今や「笑点」司会でお馴染みの落語家・春風亭昇太師匠のエッセイ集。
番組内での「結婚できない人」キャラ、数々の俳優業、たまに見るお宅訪問系企画で垣間見える優雅な独身生活などなど、この人一体どういう事考えてるんだろう?という好奇心に背中を押されて手に取りました。
もー、想像以上の面白さだったじゃない
...続きを読むかー(←この「ー」の使い方が既に影響されてる)。
軽妙な語り口に何度も吹き出してしまい、人目のある所で読むのが本当にしんどかったんですけど、そういう楽しい面白いの中にふと真剣な顔をして「いかに機嫌よく生きるか」を考えている昇太さんがいて、ああ、自分から意識的に動かなきゃ「楽」には生きられないんだな……と思わず襟を正した次第です。
博識でフットワークが軽く、美味しいお酒や楽しい事にどんどん手を伸ばしていく。そしてその経験を面白おかしく教えてくれる、人生の先輩のお話。読み終わるのが勿体ない1冊でした。
特に書評「大読書家への道」が大好き。