作品一覧

  • MUJI式 世界で愛されるマーケティング
    3.9
    「ムジの知」とは――MUJIの秘密を徹底解明! ●「一番普通の形」にする ●人が本能的に「心地よい」と感じるものを作る ●「余白の力」によってそのまま世界中で売る ●最大公約数が満足する「これ『で』いい」を目指す ●「それ以外」をすべて市場にする ●「個性の一歩手前」で止める ●「選択と集中」はしない ●「1+1=1」にする ●「わけ」を伝える 時の流れを超えていく、シンプルで地球大の思考法。 MUJIの商品が世界的な普遍性を持っている大きな理由はシンプルさにある。 そのシンプルさとは、使い勝手の良い「一番普通」の形を目指したデザインである。 だからMUJIは、世の中のいろいろなブランドに対して、「特徴がない」ことが特徴となれるブランドなのである。 MUJIが世界中の文化の壁を越えていける理由もここにある。 いろいろな文化を背景にしたブランドがたくさんある中で、「それ以外」を市場にしているMUJIの競争の仕方は、とても秀逸だといえる。 「それ以外」というポジションは、文化の壁だけでなく、時の流れも超えていける。 多くのブランドは流行を追う。MUJIは普遍を追う。 シンプルで地味な商品かもしれないが、だからこそ時代遅れにならない。

ユーザーレビュー

  • MUJI式 世界で愛されるマーケティング

    Posted by ブクログ

    文化人類学や社会心理学や空間デザインなど様々な観点からMUJIについて語っていて、面白かった。
    たとえMUJIに興味がない人でも、これを読めば店舗での商品やその見せ方が気になって見に行きたくなってしまうだろうと思う。私は見に行きたくなった。
    世界を隔てる4つの隔たりの話や、西洋東洋で別れる自然や美術との関わり方、MUJIに通じる禅や茶道の「余白」の概念や、エキサイティングな幸福感と穏やかな幸福感の話など、本当に色々な話が聞けて面白かった。読んでいてちょっと博識になれた気がする。

    0
    2020年03月24日
  • MUJI式 世界で愛されるマーケティング

    Posted by ブクログ

    無印良品というブランド、良品計画という会社が今まで以上に好きになった本。

    ・これ「が」いいではなく、これ「で」いいにする
    ・個性の一歩手前で止める

    コンセプトも聞いていて肩に力が入っておらず、心地いいなと思うものばかり。

    しかし、ふわふわしているだけではなく、「MUJI」とは何かをとことん考え抜き、「なぜ」を繰り返し、世界中の人に愛される商品を生み出し続けている。

    次に無印良品に行った時に、少しちがう視点で店内を歩くことができる。楽しみ!

    0
    2019年04月21日
  • MUJI式 世界で愛されるマーケティング

    Posted by ブクログ

    経験と理論の両方の視点からマーケティングについて語られている。そして、マーケティングの根本には理念やビジョンといった抽象的な概念に対する理解・共感がなされていることが大切である事をMUJIの商いを通じて実感させてもらえた。

    0
    2017年02月12日
  • MUJI式 世界で愛されるマーケティング

    Posted by ブクログ

    無印良品の考え方がていねいに説明されていて、わかりやすかったです。

    無印良品の商法は、珍しいですね。
    憧れます。

    0
    2025年04月20日
  • MUJI式 世界で愛されるマーケティング

    Posted by ブクログ

    ・MUJI式世界で愛されるマーケティング
    なぜ?と物事を疑う癖をつける(前提から疑う)

    細部にも妥協を許さない

    商品1つ1つにブランドがあるわけではなく、無印良品としてのブランド価値があるからこそ、
    どんなに売れそうな商品であっても、無印が出すべき商品なのか?
    この視点を忘れずに商品開発をしなければならない。

    ポジショニングや経営戦略において、MUJIは一般的なブランドと反対のことを行なっている。それがMUJIのブランド価値を生みだしている。
    他社がやっていることと同じことをやっても、同じような結果しか生まないし、模倣される。→価格競争に巻き込まれる。

    0
    2023年11月08日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!