作品一覧

  • 森に帰らなかったカラス
    4.0
    1巻1,584円 (税込)
    1957年、ロンドン郊外の町。 11歳の少年ミックは、ある日、 近所の森で、ケガをした鳥のヒナを 見つけ、家に持ち帰る。 ニシコクマルガラスのそのヒナを、 ミックは両親とともに手当てし、 「ジャック」と名付ける。 ミックの家は駅の目の前にあり、 両親がパブを営んでいる。 ジャックはミックになつき、 一度は森に帰そうとしたものの、 パブにいついてしまう。 パブをちらかして、ミックの母さんや、 パブの従業員に嫌な顔をされたりするものの、 常連客をはじめ、 みんなに愛されるようになっていった。 ジャックが電車に乗ってしまい、 隣の町まで運ばれてしまったり、 よそのおばあさんに連れていかれてしまったり…。 そうしたちょっとした事件がおこるたびに、 ミックや近所の子どもたち、 パブの常連客たち皆が、ジャックを捜索し、 帰ってくるたびに安堵するのだった。 ところが、ある日…? 少年と動物とのふれあいを、父親の兵士時代の心の傷をまじえつつ描く。 ロンドン動物園の元主任飼育員の少年時代の実話をもとにした、心あたたまる児童文学。
  • 世界一のクマのお話 クマのプー
    -
    1巻836円 (税込)
    世界で最も愛されているクマ、「プー」の物語に、公式続編ができました! 「クマのプー」がこの世に生まれて90年。時代を超えて多くの人に愛され続けたプーの新しい冒険が、4人の人気児童文学作家が書き下ろす、春夏秋冬の4つの物語として生まれました。E. H.シェパードの画風を踏襲した、温かくウィットに富んだプーたちのイラストが、全編を彩る贅沢なオールカラー版!

ユーザーレビュー

  • 森に帰らなかったカラス

    Posted by ブクログ

    11歳の少年ミックは、公園の森の中で傷付いたニシコクマルガラスの雛を見つけ、連れ帰って世話をした。ジャックと名付けられた雛は回復し飛び方を覚え、森に返されることになったが……? 第二次世界大戦の傷跡がまだ大人たちの心の中に残るイギリスで、少年とニシコクマルガラスとの絆を描く物語であると同時に、ミックが戦争で命が失われるということを理解していく物語。

    ジャックとミックの関係がとても素敵で、読んでいて羨ましかった。動物好きにはたまらない1冊。また、父と子の物語でもあり、年ごろの男の子が父親に対して厳しい目で見たり、疑ったり、紆余曲折の結果、以前よりも信頼するようになるところが戦争とからめて描かれ

    0
    2025年10月26日
  • 森に帰らなかったカラス

    Posted by ブクログ

    人々の心に戦争の傷あとが残る1950年代のイギリスで、11歳の少年ミックが、けがをしたニシコクマルガラスのひなを家で育てていく物語。ジャックと名づけたひなは、「森に帰らず」にミックになつき、地域の人たちにも愛される存在になる。

    ニシコクマルガラスとの交流を通して、帰還兵である父を深く理解し、成長していく少年の姿を描く力強い作品だった。この少年は、後にロンドン動物園の主任飼育員になるミック・カーマンであり、この物語は彼の少年時代の実話に基づいている。

    作者があとがきで「これは一羽のニシコクマルガラスが大空をはばたくだけの物語ではないと感じました」と書いているように、第二次世界大戦中に爆撃機で

    0
    2025年06月22日
  • 森に帰らなかったカラス

    Posted by ブクログ

    漢字 小学校高学年以上レベル
    フリガナ なし(難しい字のみあり)
    文字の大きさ 小
    長さ 長い(304ページ)
    出版年 2024年
    内容 1957年のイギリス。けがをしたニシコクマルガラスのひなを拾った少年と、帰還兵の父をはじめ、大事なものを失った経験のある町の人々との交流を描く。2025年度読書感想文コンクール課題図書(小学校高学年)。
    感想 主人公の感情の動きや言動・行動がとてもリアルで、今、目の前にあることにのみ一生懸命になってしまう子どものものの見方、考え方をよく反映している。話はカラスと少年の日々の交わりがメインで、戦争や命や死の話は表に出過ぎず、しかし背景として、主人公を取り巻く人

    0
    2025年06月16日
  • 森に帰らなかったカラス

    Posted by ブクログ

    2025年度高学年読書感想文。読み始めは、現代との生活慣習や衛生観念、倫理観の違いから、「今の子どもが読んで面白いのかなぁ」と思った。しかし読み進めているうちに、単なる「鳥を拾って育てた」という話にとどまらず、家族の抱える秘密とを絡めて描いていることに気がついた。そして、衝撃のラスト。あまりに突然で、なんの伏線もなくて、主人公のミックとともに、私も驚いた。最初の違和感さえ抜けられれば、グイグイ読める本だと思った。

    0
    2025年05月14日
  • 森に帰らなかったカラス

    Posted by ブクログ

    面白かった……!
    一気読み。
    動物好きの主人公ミックと、カラスとのふれあいが主軸だけれど、同時にミックのお父さんの戦争体験を昇華させるための物語でもある。
    泣きながら読み終えて、後書きを読んでひっくり返った、まさかの実話!!!!

    0
    2025年04月26日

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