作品一覧

  • 闇の国々II[分冊版] サマリスの壁
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    1~4巻594~1,540円 (税込)
    〈闇の国々〉――それは、我々の現実世界と紙一重の次元にある謎の都市群。 人々が平穏に暮らす都市クシストスで、ある噂が広がっていた。ここ数年の間、近隣の都市サマリスを訪れた旅人がことごとく姿を消していたのだ。調査員としてサマリスに派遣されたフランツ・バウアーは、閑散として、どこかよそよそしい雰囲気を持ったこの巨大な都市の秘密に巻き込まれていく……。 (この作品は『闇の国々Ⅱ』に収録されています。重複購入にご注意ください)
  • 闇の国々III[分冊版] ある男の影
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    1~3巻858~1,650円 (税込)
    〈闇の国々〉――それは、我々の現実世界と紙一重の次元にある謎の都市群。 保険会社に勤めるアルベールは、若く美しい妻を得て、公私ともに順風満帆な生活を送っていた。しかしある時から彼は恐ろしい悪夢に悩まされるようになる。次第に仕事や夫婦関係にも支障をきたすようになり、彼は画期的な新薬を試してみることにした。悪夢は消え去ったかに見えたが、事態はさらに悪化していた。なんと、彼の影に色がついてしまったのだ……。 (この作品は『闇の国々Ⅲ』に収録されています。重複購入にご注意ください)
  • 闇の国々IV[分冊版] アルミリアへの道
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    1~3巻1,100~1,540円 (税込)
    〈闇の国々〉――それは、我々の現実世界と紙一重の次元にある謎の都市群。 X年5月25日、飛行船ツェッペリン号が極地の都市アルミリアに向けてミロスを出発した。乗組員たちに混じって飛行船に乗り込んだ少年フェルディナンは、〈闇の国々〉全体に影響を及ぼしかねないアルミリアの異変から街を救うという密命を帯びていた。出発してまもなく、フェルディナンは、強制労働させられている工場から逃げ出し、飛行船に潜り込んだ幼い少女エラと出会う。エラとともに世界各地の名所をめぐり、最終寄港地のミロスに向かうフェルディナンの旅路は順調に見えたが……? (この作品は『闇の国々Ⅳ』に収録されています。重複購入にご注意ください)
  • 闇の国々[分冊版] 狂騒のユルビカンド
    -
    1~3巻1,100~1,760円 (税込)
    〈闇の国々〉――それは、我々の現実世界と紙一重の次元にある謎の都市群。 政府公認の都市設計家として、完璧なシンメトリーを実現した都市ユルビカンドの建設を進めていたユーゲン・ロビックは、ある日、掘削機の刃が欠けてしまうほど堅固な物質でできた、奇妙な立方体の骨組みを手に入れる。やがてその奇妙な物体は骨組みを延ばし、部屋いっぱいに広がり始めた。刻々と成長を続ける立方体はやがて部屋を突き抜け、外部世界を侵食しはじめるが……。 (この作品は『闇の国々』に収録されています。重複購入にご注意ください)
  • 闇の国々
    4.2
    1~4巻3,762~3,960円 (税込)
    〈闇の国々〉――それは、我々の現実世界と紙一重の次元にある謎の都市群。 ある日突然増殖しはじめた謎の立方体に翻弄される人々を描く『狂騒のユルビカンド』、巨大な塔の秘密をめぐる冒険から、数奇な運命へと導かれる男を描く『塔』、未知の天文現象により、体が斜めに傾いてしまった少女の半生を描く『傾いた少女』、傑作と名高い選りすぐりの3作品を収録した歴史的名作シリーズの初邦訳。 メビウス、エンキ・ビラルと並び、BD界の三大巨匠と称されるスクイテンが、ついに日本上陸。繊細な描線、計算されつくされた構図、あらゆる芸術のエッセンスを詰め込んだBD芸術の真骨頂! 第16回文化庁メディア芸術祭大賞受賞作品。
  • 闇の国々II

    Posted by ブクログ

    1巻とは違って悪夢的な牢獄に囚われたような不気味さ。どっちにしても面白いですが。物語を語るための必然なのはわかるけど、コミック形式から離れた文字表現はちょっと不満。同じように必然にせよ『古文書官』で物語世界『闇の国々』をメッチャ持ち上げてるのも居心地悪くは感じた。とかまあ不満はあるけど他に類を見ない建築ロマンチックな作品で最高に良かったです。

    0
    2017年04月25日
  • 闇の国々

    Posted by ブクログ

    とても空想的でいて写実とディテールで地に足がついた、夢とは違う現実から数歩ずれた世界の楽しさ。銅版画的なタッチ、メディアを横断する手法も魅力的。結末はどれも謎めかせつつも捨て鉢でなく後味も良い。

    0
    2015年04月27日
  • 闇の国々

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ああ~とてもとても面白かった。
    一篇をぐいいいーと集中して読み、
    一日以上間を取って次に進む、
    だってすぐ次に移ってはもったいないから
    物語に入り込んでた至福の時間の記憶を長引かせたいから
    というように読みました。
    深く大きく造り込まれた設定、
    驚きと美しさを伴ったメタ的な手法、
    建築物への
    趣向、
    センチメンタルなロマンスの味付け
    (女性の裸体もきれいに描いてあるなあって。)
    いやあ大好き。
    "マンガ"に付随した虚構テキストに触れるのもこれまた贅沢な体験で嬉し。

    0
    2014年08月10日
  • 闇の国々

    Posted by ブクログ

    ・一個の小宇宙。そんな印象を受ける、マンガを越えているマンガ。ヒトコマヒトコマの描き込みが恐ろしいほど細密。

    ・ストーリーは、いかにもフランス気質っていうか、不条理で哲学的でSF的…いく通りにも読み解くことができそうな、象徴的な話。

    ・架空の町々と歴史、そこに住む人々。現実世界との実験的手法で描かれるクロスオーバー…たまらない人にはたまらない、そんな作品。

    ・とりあえず、値段だけの価値あり。

    ・日本語版は、冒頭に作者の解説(ほんの「さわり」だけど)が掲載されていて、予備知識として頭に入れておくと、スムーズに物語に入り込める親切設計。

    0
    2013年01月18日
  • 闇の国々II

    Posted by ブクログ

    カフカ的な世界になってきた。
    闇の国々というタイトルは、光が入らないという意味での闇ではなく、人生の暗闇のような、光の当たらない人生、手探りで進むしかない世界をさしているのかもしれない。
    そして、不可解な世界から人々は抜け出していく。

    ある種の冥土巡りなのかもしれない。
    この不可思議な世界を支えるのは、スクイテンの圧倒的な画力。構築美だ。

    0
    2020年11月06日

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