作品一覧

  • 創業家に生まれて 定食・大戸屋をつくった男とその家族
    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    「絶対不可能」と言われた食堂の多店化は、なぜ成功したのか。 カリスマの息子が明かす、日本初・定食チェーンの誕生秘話。 「食堂を多店化するなんて、絶対無理だ。あんたは馬鹿か」――。 かつて、東京・池袋に「50円食堂」といわれた安い食堂が存在した。 養父の急逝により若くして店を継承した男は、店舗展開を夢見る。 銀行からも取引先からも「食堂の多店化はありえない」と嘲笑を受けたが、 彼はお客を喜ばせるためにあらゆる実験をする。 屋根裏のような食堂の事務所で経営理念も掲げた。 そして新規事業の失敗、店舗の全焼などの苦難の中、理念を信念化。 「女性客が一人でも入れる定食店」というコンセプトで、それまでの食堂のイメージを がらりと変え、外食業界の最前線に躍り出た。 定食チェーン「大戸屋」を築いた三森久実氏。 彼はなぜ、新しい定食店を生み出せたのか。どうして、多店化することに異常なまでにこだわったのか。 創業者の息子は「父・三森久実」と「経営者・三森久実」をつなぐ作業を試みる。 そこには家族も知らなかった事実が――。そして、創業者の他界直後に勃発し、 世間を騒がせた会社側と創業家の対立の背景には何があるのか。 外食業界に大きな足跡を残した男の一代記を、息子の三森智仁氏が赤裸々に語り下ろす。

ユーザーレビュー

  • 創業家に生まれて 定食・大戸屋をつくった男とその家族

    Posted by ブクログ

    大戸屋創業家の方が著した一冊。父である創業者の事業にかける想い、大戸屋成長の秘話が語られている。カリスマ創業者が持つ、「想い」というより凄まじいまでの「執念」をまざまざと感じさせられるが、その奥には、養父母や実母への情が込められていることがわかる。飲食店は家庭料理の代行業だが、単に料理を出すのではなく、家族の健康を考える母親の愛情を代行するのだという理念。全てはお客さまのためという会社はよくあるが、本当に隅々まで行き届いているのかという徹底ぶり。料理の特徴を「素材」「発酵」「料理人の技術」と喝破する眼力。銀行からの借入は人様のお金、つまりお客さまのお金であるというある種の大局観。これらの本質に

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    2021年12月09日
  • 創業家に生まれて 定食・大戸屋をつくった男とその家族

    Posted by ブクログ

    事業承継、かくも難しいものか、という内容の本。
    大戸屋の創業記から始まり、創業者の三森久美氏の経営理念とは?を子息で最近まで大戸屋HDの役員だった三森智仁氏が描き出す。
    さらに大戸屋はコロワイドとのTOBを戦うことになる。その理由とは。

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    2020年08月05日

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