カーリン・フォッスムの作品一覧

「カーリン・フォッスム」の「晴れた日の森に死す」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 晴れた日の森に死す
    3.8
    1巻1,119円 (税込)
    ノルウェーの森の奥で、独り暮らしの老女が殺害された。被害者は玄関先の階段で血まみれになり、左目に鍬が突き刺さっていた。第一発見者の少年が、忌まわしい存在として知られる、精神病院に入院中の青年エリケを現場で目撃していた。捜査陣を率いるセイエル警部は、エリケを容疑者だと決めつける者たちの偏見の言葉に左右されず、冷静に証言や手がかりを集めていく。しかし信じがたい事実が判明する。エリケは近くの街の銀行強盗事件に巻きこまれ、銃を持って逃走する犯人の人質となっていた……。ガラスの鍵賞受賞作家が贈る衝撃のミステリ!/解説=ヘレンハルメ美穂
  • 晴れた日の森に死す

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    舞台はノルウェーの夏。鍬で老婆が殺された。そばにいたのは少年院(ノルウェーでは自由に外出できるらしい)にいる12歳の少年と、精神障害を持った男。男は最有力の容疑者となったが、銀行強盗の人質となり行方不明に。銀行強盗の男と精神障害の男は、行動を共にするうちに不思議な関係となり・・・。あとがきにも書かれているように、作者の犯罪者や弱者に対する視線は優しい。周りの人間は、彼らを一方的に蔑むのではなく、理解しようと努力もする。社会に上手く溶け込めない人たちが犯した犯罪は、彼一人のせいではないと訴えているような、そんな小説でした。精神障害の男が眠るようにあっけなく死に、銀行強盗の男があっさりと捕まったが

    0
    2023年04月11日
  • 晴れた日の森に死す

    Posted by ブクログ

    ノルウェーの作家「カリン・フォッスム」の長篇ミステリ作品『晴れた日の森に死す(原題:Den som frykter ulven、英題:He Who Fears the Wolf)』を読みました。

    「アンネ・ホルト」の『ホテル1222』に続きノルウェー作品… 北欧ミステリが続いています、、、

    「カリン・フォッスム」作品は2年近く前に読んだ『湖のほとりで』以来ですね。

    -----story-------------
    全世界で累計550万部、30か国以上で翻訳
    ガラスの鍵賞受賞作家が贈る衝撃のミステリ!

    ノルウェーの森の奥で老女が殺害される。
    被害者の左目には鍬が突き刺さっていた。
    第一発見

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    2022年12月02日
  • 晴れた日の森に死す

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったです。
    北欧ミステリーは暗くて良いです。
    世間から完全にはみ出している、周りの人と関われないエリケが、ひたすら哀しかったです。何か悪いことが起これば、全てエリケのせい。。
    頭の中で声がする…というのは言及されている病気があるのですが、セイエル警部は彼を理解しようと様々な人に話を聞きに行くのが良かったです。町の人も、警官でさえ老婆殺しの犯人はエリケだと決め付けているのに。
    そんなエリケは銀行強盗に巻き込まれて、強盗犯のモルガンと行動を共にしているのですが、エリケとモルガンの心が少し通っているのも良かった。そんな中での悲劇なのですが。

    しかし真相がまさかの、エリケを殺したカニックが老婆

    0
    2019年11月08日
  • 晴れた日の森に死す

    Posted by ブクログ

    ノルウェー、フォッスムの邦訳は2作品しかないのが残念。1作目検索したら、2年前に読んでいたすっかり忘れているが☆4個にしているので気に入ったらしい。もういちど読んでみよう。ー2回目

    3回目、同じ成川裕子翻訳なのに『湖のほとりで』と主人公警部と部下の名前の表記を変えている。セイエル警部シリーズ12作も出ているのに日本ではたった2作のみ、新作読みたし。

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    2018年12月15日
  • 晴れた日の森に死す

    Posted by ブクログ

    ノルウェーの作家カーリン・フォッスム、1997年発表のミステリー小説。

    森の中の一軒家に一人暮らしの老女が殺される。発見者は少年院に住む12歳の少年。精神病院を脱走した統合失調症の青年が現場で目撃され・・・。
    一応警察ドラマですが、犯罪捜査の場面は添え物のような物語り。多数の登場人物の間で視点が次々と切り替わり各々の心理描写がかなり克明に細々と描かれる群像劇のようなスタイルです。あまりに細々としたどうでもいいような描写にうんざりする部分もありますが、これがこの著者の持ち味なのでしょう。悪くはないです。
    ミステリーとしては他愛無い話で、物語りの要は銀行強盗をした間抜けな若者と彼が逃亡する際人質

    0
    2016年11月25日

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