作品一覧 2023/09/28更新 スピングラス理論と情報統計力学 試し読み フォロー 量子コンピュータが人工知能を加速する 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 西森秀稔の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 量子コンピュータが人工知能を加速する 西森秀稔 / 大関真之 筆者は量子アニーリングの考案者だが、D-waveが量子アニーリングを実現したことに脱帽されており、正直な方という印象。量子アニーリングは「ぶっ飛んでいる」という表現にワクワクするものを感じた。今後の発展に期待したい。 Posted by ブクログ 量子コンピュータが人工知能を加速する 西森秀稔 / 大関真之 量子アニーリングの発案者でもある西森氏が書いた、量子コンピュータに関する基本書。 最近の北米の動向や今後の日本の取るべき方向性についても少し触れてある。特に6章は至極納得感がある章。 内容、文章ともに明確で、量子コンピュータについての興味が深まる1冊。 量子コンピュータが汎用化されると、どういう良い...続きを読む事が起こるか、知識のない消費者に対してもわかるように書いてあるので、おすすめ。非常に面白い。 Posted by ブクログ 量子コンピュータが人工知能を加速する 西森秀稔 / 大関真之 とにかく量子コンピュータの仕組みが知りたくて読んだ。そして説明できるレベルではないが、イメージは掴めた。かなり複雑な「量子コンピューティング」のイメージを掴ませられるだけでもかなりの良著だと思う。 従来の半導体を用いた仕組みとは全く違い、(D-Wave社製の例で言うと)ニオブという金属をキンキンに冷...続きを読むやして超伝導状態にして…という科学実験装置のような仕組みだそうだ。 量子コンピュータというのは現代のコンピューティングを大きく前進させる可能性があるというのは間違いない、ということが理解できた。(「人工知能を加速する」は釣りタイトル感があるが) 未来の話のようでもあるが、実はすでにD-Wave社がすでに商用化している。ただしこちらは「組み合わせ最適化問題」と呼ばれる計算以外には使えない。ただし得意な問題に対しては実際に既存のコンピューティングを大きく凌駕する。 文章も読みやすいし、文量も少ない。科学者なのに読みやすくて面白い文章が書けるというのは貴重な存在だなと思う。 Posted by ブクログ 量子コンピュータが人工知能を加速する 西森秀稔 / 大関真之 量子コンピューターについて最近の組み合わせ最適化や機械学習への応用も視野に入れて解説。特に著者自身が提唱し、近年の進展のブレイクスルーとなった量子アニーリングについて平易に説明されている(古くからある量子ゲート方式との違い、量子アニーリングを物理世界で実現してしまうハードウェアの開発、シミュレーティ...続きを読むッドアニーリングとの対比を通じたトンネル効果の説明など)。 また、応用範囲についても、組み合わせ最適化と機械学習(特にサンプリング)について、どのような課題が量子コンピュータによって解決するのかが解説されている。 さらに、現在のレベルを冷静に分析した上で、今後の発展のためにどのような基礎研究・理論研究が必要かについても強調する。量子コンピュータの研究に人材と資金を呼び込もうとする意欲的な本。 日本の大学では、「理学・サイエンス」と「工学・エンジニアリング」が分かれていて交流がないと指摘する。 最後には、著者自身の最新のアクティビティーを例に、「なぜ・どう動いているかわからない」ものに対する基礎研究が制御や予測、技術開発のために必須だと訴える。 Posted by ブクログ 量子コンピュータが人工知能を加速する 西森秀稔 / 大関真之 大学の講義で量子に少し触れたがよくわかっていなかったので、試しにこの本を読んだ。 量子は0と1、どちらでもあるという状態を認めることでだいぶわかりやすくなった気がした。 量子コンピュータは0と1、両方である状態から、相互作用を考慮して、0か1を決める。機械学習は0か1どちらかを知っている状態で相互...続きを読む作用を定めるという、二つの関係もわかった。 Posted by ブクログ 西森秀稔のレビューをもっと見る