ともつか治臣の作品一覧
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おもしろかった
今回も安定してホラーと日常が両立していた。
何だかんだでダラさんも祟るというのを再認識する。
頭部はシリアスな展開になるのかと思ったらこの漫画らしいオチだった。
他の方の感想で気付くが確かに劇中劇やゲームにも気合が入っている
アニメ面白かったから原作も読んでみた
やっていることは洒落怖だがそれをぶち壊すのがユニークな味になっていた。
怪奇現象をものともしない姉弟の胆力が凄い。登場人物に誰一人として普通の人がいないのが強烈。
作者の性癖がにじみ出ている。ダラさんのコスチュームのバリエーションもこだわりを感じる
Posted by ブクログ
アニメ万歳!!・・・まぁ、私は一度も視聴できないまま、最終回を迎えてしまったけど。
毎巻、あんだけ感想を書いているのに、アニメを観る努力を怠るとは、ファン失格だぞ、と他の人に言われても、ぐうの音も出ない体たらくで、ともつか先生には、ただただ、地面に頭をメリ込ませるくらいのマジ土下座で詫びるべきか。
せめて、円盤はちゃんと購入しよう・・・・・・いや、決して、乳首が解禁されているって聞いたからじゃありませんよ?
当然だけど、めっちゃ面白く、現時点での最高を更新してきた。
この(8)の見所は、まぁ、ぶっちゃけ、全部だが、さすがに、それでは未読の人に刺さらんし、既読の方にも白い目で見られかねないので、やはり、絞るべき。
個人的に一番、グッと来たのは、ヤサカの過去だ・・・とてつもないレベルで蛇悪な存在だけど、その過去には悲しい出来事があったってのは、もはや、ど定番だが、本当に、良い漫画には、その手の同情を引かれてしまう過去があった方が、私的には刺さってくる。
思っていた以上に、ヤサカの過去と喪失の悲哀がデカく、読み応えが凄まじかった。
今も昔もおっかねぇのは、善人のフリが巧い外道の人間なのだろう。そんなクソ野郎が、己の積み重ねてきた罪科の重さに潰され、惨めな最期を迎え、スカッとさせてくれるのも、この『令和のダラさん』の良さなのは間違いない。
そんなヤサカにインパクトで負けてなかったのが、ハロウィンの催しで出逢った隆酣(りゅうかん)だった。
ダラさんも、ヤサカも、シリアスな空気を出せる事もあるけど、結局、現代っ子の感情に押され、振り回され、キャラ崩壊しちゃっているから、隆酣も薫と縁が出来ちゃったから、この厳格な美人のままじゃ、いられんだろうな。
この台詞を引用に選んだのは、ほんと、薫って良い子だなぁ、と思ったので。
押しが強く、その場のテンションだけで行動する、天真爛漫な美少女、いや、違う、美少年だけど、踏み込みの具合っつーか、ここまでは大丈夫ってラインを見極めるのが、実に上手い。
人によっては、小賢しい、と感じるだろうが、妖怪と関わる日常にどっぷり浸かっている人間には、そういう部分は必要だろう、どうしたって。
ニッターですら呆れるほど、ダラさんへの接し方がヤバい薫だけど、彼女がいないトコでは、彼女の過去を深く知ろうとしないモラルは、ちゃんと持ち合わせている。
そりゃ、隆酣も絆される訳だ。
だからこそ、そんな薫が、自分の命が脅かされるのではなく、自分や周りの大切な人の誇りを踏み躙った輩に、ダラさんが「!!」となるくらい、自分が鼻血を出している事も気付かぬほどのマジギレするトコが見たい、と思ってしまう自分がいる。
薫みたいなタイプのキャラがプッツンし、外道を叩きのめすシーンからしか得られない旨味ってあるじゃないですか。
「ニッターはさ」
「ニッターて」
「ダラさんの事、よく知ってるの?」
「ああ、あれが人であった時からの。あやつの持つ僅かな範囲しか妖気を探知できぬ呪具の鈴を、対象を限定し、広範囲に報せる霊鶫の術を施し、教えたのは吾よ」
「へ~~~」
「・・・それだけか?」
「え?何が?」
「・・・昔の屋跨斑の事を聞くものかと」
「いいよ、別に。知り合いが今もおるんやなって思っただけ!本人が言いたい時に聞く!!」
「ふふっ、さよか」(by三十木谷薫、岳越九十八)
もう一つ、この(8)でグッと来た台詞っつーか、会話を挙げておきたい。
これまでの会話にも、ヤサカと巴の間にある絆を感じてきたが、これらは特に強かった。
巴が今わの際だってのも、強く感じた理由だろう。
ヤサカの、悪に位置する存在だからこそ持つ情、それが辛く、切ない。
大切な人を傷付けられた事で殺意が湧くほどの慈悲など一欠けらも持たないで済む存在であったのなら、ここまで苦しむ事もなかっただろうに。
「ヤサカ、私、死ぬんやね」
「ああ」
「悔しいなぁ。焼かれて、殴られて、遊ばれて、なんのために生まれてきたんやろなぁ・・・ああ、でも、ヤサカ、あんたといた時間は楽しかったなあ」
「そうか」
「あは、そうだ、先生・・・あいつが言うてたよ、私の身体は特別やって、神様の力が宿ってるんやって。
ヤサカ、私をあげる。それで、神様になって。
そのかわり、神様、どうか、二度と私が生まれぬよう、何もかもなくなりますように」
「心得た」(by巴、ヤサカ)
「ずいぶん、大きゅうなったねぇ」
「そうか?お前に合わせたつもりだったが」
「私を抱えとる手は小さいみたいやけど、前よりずっとずっと大きゅう感じる」
「そうか」
「私は今、生きてるん?」
「いや、妖物と強く交わったせいで、一時、妖に近い存在になっておってな、もう死んでおる」
「そっかぁ。
ヤサカは妖怪だから、今は人に化けてるのやね」
「ああ、体を喰ろうた詫びに、お前の首を清めて粧すには蛇の姿では不便でな」
「あはは、嬉しいなぁ。お化粧なんて初めてや。醜女の私も、少しはましになったかな」
「?」
「ああ、眠いなぁ。嬉しいなぁ。ヤサカにこうして、看取られるなら悪くないおわりかた」
「巴、お前は美しいだろ」
「そっかぁ。
さよなら、ヤサカ」
「ああ、さらばや、吾の最初の贄よ」(by巴、ヤサカ)