作品一覧

  • 沖縄歴史物語
    4.0
    1巻968円 (税込)
    沖縄学の父と呼ばれた伊波普猷が、敗戦後米軍施政下に転落した沖縄にあって、その一千年の苦難の歴史を描きあげ絶筆となった標題作をはじめ、伊波独自の沖縄歴史論を集める。
  • 沖縄文化論集
    4.5
    1巻1,320円 (税込)
    天体や海洋への鋭敏な感性、孤島の生活、琉球神道とマレビト、古代神話と月、入墨の文化。民俗学や民芸運動の先駆者たちが、戦禍を越え「沖縄学」を打ち立てた珠玉の15編。詳細な注釈・解説で読み解く。
  • をなり神の島 1
    -
    1~2巻2,860~3,190円 (税込)
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 柳田国男とともに沖縄研究の師祖と仰がれる著者が,多年にわたる研究成果を集大成した古典的著作。沖縄を知ろうとするものにとって,逸することのできない文献である。原本は正続分冊で刊行されたが,第1巻はその正編,全2冊17編中14編を収める。

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • 沖縄文化論集

    Posted by ブクログ

    【沖縄文化論の草分け論集】
    明治政府による廃藩置県で琉球王国が滅亡し沖縄県とされたのは、1879年である。日本で沖縄文化研究の本格的な気運をつくったのは民俗学の創始者の柳田国男だった。柳田は南島こそ日本文化の源流と見ていたのだ。柳田の『海南小記』に刺激されて、折口信夫も沖縄を訪ね、『琉球の宗教』を書く。他方、民芸運動の主唱者柳宗悦は、沖縄における「民衆芸術」の営みを愛でた。
    本書は、柳田、折口、柳をはじめとする沖縄文化論の草分けの論考が詳細な注記とともに読みやすい形で提供されている。返還50周年を機に、沖縄の文化を見つめ直すのに格好な本である。
    柳田「日を経て南の風の吹く頃には、遙かなる常夏の

    0
    2022年10月14日
  • 沖縄文化論集

    Posted by ブクログ

    沖縄事前読書週間4冊目。沖縄文化論は個人視点で面白かったが、こちらはこちらで包括的感があってよかった。年代も古いものが多いが、押さえるべき評論や議論の流れの数々なんだろうなと。
    琉球の宗教(折口信夫)をお勧めされてから手に取ったのだけど、柳田邦夫やら伊波普猷やらも読めてよかった。『月と不死』やはり読まないとなあ。

    そのほか「南島の入墨(針突)に就いて」、「尾類考」が面白かった。本当はここら辺も深めたいんだけど、一旦沖縄シリーズはこちらで終わり!

    0
    2024年11月04日
  • 沖縄歴史物語

    Posted by ブクログ



    平凡社 伊波普猷 「沖縄歴史物語 日本の縮図」

    沖縄学の大家が記した琉球沖縄史の通史。絶筆だが、後世の沖縄学者や沖縄の人々に託したメッセージは伝わる


    著者のメッセージは、神話、言語、宗教、統一王朝を持ち、ヤマト民族の祖系である南島文化の誇りと自覚を沖縄の人々に伝えたかったのであり、そのために沖縄学の学者は このテキストから史実を検証してほしいということだと思う


    結文「沖縄人は幸福になれるか〜」は 名文


    エピグラフ「われわれは歴史によっておしつぶされている」は 印象に残る。サブタイトル「日本の縮図」の意味は、琉球沖縄の孤島苦の歴史と敗戦後の日本を重ね合わせて、歴史に押しつぶさ

    0
    2022年12月12日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!