自分の心は、自分で決めると言う意識が大切。
人間の脳は、楽な方に進むようにプログラムされているため、言い訳をしてしまう。
ただ、言い訳をしていると、自分の心はどんどん外側に支配されてしまう。
その事実に、まずは気づくことが大切。
言い訳をしていても、一瞬だけ楽になるだけで、外側の事実は変えられないので、
同じことでずっと苦しむことになる。
自分で決断していれば、
外側がどう変わっても心に影響は無い。
全てにおいて、意識がなければそれは存在していないことと一緒。
自分の心の状態も自分で決めることができる。
物事の意味付けは自分がしている。
不快な気分になっているなら、
不快な気分を選んでいる自分がそこにいる。
そういったことを意識しながら自覚することが大切。
決断する事は行動だけではない。
その時の気分も、決断のうちにはいる。
良い、悪い、ネガティブ、ポジティブと言うのは、
自分が後から付けた意味付けに過ぎない。
感情に良いも悪いもない。
そして、
ネガティブとポジティブもどちらもが大切。
感情の種類をたくさんリストアップしてみて、
1日の中で、自分がどの時間にどんな感情を抱いていたかを振り返り、
できれば、それを人に話すことで、
結果どうなるのかと言うと、
悪い感情が消えていることに気づく。
何故かと言うと、感情は持ち続けることができないから。
悪い気分の原因になった事実を思い出すだけでは、
過去の事実は変えようがないものなので、
悪い気分はずっと心に残ったままになってしまう。
つまり、それはその事実にいつまでもとらわれてしまうということ。
でも、感情を相手に吐き出すことで、
悪い感情を手放すことになる。
これは紙に書いても同じ効果が得られる。
言語化し、紙に書いたり、人に話すことなどをして手放すこと。これがとても有用だと思った。
自分の心に影響を与えている、
言葉、表情、態度。
だからこそ、普段から口にする言葉には気をつけたい。
無理にでも笑顔を作っていると、楽しくなってくるのと同じで、
前向きな言葉を常に発していると、やはり心も明るくなってくる。
何か行動を起こす時、いろいろと考えるように、
言葉を発する前にも、言葉を選ぶことを忘れずにいたい。
笑顔でいることで、気分が良くなってくる事は確かだが、
間違ってはいけないのは、無理やり、ポジティブに考えようとしたり、
無理やり笑顔を作ろうとすること。
嫌なことがあってから無理に笑顔を作るのではく、普段から笑顔を心がけていると、心が良い状態になりやすいということ。
自分で決断すること、
自分で自分を満たすこと、
自分のために利益を優先すると言うのは、つまり「自利」
反対に自分より、他人優先になることを「利他」
というが、
この2つは2つで1つということ。
自分を満たすために行動していると、自分勝手と思ってしまうかもしれないが、
純粋に自分が楽しくてやっている事が人の役にたつこともある。
「自利利他」という言葉は、噛み砕くと、
自分にとって役立つことは社会でも役に立つということ。
「頑張る」という言葉においても、
もう一度考え直したいなと思った。
自分の目標に向かって頑張るのはいい頑張りだが、
自分の心に嘘をついて、我慢したり、耐える頑張りは良くない頑張り。
そもそも、本当に楽しんでいれば、
「頑張る」という言葉が出てこない気がする。
何かにおいて「頑張る」と言う気持ちが出ているのなら、
その頑張りは必要ながんばりなのか?
と自分に問うことも大切だと思った。
自分が困った状況にいるときに、
「逃げる」という選択肢も1つだが、
これはあくまで1瞬の効力に過ぎない。
なので、逃げながら、本質となる問題の解決策を考えることが重要。
人の恐怖や不安、心配はどこから来るのかと言うと、
「かもしれない」と言う根拠のない、
まだ起こっていない、
未来に対しての想像からくるもの。
さらには、自分に自信がなく、その未来への恐怖が本当に起きたとき、自分では解決できないと心が思っているから。
不安は、自分の心が作り出しているもの。
そうなるとは限らないのに。
根拠のない「かもしれない」には、
同じく、根拠のない「大丈夫」と言う魔法の言葉で、自分を落ち着かせることも1つ。
人が行動を起こせない理由のひとつは、
「自分を信じられていない」から。
自分を信じるためにはどうすればいいのか?と言うと、
小さな成功体験を積み上げていくしかない。
小さな小さな行動で良い。
その行動の積み上げが、自分に自信をくれる。
自分が1番の自分の理解者、そして応援者。
「自分の人生を生きる」ために、
とても学び多き本だった。