【感想・ネタバレ】世界一受けたい「心理学×哲学」の授業のレビュー

あらすじ

人気ブログランキング「心理学」部門で大人気のブログがついに書籍化。

もしもアドラーと老子が同時に悩みを解決したら?
そんな夢のような授業がここに実現!

後悔、不安、モチベーション、決断力、コミュニケーションなど……
今まで解けなかった悩みに「心理学」と「哲学」が決着をつける!

これは大人になってしまった今からでも人生改革・意識改革をしたい! と願う人へ贈る最後の授業である。

■目次
1時限目 この世のしくみ
・世界に意味をつけているのは自分でしかない
・一生後悔せずに済む方法

2時限目 私のしくみ
・日常的にランナーズ・ハイを体感する方法
・人は感情を持ち続けることができない

3時限目 人生を今から変える成功法則
・成功したければ、あえて「逆」をやろう!
・本当に強い者は争わない

4時限目 がんばるだけが人生じゃない
・脱ポジティブシンキング
・あなた「は」正しいし、相手「も」正しい など


【著者情報】
嶋田将也

中学の頃いじめにあい、それが原因でうつ病を発症する。
その経験から、「心」の問題について興味を持ち、高校では独学で心理学について学び始める。
大学で哲学に出会い、あらゆるモノの考え方、見方を身に付ける。
「もしも心理学と哲学を掛け合わせたら、この世界から悩みが無くなるのではないだろうか……?」そんな想いをきっかけに、
心理学と哲学を掛け合わせた独自の思考法を開発する。
そして、昔の自分のように人間関係で悩む人の手助けがしたいとブログ『世界一受けたい心理学×哲学の授業』を開設。
8ヵ月ほどでブログの読者が2000人を超え、人気ブログランキング「心理学」部門でもTOP3に入るなど人気ブログに。
本書が初の著書となる。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

・「大丈夫」と言う名のおまじない、それは「大丈夫」
・大丈夫に根拠はないが、失敗するかもにも根拠はない。

0
2024年05月05日

Posted by ブクログ

自分の心は、自分で決めると言う意識が大切。
人間の脳は、楽な方に進むようにプログラムされているため、言い訳をしてしまう。
ただ、言い訳をしていると、自分の心はどんどん外側に支配されてしまう。
その事実に、まずは気づくことが大切。
言い訳をしていても、一瞬だけ楽になるだけで、外側の事実は変えられないので、
同じことでずっと苦しむことになる。
自分で決断していれば、
外側がどう変わっても心に影響は無い。
 
全てにおいて、意識がなければそれは存在していないことと一緒。
自分の心の状態も自分で決めることができる。
物事の意味付けは自分がしている。
不快な気分になっているなら、
不快な気分を選んでいる自分がそこにいる。
そういったことを意識しながら自覚することが大切。
決断する事は行動だけではない。
その時の気分も、決断のうちにはいる。
 
良い、悪い、ネガティブ、ポジティブと言うのは、
自分が後から付けた意味付けに過ぎない。
感情に良いも悪いもない。
そして、
ネガティブとポジティブもどちらもが大切。

感情の種類をたくさんリストアップしてみて、
1日の中で、自分がどの時間にどんな感情を抱いていたかを振り返り、
できれば、それを人に話すことで、
結果どうなるのかと言うと、
悪い感情が消えていることに気づく。
何故かと言うと、感情は持ち続けることができないから。
悪い気分の原因になった事実を思い出すだけでは、
過去の事実は変えようがないものなので、
悪い気分はずっと心に残ったままになってしまう。
つまり、それはその事実にいつまでもとらわれてしまうということ。
でも、感情を相手に吐き出すことで、
悪い感情を手放すことになる。
これは紙に書いても同じ効果が得られる。
言語化し、紙に書いたり、人に話すことなどをして手放すこと。これがとても有用だと思った。
 
自分の心に影響を与えている、
言葉、表情、態度。
だからこそ、普段から口にする言葉には気をつけたい。
無理にでも笑顔を作っていると、楽しくなってくるのと同じで、
前向きな言葉を常に発していると、やはり心も明るくなってくる。
何か行動を起こす時、いろいろと考えるように、
言葉を発する前にも、言葉を選ぶことを忘れずにいたい。

笑顔でいることで、気分が良くなってくる事は確かだが、
間違ってはいけないのは、無理やり、ポジティブに考えようとしたり、
無理やり笑顔を作ろうとすること。
嫌なことがあってから無理に笑顔を作るのではく、普段から笑顔を心がけていると、心が良い状態になりやすいということ。
 
