破綻のイメージがなくなり、すっかり元気な会社になったJAL。破綻前から今までの数年間の変化は、外からはなかなか想像ができません。
会社がおかしくなっていること、そしておかしなことがそのままつづいていることを、社内の多くが認識しながら、まさか潰れることはないだろう、と誰もが思っていることの怖さがまず
...続きを読む、印象に残ります。
そして、潰れる瞬間からどん底の不安まで、辞める人、残る人、残りたいけれど残れない人、それぞれの人間模様が、それぞれの方の言葉から伝わります。
復活できたのは、JALフィロソフィの力であるとは間違いありません。
当たり前だけれど大切なことが社内で共有され始めます。そして、分かっている、ではなく実際の行動にして互いに競争することが、短期間に会社を変える結果に繋がり始めるようになります。
その転換期間のころの空気感を感じることができるドキュメントと言えるでしょう。
機内食にモスバーガーを提供するための工夫を重ねるエピソード、そしてそれが実現するという結果が、新しくなったJALを象徴しているように感じられました。