磯田光一の作品一覧

「磯田光一」の「漱石文芸論集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 漱石文芸論集
    4.5
    1巻946円 (税込)
    漱石の小説はおおかた読んでいるという人も、評論や講演となると十分目がとどきかねるのが実情ではあるまいか。本書は講演記録『文芸の哲学的基礎』『創作家の態度』などを主軸として、他に評論文・談話・初期の文章から文芸論にかかわる作品を選んで編成したもの。ここに尖鋭勁強な理論家としての漱石像がくっきりと浮かびあがる。

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ユーザーレビュー

  • 漱石文芸論集

    Posted by ブクログ

    天才の頭の中を覗いてみたいと常々思っていて、そんな願いが叶う本な気がする。漱石がどのような態度や理論で小説を書いているのかが(全ては理解できないにしても)読めるのはありがたかった。芸術に対する考えは深く頷けるものだった。

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    2024年01月20日
  • 漱石文芸論集

    Posted by ブクログ

    『漱石文明論集』が非常に面白くて、続いて読んだ文芸論集は、いつか投げだしてしまったままだった。

    改めて読み終えて、登録するにあたって、文明論集とのレビュー数の差にちょっと笑ってしまった。

    必要があって読み返したのだが、漱石が明らかにしたいと意気込んだ「文学論」のほんの端っこを齧っただけでも、面白い。

    小説家には学問がいる。
    実際的な問題を、人を描こうと思ったら、単に表現がうまければ良いというものではない。
    思想が必要で、でもそれをちゃんと真として書き得ないといけない。
    真ならば真で、なんでもあるがままを描写すれば良いというわけでもない。
    人の心に残ること、人の心を動かすこととは何かに触れ

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    2020年10月07日
  • 漱石文芸論集

    Posted by ブクログ

    漱石の作品が本書に述べられているように理論的に著されていると思うと感慨もひとしおだ。しかしまた、東大での英文学の講義が理に走り過ぎて最初は不評だったことも頷ける。西洋文明に対する批判的態度も、実際に彼が英国留学を経験したうえでのことで、当時の多くの日本人や現在の自分などが想像しえない境地にいるからだと思える。講演録もユーモア溢れるものだったが、「道楽と職業」が最も楽しめた。

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    2017年08月21日
  • 漱石文芸論集

    Posted by ブクログ

    夏目漱石は、おそらく近代日本の作家の中では例外的に、文学を理論的に考えようとした書き手である。漱石は、小説が「書かれるもの」=言語による再現であることに自覚的だったし、だから、小説の構成やさまざまな語りの技術=技法をおろそかにできないとも考えていた。一定の留保は必要ではあるが、漱石のテクストは、彼の文学理論の実作化という側面があることは事実である。そして、この自覚が、漱石と?外とを分けるポイントでもあるのだろう(?外は稀代の名文家であるが、小説的な構成、構想力という点では、漱石と比べて見劣りがする)。

     それにしても、この構成は編者の磯田光一によるものなのだろうか。抄録がほとんどで、一つ一つ

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    2019年02月17日

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