自分で決断すること、
自分で自分を満たすこと、
自分のために利益を優先すると言うのは、つまり「自利」
反対に自分より、他人優先になることを「利他」
というが、
この2つは2つで1つということ。
自分を満たすために行動していると、自分勝手と思ってしまうかもしれないが、
純粋に自分が楽しくてやっている事が人の役にたつこともある。
「自利利他」という言葉は、噛み砕くと、
自分にとって役立つことは社会でも役に立つということ。

「頑張る」という言葉においても、
もう一度考え直したいなと思った。
自分の目標に向かって頑張るのはいい頑張りだが、
自分の心に嘘をついて、我慢したり、耐える頑張りは良くない頑張り。
そもそも、本当に楽しんでいれば、
「頑張る」という言葉が出てこない気がする。
何かにおいて「頑張る」と言う気持ちが出ているのなら、
その頑張りは必要ながんばりなのか?
と自分に問うことも大切だと思った。
 
自分が困った状況にいるときに、
「逃げる」という選択肢も1つだが、
これはあくまで1瞬の効力に過ぎない。
なので、逃げながら、本質となる問題の解決策を考えることが重要。
 
人の恐怖や不安、心配はどこから来るのかと言うと、
「かもしれない」と言う根拠のない、
まだ起こっていない、
未来に対しての想像からくるもの。
さらには、自分に自信がなく、その未来への恐怖が本当に起きたとき、自分では解決できないと心が思っているから。
不安は、自分の心が作り出しているもの。
そうなるとは限らないのに。
根拠のない「かもしれない」には、
同じく、根拠のない「大丈夫」と言う魔法の言葉で、自分を落ち着かせることも1つ。
 
人が行動を起こせない理由のひとつは、
「自分を信じられていない」から。
自分を信じるためにはどうすればいいのか?と言うと、
小さな成功体験を積み上げていくしかない。
小さな小さな行動で良い。
その行動の積み上げが、自分に自信をくれる。
自分が1番の自分の理解者、そして応援者。
 
「自分の人生を生きる」ために、
とても学び多き本だった。

0
2023年11月14日

Posted by ブクログ

スラスラ読んでるうちにあっという間に終わってしまい
少し物足りない感じがありました。

内容はシンプルですが考えてみると非常に奥が深い内容。でもとても分かりやすい。


少し物足りなかったのですが
サイトを巡っていると著者のブログ「世界一受けたい心理学×哲学」があり読んでみると

非常に心理学の事・哲学の事が載っており面白い。
本の内容はその著者がブログでは語れないと思った事なのかな?と思いましたが

ブログだけでも結構内容が良い物でした。
本とブログをセットで読む事をオススメしておきます(^^)/

0
2016年08月24日

Posted by ブクログ

著者の持論に心理学・哲学で解説していく内容
そこの解説者の感じでアドラーや老子がいる感じ。

とても読みやすくスラスラ読めました。
後悔は存在しない。で出た中国の哲人のお話はとても為になりました。


過去に捉われて後悔していたけど。
あぁ後悔しなくてもいいんだ。って思えました。

0
2016年08月24日

Posted by ブクログ

あえて逆に行くというその哲学者らしい発想。
悩みも正面から立ち向かうのではなくあえて逆から解決していく。

哲学と心理学というと
難しそうなイメージと思ってましたが結構シンプルでスラスラ読めました。

0
2016年08月07日

Posted by ブクログ

帯にアドラーとありますが、
アドラーはあまり出ませんが
アドラー心理学で重要な他者貢献・競争しない。
という所で老子とコラボして出てくる。

アドラー心理学で中々腑に落ちなかった
他者貢献・競争しないの2つが
一気に腑に落ちた。

自分の為に動く事が他者貢献に繋がっているというのは目から鱗でした。
綺麗ごとではなくしっかり筋が通っているのでスーッと理解できました。

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2016年08月24日

Posted by ブクログ

今まで解けなかった悩みを「心理学」と「哲学」が決着をつけるとのキャッチフレーズに惹かれて手にしたが、この手の本は良し悪しがはっきりするジャンルでもある。
残念ながら、行間広く、文章短く、内容は薄い。
適当な引用(老子等)でお茶を濁し、寄せ集めと陳腐な精神論のどこが世界一受けたいのかさっぱりわからない

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2016年11月09日

Posted by ブクログ

『嫌われる勇気』を読んで以来、アドラー心理学が気になっていたので購入。
改めて、アドラー心理学の魅力を感じました。

“悩まないために、自分の決断に責任を持つ”というところを読み、言い訳をしている自分に気づかされました。
仕事をする理由に、給料やボーナスなどを挙げていると、それがなくなった時に不満や不安(悪い気分や感情)が出てくる‥つまり悩んでしまいます。

だからこそ、自分がやりたい!と思って仕事をする。環境や経験、他人に惑わされないで生きることが大切。

普段の自分の生活とつなげて読むと、自分のことが少し見えてくるかもしれません。

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2016年09月25日

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