ユーザーレビュー 【小さな会社】逆襲の広報PR術 野澤直人 世界最高の広報本。ここまで具体的な動き、ゴール設計が書かれた広報マニュアル本はなかった。 広報のやるべきことや効率的攻略術がすべてわかる。 ◯報道に繋がる広報=良い広報 良い広報とは売上に繋がる広報 売上に繋がる広報は信用力が上がる広報 信用力が上がる広報とは報道(第三者によるマスコミ露出) ◯...続きを読む報道(第三者によるマスコミ露出)が何故良いか ・他社との比較が起こりにくい。 ・指名検索が増える。 ・インナーブランディングにも大きく効果があり、離職率も間接的に下がる(語る文脈が増える、家族が味方になる)。販管費が下がる。 ・採用力に直結する。採用費が下がることはもちろん、優秀層を獲得すれば売上があがる。 ・業務提携、アライアンスの機会が増える。 ◯広報PRでできること ・広報PRでできることは2つ。売上を作ること、ブランディングできること。まずは売上を上がることだけに注力 ・重要なことは3つ。ネタをつくって、的確なプレスリリースを書き、マスコミに上手に伝えること。一番重要なのはマスコミに上手に伝えること ◯具体的な広報PR活動 ・各メディアリストの自社領域を担当しているマスコミの関係者を探し関係値を作れ。自社メディアリストをつくることが初手。 ・テレビを狙え。新聞や有名ネットメディアを狙えば、そのあとテレビがついてくる。 ・メディアの強さ構造は、ウェブ・業界紙<雑誌<全国紙・新聞<テレビ ◯報道連鎖までの5ステップ (1)報道分析:自社に興味・感心をもつ可能性のあるマスコミ関係者を洗い出す (2)電話アプローチ:リストアップしたマスコミ関係者に電話でコンタクト (3)メディアキャラバン:マスコミ関係者と面談。情報提供と取材依頼をする (4)メディア最適化PDCA:発信する情報とメディアリスト更新しつつ、継続的に情報を発信する (5)報道連鎖:テレビで報道されるリーチを狙う (1)報道分析 自社に興味・関心を持ちそうなマスコミ関係者を洗い出す。ライバル会社の広報もすべてチェックし、出し方や実際に表にでた「面」などすべてハック ・ニュース記事や日経テレコン、テレビでた蔵、ネタもとPR手帖 ・新聞は文末の執筆者 ・雑誌は編集長、ライターや監修者の情報が掲載されている場合がある ・テレビは「◯◯ジャーナルの■■コーナーの担当ディレクターはいらっしゃいますか」。スタッフクレジットが流れる場合も要注目、テレビの制作会社と繋がる手もある ・ウェブは編集部 ・業界紙専門誌は編集長 (2)電話アプローチ ・「面白い情報があるので1分だけ時間ください」「実はまだ、プレスリリース配信前の情報なのですが..」など営業同様にトークを工夫する ・電話で全部を説明するな。対面アポイントに繋がるようにせよ (3)メディアキャラバン ・徹底した準備 ・取材になるのか、リリースされるのかめっちゃ聞く ・訪問後のコミュニケーションも徹底 ・リリース断られても縁がでたのは成果。与え続ける (4)メディア最適化PDCA ・編集者やライターに「なぜ記事にならなかったか」を徹底してヒアリングする関係を築き、PDCAを回す ・記事がでてもでなくても、コミュニケーションを継続する。編集者が担当した記事をチェックして感想を送るなどの戦術も必要 ◯マスコミ関係者とのコミュニケーション ・特にならないお願いでも可能な限り協力する ・勉強会やセミナーに参加する ・新聞、雑誌、テレビの制作事務所に電話しまくる ・知り合いに紹介してもらう ・SNS経由でのコンタクトも非常に効果的。繋がりやすい ◯プレスリリースの書き方 ・うまいとこをパクれ ・三方よしで書け。