金子寛人の作品一覧

「金子寛人」の「JALの現場力」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • JALの現場力
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    2010年の経営破綻から再生を果たし、2016年3月期には過去最高の営業利益を上げた日本航空(JAL)。再生の原動力となったのは、アメーバ経営・JALフィロソフィの導入により意識改革し「燃える集団」となった最前線の社員たちだ。  会長に就任した稲盛和夫氏の教えを採り入れ、客室や整備、空港などの現場は日々の業務を改め、採算性を改善。また、破綻で失ったブランドと信頼をゼロから再び築き上げるべく、各現場は自社のサービスを見直し、空港や客室での接客の改善や世界一の定時運航、驚きや楽しさのある新たな機内食など、サービスの向上につなげていった。  併せて破綻後のJALでは「人づくり」を重視。新入社員教育から年3回の「JALフィロソフィ教育」、客室訓練、女性活躍、働き方改革まで、JALならではの行動哲学を徹底しつつ、全社員が働きやすい環境を整えるべく取り組んでいる。  生まれ変わったJALで、組織と社員の総合力が遺憾なく発揮されたのが、2016年4月に起きた熊本地震だ。二度にわたる震度7の揺れで熊本空港の発着便がストップし、現地スタッフの1/3が避難を余儀なくされるなか、各担当者はどう動いたのか。  雑誌『日経情報ストラテジー』で大きな反響を呼んだ特集記事に大幅加筆し、稲盛和夫名誉顧問へのインタビューも収録。航空業界を長年ウオッチする専門記者が、取材期間1年以上、対象者100人超に及ぶ綿密な現場取材を基に、JAL社員たちの最前線での奮闘ぶりを追い、リアルな筆致で描写したケーススタディ&ドキュメント。

ユーザーレビュー

  • JALの現場力

    Posted by ブクログ

    JALの再建の歴史と大切にしている経営理念が描かれていた。稲盛和夫さんの教えをもっと学びたくなる。
    ・JALフィロソフィー
    ・部門別採算制度

    0
    2023年09月03日
  • JALの現場力

    Posted by ブクログ

    高校の先輩の著作。JALにはとっても愛着があるので。この本、JALがなぜ復活したか、かなり詳しくまとめられていて、とっても良著だと思います。

    0
    2017年04月04日
  • JALの現場力

    Posted by ブクログ

    2010年にJALが破綻し、会長としてJALの再建を導いたのが稲盛和夫氏。現在はJALの名誉顧問。

    稲盛氏は京セラ、KDDIの創業者でもあり、それらの経験を活かし、JALの再建にあたり
    ・JALフィロソフィと呼ばれる企業理念
    ・部門別採算制度と呼ぶアメーバ経営
    を導入。
    特にJALフィロソフィでは、自分の部署だけの業績ではなく、企業全体を律するための考えや各社員の理念となる哲学を子会社含め、会社の隅々まで浸透させた。
    さらに、「全従業員の物心両面の幸福を追求する」ことを掲げた。潰れた会社の再建なのに最初の目的が社員の幸せであるが、従業員が幸せになれば必ず株主に報いていけると考えた。

    こうし

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    2025年06月17日
  • JALの現場力

    Posted by ブクログ

    飛行機、空港って、やっぱりワクワクするワードですが、やはり破綻してしまったJALに待ち受けていたのは過酷なものだったのねと。

    破綻から再生、現場の裏側などを描いた一冊。

    京セラ、DDIの創業者である稲盛さんのアメーバ経営やフィロソフィが、JALの現場の一人一人に浸透していった様子がわかります。

    日本を代表する企業が破綻するというのは、ビジネスとか経済とかに詳しくない私ですら、そりゃ大変な事が起きた!と思いましたが、やはり子会社や関連会社の現場を担う社員一人まで意識改革していかないといけなかったんだなと…。

    他にも稲盛さんの本やJAL再生の本は読んでますが、この「JALの現場力」の中で一

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    2020年04月29日
  • JALの現場力

    Posted by ブクログ

    ◯部門別採算
    ・経営幹部の業績報告会、低い目標なら達成するのは当たり前と叱責され、高すぎる無謀な目標もいけない。自部門の実力を冷静に見定め、責任者が意思を持って数値を上積みし、目標達成に向けた努力をする必要がある。そしてその過程で組織は更に強くなる。それが、全員経営につながる。
    ・採算表をグループ内で共有し、みんなで採算意識を持つようにした。

    ◯女性活躍を阻む壁
    ・ロールモデルがいなければ、パーツモデルを集めよう
    ・「ブレイク・シーリング」と題し、アンケート調査で実態を調べた。ズバリ尋ねても回答が得られにくいので、上手く潜在意識を引き出すように行った。共分散構造分析。
    ・女性社員からは、評価

    0
    2018年10月07日

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