作品一覧

  • サイバー覇権戦争――ソフトとハード、二つの戦線
    5.0
    1巻3,740円 (税込)
    ★作品社公式noteで「訳者あとがき」公開中→「サイバー覇権戦争 試し読み」で検索! 第二次トランプ政権、ジェイコブ・ヘルバーグ国務次官(指名)が描き出す、新たな覇権の見取り図。 ●いま求められるシリコンバレーとワシントンの協働 ●日本人も知るべき、サイバー世界の2つの戦いとは? 新政権のアメリカ外交の今後を占う上で、必読の一冊! サイバーセキュリティの専門家として2020年までグーグル社で対偽情報・外国介入のポリシー策定を主導し、2025年発足のトランプ政権の国務次官に指名された著者が呼びかける、新たな「テクノロジー冷戦」への警告。自由と民主主義を防衛すべく、ソフトとハード両面で戦われる、サイバー、経済安保の超・最前線! ★「私がこの本を書いたのは、シリコンバレーから見て、中国が世界の覇権を握るための前例なきテクノロジー闘争に挑んでいることが明白となったからです。」――著者公式「X」ポストより 新たな戦争=「グレー戦争」の主戦場であるサイバー空間での戦いを、「フロントエンド」=ソフトウェア(ニュース・SNS・アプリなど)と、「バックエンド」=ハードウェア(コンピュータ・タブレット・スマホ・光ファイバー・衛星など)の二つの戦線に整理。最新技術を用いて、世界の勢力圏の再編成を試みるテクノロジー権威主義国の攻撃の実態を明らかにし、加熱するグレー戦争に民主主義国はいかに対処するべきか、第二次トランプ政権、国務次官(経済成長、エネルギー、環境問題担当)指名の著者が処方箋を提示する。 【目次】 プロローグ 序章 帝国の中心で――セーヌ川の小さな谷 第1章 グレー戦争の起源 第2章 ソフトウェア戦争 端末画面のフロントエンドをめぐる戦い 第3章 ハードウェア戦争 デバイスのバックエンドをめぐる戦い 第4章 国家主権の未来は技術に宿る、軍隊ではない 第5章 丘と谷 第6章 グレー戦争に勝利する 第7章 スプートニク・モメント エピローグ/謝辞/原注/訳者あとがき
  • 陰の戦争 アメリカ・ロシア・中国のサイバー戦略
    4.0
    サイバー戦争は既に始まっている!戦時と平時の境界が消滅、国家の中枢機能やインフラを破壊!三大国の思惑と戦略思想を比較分析する 第1章 陰の戦い  第2章 アメリカのサイバー戦 第3章 ロシアのサイバー戦 第4章 中国のサイバー戦 第5章 サイバー戦の政策
  • AI・兵器・戦争の未来―米中覇権・最終戦争の行方
    3.8
    戦争の終焉か、人類の終焉か AI全能兵器の進化で安全保障の世界は一変する! 米国第一人者が描く衝撃のシナリオ ◎本書は、戦争においてこれまで以上に増大する人工知能(AI)の役割について描いている。特に、21世紀前半の戦場を支配することになる自律型兵器(autonomous weapons)について検討する。次に、21世紀後半の戦場を支配する全能兵器(genius weapons)を検討する。いずれのケースでも、これらの兵器が生み出す倫理的葛藤と人類への潜在的脅威について論じる。 ◎AIテクノロジーは絶え間なく飛躍的進歩を遂げている。AI研究者は2040年から2050年の時間枠で、AIは人間の知能と同等になる可能性が50パーセントであると予測。同じ専門家は、AIは2070年にはすでに「人間のあらゆる関心領域において人間の認知能力をはるかに超える」と予測している。 ◎現在、アメリカ、ロシア、中国は致死性兵器システムの中でAIを精力的に開発・配備している。本書はAIの科学、戦争への適用、そしてその適用がもたらす倫理的ディレンマを探る。とりわけ人類絶滅のリスクを冒すことなく、AI兵器の能力を増強し続けることは可能なのか、という問題を扱う。(序章より一部抜粋)

ユーザーレビュー

  • サイバー覇権戦争――ソフトとハード、二つの戦線

    Posted by ブクログ

    網羅的でも、かなりのボリューム。
    集中が続いてない部分もあったので、もう2,3冊入れるか、新書辺りの区切られた感じでもう少し頭の中を整理したいところ。

    筆者が今現在なにしてるか、あまり情報が無いみたいで、気になる。

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    2025年11月09日
  • 陰の戦争 アメリカ・ロシア・中国のサイバー戦略

    Posted by ブクログ

    【サイバー戦政策の真のアートはその繊細さと優美さにある】(文中より引用)

    サイバー分野における大国として振る舞うアメリカ・ロシア・中国。その3か国のサイバー戦略に光を当てながら、国際的なガバナンスの可能性について検討した作品です。著者は、コロラド鉱山大学で教鞭を取るE・V・W・デイヴィス。訳者は、陸上自衛隊での勤務経験を持つ川村幸城。原題は、『Shadow Warfare: Cyberwar Policy in the United States, Russia and China』

    サイバー戦に対する3か国の捉え方が、サイバー空間に対するそれぞれの認識から派生して大きく異なることがよくわ

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    2023年06月29日
  • AI・兵器・戦争の未来―米中覇権・最終戦争の行方

    Posted by ブクログ

    AIの進化がシンギュラリティへ近づいている。今から30年〜50年後くらいでその時がくるとの前提。
    コンピュータが人間同様の知能を持った時に戦争はどうなるか...
    人間はその過程で全脳AI兵器を作るだろう
    コンピュータが全脳を得た時、人間はコンピュータと共存できるのか?コンピュータは人間を放逐するのではないか。
    人間は全脳性を得るためにSAIH(strong artificialy intelignent human)となる。全脳コンピュータと繋がるインプラントを脳に埋め込むことで人間を超えた存在となる。SAIHを選ぶ人間とそうしない人間がある時期には存在する。

    AIの実現には量子コンピュータ

    0
    2021年10月12日
  • AI・兵器・戦争の未来―米中覇権・最終戦争の行方

    Posted by ブクログ

    軍事だけでなく倫理とか科学技術とかに広く関わる本。AIと同じくらいナノ兵器を取り上げてるのは本人も開発に携わっていたから?
    著者は今世紀中にシンギュラリティに至ると予測しており、それ以後のコンピュータを超絶知能と呼び、超絶知能によって制御される兵器を全能兵器と呼んでいる。AIが当たり前になりいつしかAIと認識されなくなるAI効果、2014年に策定されたアメリカの第3のオフセット戦略、ごく初期の人工知能マシンでもスイス連邦工科大学の実験で自己保存のための欺瞞と狡猾さを身につけたこと、脳内インプラントによりシンギュラリティ以降はSAIHは意識せず超絶知能の管理下に入ってしまうこと、自律兵器は区別原

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    2022年05月14日
  • 陰の戦争 アメリカ・ロシア・中国のサイバー戦略

    Posted by ブクログ

     従来の通常戦では捉えきれないサイバー戦の実態を「陰の戦い」(shadow warfare)という概念を使い考察するもので、現状を平時から連続する終わりのない戦いが続いていると捉え、副題のとおり、サイバー戦の主要三大国、アメリカ、ロシア、中国について、その戦略、制度・組織、サイバースペースの制御(ガバナンス)といった共通の視角から比較分析を行っている。

     各国の政策目標、担当機関・組織、防御、諜報、妨害・破壊工作の実態、全体的戦略の特性、国際的コントロールに関する考え方等が具体的に論じられており、資料的にも価値があると思われる。

    0
    2022年09月26日

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