売り手買い手世間 ・図表などのビジュアルを挿入する ◯PRネタの探し方 ・競合のIRPRすべてをみて参考にする ・社内報をIRPRに活かせる構成にして本気でヒアリング、編集 ・社内の会議やランチに幅広く顔を出す ・社長やキーマンにヒアリング ◯広報担当者に必要な能力 ・戦略、戦術立案能力 ・文章能力 ・営業力、コミュニケーション能力 Posted by ブクログ 【小さな会社】逆襲の広報PR術 野澤直人 【「小さな会社の広報PRにおけるバイブル的一冊」とゴリ押しされて読んだ本。 2017年発行なので若干内容が古い部分もあるが、知識ゼロの人が広報PRという世界に足を踏み入れる際には有用な情報が満載。 おそらくこの本に書かれていることをベースに自社に当てはめてアレンジしながら実行していけば、大きく外...続きを読むれることはないのだろうと感じた。 Posted by ブクログ 【小さな会社】逆襲の広報PR術 野澤直人 大手とベンチャー企業の広報の役割の差が理解できた。ベンチャー企業は地道なマスコミ開拓の努力が必要で、強靭な精神力と度胸が必要だと感じた。 Posted by ブクログ 【小さな会社】逆襲の広報PR術 野澤直人 メディアを使った情報発信を積極的に行うためのHOWTOが盛りだくさんに入った本であった。 その中でも、自分の気付きになったものを下に記す。 広報・PRとは 情報発信の仕方:メディアの記事・番組を使う 発信する情報の自由度:コントロールはしづらい コスト:割安 読者・視聴者の注目度:受け手が欲しい情...続きを読む報なので、注目される 信頼度:高い STEP ・自分たちの業種や会社に適した、編集者リスト、メディアリストをつくる ・実際にアプローチをしていく ・アプローチをする際は、編集やライターの記事を読む ・言いたいことを1分にまとめて、電話する。(まず、メールはNG) ・その後、メールでプレスリリース(伝えたい内容)をメールする。 ・取材の意図を打ち合わせ、当日もヒアリング ・終わった後に、感想を聴く、ブラッシュアップ、関係性を深める メディア関係者と関係性を深めるために ・知り合うために(知人の紹介、セミナーに参加する) ・盆暮れ正月など、大型連休中は閑散期、良いネタを送る ・4月異動、選挙の時期などは繁忙期なので、接触は避ける、コンタクトが取りづらい ・フリーのライターともつながりをつくる 記事化をしてもらうために ・特集企画を組む ・広告出稿をする ・他社のプレスリリースをパクる ・三方良しの記事をかく ・図などを活用し、ビジュアル化する ・トレンドを意識する ・質ではなく、量を意識する、量から社会的なムーブメントを起こす ただし、広報には自分たちが情報を操作できないというデメリットも把握しておくこと。なので、言いたいことは端的に述べること。 だた、広報に正解はないので、自分たちなりの答えを作っていく。 Posted by ブクログ 【小さな会社】逆襲の広報PR術 野澤直人 大企業ではなく中小企業・ベンチャー向けの広報・PRの手引き本。 PR会社の身からすると既知の情報ばかりでとくに発見はなかった。しかし事業会社の広報担当者を含め、PR会社未経験の方からすると、すぐに役立つ情報ばかりで一読の価値がある。ただし、PRの心臓部ともいうべき肝心のメディアリスト構築のパートがあ...続きを読むっさりした書きぶりだったので、これだけではすぐに行動に移すのは難しいのではないか。メディアの連絡先は購入すべしとしか書いてないし、メディア選定の基準も書かれていない。とはいえ、テレビ番組のスポンサーの競合かぶりなど、PR会社のプランナーでも知らない人がいるような知識が満載なので、ベンチャー広報担当者はぜひ一読をお薦めしたい。 Posted by ブクログ 野澤直人のレビューをもっと見る