白田秀彰の作品一覧
「白田秀彰」の「コピーライトの史的展開」「グリゴリの捕縛」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
twitter上でのフェミニズムを名乗る活動が概ね反ポルノ活動であることに興味を覚え、そもそもなんで猥褻が悪いとされているのよ?と読み始めた本でした。性道徳に最も行動を抑圧されているのは女性であるという認識を持っていて、フェミニストを名乗る人々の活動と整合しないからです。
(以下内容)
性のタブー化、猥褻表現の禁止に時代を超えた必然性はなく、特定の宗教的信念の発露に過ぎないという立場で性表現規制がどうあったかを見ていく本。
まず猥褻という概念がその起源においては性と無縁であったこと、西洋の貴族階級がスムーズな財産相続のために婚姻外の生殖を避けたことの2点からスタートし、いかにして性が社会にあるべきでないとされてきたかを概観する。
猥褻概念の歴史的分析では性のタブー化が古くは家の財産を保全する慣習、時代が下って宗教の戒律、青少年の保護(何からの?)と変遷してきたことから、時代を超えた必然性がないことが示される。
また、英米の猥褻表現を巡る裁判を参照し、米の反ポルノ活動が婦人参政権運動のイメージアップ戦略の一環であったこと(平行して反アルコール運動は禁酒法へ結実した)、猥褻表現規制がプライバシー権や成人に責任能力を求める態度と矛盾し、「道徳的に脆弱な」女性・未成年者の保護の為とされたこと、作品の社会的価値を司法が判断するのは無理があること、キンゼイ・レポートの果たした役割についても説明される。