「なぜ働くのか」何らかの仕事に携わっている人なら、この問いを自分自身に向けたことがあるのではないでしょうか?私たちは、報酬の他に、働く理由を求めているのです。
・ジャック・ラカンの対象aを紐解くための本を探すために寄った、ららぽーと柏の葉KaboSで、私の手に収まりレジへと急がせたのは、表紙に『な
...続きを読むぜ働くのか』というタイトルが印刷された本でした…そうです、私は決して「働きたくない…」と思っているわけではないのですが、私の無意識は、「働く意味」について、より強靭な価値観を求めていたのです。
・結論から言うと、そんな抽象的な問いに対する答えは、そう簡単に見つかりませんでした。しかし、少なくとも、私が期待している「働く意味」の方向は、そんなに間違っていないという確信を得ることができました。そして、それは、社会にしみ込んだアダム・スミスに端を発するイデオロギーとは逆向きの方向に向かっていることも分かりました。
・この本は、私たちの働く環境が悪くなった原因は、誤ったアイデア・テクノロジー「イデオロギー」のせいだと書いています。相手がイデオロギーだとすると、まるで冤罪を塗られた犯罪者のように回り中を敵に回すような感じでとても手ごわいわけですが…
・比較的自由裁量が認められている職場で働いている私ですが、この本は、効率を目指して、従業員をインセンティブで拘束するよりも、良い仕事ができるような職場づくりが、結果的に従業員を育て、良い組織に繋がる、という考え方に基づいて、エピソードを集め、示しています。