの奥から緑色の大きな甕が出てくる。厳重に蓋がされているその隙間から、酒のような甘い香りが漂ってくるが、気味が悪いので開けようという気にはならない。父親は中身が気になる様子だが、家を譲ってくれた人の忘れ物のようなので、勝手には触れない。対処に困るので、先方に電話し連絡を試みるが、なんど電話しても繋がることはなかった。その内、父親の不審な行動が目立ち始めた。父親が何をしているのか察しはついているのだが、追及はできない。もやもやした思いを抱えつつ日々を過ごしていると、ニュースで甕の中身を間接的に知ることとなった。 真相を知って、まずこみ上げたのが吐き気だった。甕に封印を施して、怨霊が外に出ないようにしていたが、何かのはずみで封印が解かれ、一家に災厄をもたらす話かと思ったが、もっと厭な話だった。甕の中身が何かに関して詳細は省くが、どうしてそんなことになったのだろう。新しい会社が大当たりしたので引っ越したというこの家の元の持ち主が行った事業というのはその甕の中身を世に売り出して大儲けしたのだろうか。 それにしても、一つだけこの家にその甕を置いて出て行ったのは何故?こんな大事なものを忘れていくとは思えないし、そうなれば、故意か。だとしたら、元の持ち主は何を考えて、誰に対してこれを残したのだろう。この甕の中身に憑りつかれたようになっている父親は、同じものを作り出そうとしている様子。ある意味呪われたような状態なのかもしれない。「ラブレター」は読み始めからもう、嫌悪感が募りまくる話だった。幽霊が怖いではなく、人間が怖い話。一人の男性を好きになった女性が綴った、愛の手紙。はじめの数行は普通のラブレターという風だったが、徐々に書き手の異様さが顔を覗かせ始める。男性の気持ちを一度も確かめることなく、『運命の相手』、『私たちは両想い』などという言葉を多用し始め、あなたが何も言わなくても私は分かっている、と独善的な愛を語る。世の中にはストーカーといって一方的に相手の事を調べて、愉悦に浸る人間がいるけど、とても信じられない!と憤慨する一方で、自分独自のルールで私は違うと言い切る。自分がやっている事が社会から見てどうなのかという認識と、自分が現状どんな人間なのかという認識が全く正しく行われておらず辟易。半分ぐらい読んだあたりでおなかが一杯になった。読めば読むほど嫌悪が嫌悪を呼ぶ話だったが、頑張って読み進めていくと、最後の悲惨な出来事に絶句した。運が悪かったという言葉では補いきれないほど最悪の出来事だった。でも、こういうことは現実に起こりそうで、そこも非常に怖かった。「キミヒロくん」は自己責任系の怖い話。不幸の手紙のような要素もあり怖かった。小説家を志す語り手は、フリーの編集者と出会い、出版社に売り込んでもらうための原稿をいくつか書き上げる。しかし、一切の妥協を許さない厳しい編集者は優しい言葉ではあるが、もう少しヒットするような話を書くようにと暗に示してくる。一生懸命ネタを考えはするのだが、なかなかいい案が浮かばない。困窮した語り手は、兄に何か面白い話はないかと打診した。すると、今兄が働いている美容院に急に女の子が入ってきて、柳下という従業員に手紙を渡し去っていった。突然の出来事に思わず受け取ってしまった手紙だが、初対面で手紙を渡していくその様に気味の悪さを覚えた柳下はその手紙を破棄する様に兄に伝える。手紙の内容が気になった兄は破棄する前に中身を盗み見てみると、どうやら不幸の手紙の類のようだ。時代錯誤のような手紙に白け、特に何もすることもなく手紙を破棄した。その時は、変な人間の単なるいたずらだと歯牙にもかけなった語り手とその兄だったが、その後その手紙の所為としか思えない出来事が起こる。 とても不気味な雰囲気をまとった話だった。突如もたらされた不幸の手紙の存在自体も気味が悪く、そしてその手紙の文面の通り兄が呪われてしまったのも怖い。だが、それ以上に語り手のスマホに留守電として残されていた兄からのメッセージが恐ろしい。目に見えぬ何かに迫られ恐慌状態に陥る兄。電話の向こうで錯乱し、悲鳴を上げ何とか逃れようと足掻く兄の声とは別に、ひたすら「キミヒロくん」と囁く何百、何千という声、声、声。一つ一つの囁きは小さいが、幾重にも重なり耳元で虫が這いまわっているかのようにざわつく。その様を想像しただけで鳥肌が立つ。「キミヒロくん」の正体が全く分からないだけにいろいろな想像をして、余計ゾッとする。 オチも自己責任系によくある展開だが、一部信じる人が出てきそう。 今回は取り上げなかったが、「運命の像」という話もなかなかおすすめ。こちらはラストが秀逸だと思う。 どの話もサクサクと読めるが、しっかり怖い。ホラーを気軽に読みたい人におすすめの一冊。

    0
    2021年01月24日

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